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ラヴェル”ピアノ協奏曲 ト長調”

2015-11-08 22:14:06 | 音楽たちークラシック



Jean-Yves Thibaudet - Ravel - Piano Concerto in G major

今、NHKのクラシック音楽館を視聴している。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK交響楽団、ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ
による、ラヴェル”ピアノ協奏曲 ト長調”を聴く。
変化に富み楽しくそして美しい曲だ。
映画「のだめカンタービレ」の中でも演奏されていて、多くの人の印象に残っているだろうが、第2楽章までは紹介されていなかったと思う。
この第2楽章、ピアニストのジャン・イヴ・ティボーテも言っていたが、シンプルな音の構成で叙情性豊かに表現している。
自分にとってのラヴェルは、以前にも書いたことがあるが映画”愛と哀しみのボレロ”のメーンテーマとなっていた”ボレロ”の印象が付きまとっていて、バレエ音楽のイメージがこびりついていた。
なににおいても、出会いや第一印象は、人に固定観念を植え付けてしまうようだ。
つまりラヴェルは、その弊害を私にこの曲の感動をもって教えてくれた。
ありがとうラヴェル、これからはいろいろな作曲家の音楽を素直な気持ちで楽しめるようにしよう。