昨日、井戸端にあったバケツに、透明で丸い板状の氷ができていた。
おととしの冬だっただろうか、小さい人がそのような氷にビオラなどを飾ってちょっとしたオブジェを作ったことがあった。
畑から採ってきたばかりの野菜たちを持って出かけるところだったから、その美しい氷で遊ぶことは叶わず、やっぱりそれでも惜しいのでアリッサムの鉢植えに立てかけて氷鏡として一瞬の美を庭に添えたのだ。
写真を撮ろうとも思ったけれど、ねこが死んでからというものカメラの出番はめっきりと少なくなって、今回もお呼びがかからない。
きりっと冷たい空気の中で、氷鏡は太陽の光をきらきらと反射している。
にんじんや大根の泥をせっせと洗い落としていたならば、背後でカシャッという音がした。
氷鏡が陽に解けて崩れ落ちた音だった。
ありがとう、束の間でも美に触れられた。
今週、強烈寒波が押し寄せるらしいから、また氷鏡ができるだろう。
そうでなくてもまだ冬は始まったばかり、冬ならではの楽しみを満喫しようではないか。
おととしの冬だっただろうか、小さい人がそのような氷にビオラなどを飾ってちょっとしたオブジェを作ったことがあった。
畑から採ってきたばかりの野菜たちを持って出かけるところだったから、その美しい氷で遊ぶことは叶わず、やっぱりそれでも惜しいのでアリッサムの鉢植えに立てかけて氷鏡として一瞬の美を庭に添えたのだ。
写真を撮ろうとも思ったけれど、ねこが死んでからというものカメラの出番はめっきりと少なくなって、今回もお呼びがかからない。
きりっと冷たい空気の中で、氷鏡は太陽の光をきらきらと反射している。
にんじんや大根の泥をせっせと洗い落としていたならば、背後でカシャッという音がした。
氷鏡が陽に解けて崩れ落ちた音だった。
ありがとう、束の間でも美に触れられた。
今週、強烈寒波が押し寄せるらしいから、また氷鏡ができるだろう。
そうでなくてもまだ冬は始まったばかり、冬ならではの楽しみを満喫しようではないか。