こんな感じのミニアチュール
インドの細密画をキッチンの壁に二枚飾って、あと二枚はどこかにしまってある。
これを手に入れたのは、もう20年以上前のこと、アートショップに努めていたとき、旅行者と思しきイギリス人が持ち込んできたのだ。
柔道か空手をたしなみインドやチベットに赴き密教などにも触れている、高等遊民的な雰囲気を漂わせた人だった。
繊細緻密に描かれた小さな絵に惚れ惚れして、即決してしまった。
その絵を額装すると、宝石に金や銀の台座をつけてアクセサリーにした具合になる。
壁できらきらと変化する光を放ち、ずっと私の目を楽しませている。
ペルシャの細密画がインドに渡りムガル帝国でさらに昇華した二次元の宝石。
できればもっと集めたいけれどそれは縁があったらのこととしよう。