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picasso le homard et le chat
高校生のときに、初めてこの絵を見た瞬間ものすごく気に入った。
テーブルの上にドンと置かれたオマールエビを狩る気満々の猫の姿が、黄色と黒の緊迫した背景でさらに際立っている。
その様子を窺い見れる鑑賞者は、ニヤニヤ笑みが漏れてしまいそうだ。
この絵には、難しいアレゴリーなどなく(たぶん)、ただ命のあるがままを描いていて単純に楽しめる。
自分のときにはこのような絵を描いてみたい。
ピカソは大好きな絵描きではないけれど、この絵は文句なく好きと言えるだろう。
でもこの絵は初めて見ました。
面白いですよね。
こういう絵にしろ、人物画にしろ
彼の独特な造形美に惹かれます。
ユーモアのある絵が得意でもあるピカソは、立体もなかなかいけてます。
細い首と足がでっぷりとした胴体にくっついたヤギのブロンズ像があるのですが、庭に1体置きたいくらいファニーです。