rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

きになる突端

2015-11-15 22:35:26 | 旅先から
千葉県の突端と言えば、銚子市の犬吠崎と南房総市の野島崎灯台で、一昨日野島崎灯台を眺めてきた。
あいにくの雨模様で、灯台に登ることを諦め、近くの休憩所から灯台と太平洋を見たのだ。
天気がよく穏やかな海と引き潮が重なったなら、そこから広がる岩場へと歩をすすめられたようで、とても惜しいことをした。

地図を眺めるのが好きな自分は、形の複雑な日本の地形の中でも突端が気になっている。
北の突端の宗谷岬は、若かりし頃訪れたことがあり、遠くに臨む異国の地樺太を見て感慨深く思ったことがある。
大海に突き出したその地形が、新世界へ切り込んでいこうとする気概と、反面押し寄せ止めようもない大きな流れに突き立てる矛の切先のようでもあって、心がざわめきたてる。
日本にはたくさんの突端があり、地図を見るたびに訪れてみたいとわくわくしている。


梅雨のような蒸し暑さ

2015-11-09 22:16:42 | 日記
11月なのに、コタツの季節なのに、なにこの蒸し暑さ。
薄い長袖のブラウスに薄いウールのカーディガンを羽織ってのデスクワークでも、じんわりと汗がにじんできた。
秋雨と言うよりも、梅雨と言ったほうが近い陽気だった。
仕事の帰り道、道路にはカエルがぴょこぴょこ横断し、家のキッチンの窓にも、明かりを求めてやってくる蛾などの虫を狙って一匹のカエルが陣取っていた。
真冬の冷え込みのときには消えかけた虫の音も、昨晩から復活。
今はカエルがあちこちで鳴き始め、まさしくカエルの合唱だ。
でもこの気まぐれな天気も、明日あたりで平常運転に移行する予報。
そういえば、雨と暖かさで露地植えの葉物野菜や大根が急成長しているという。
一気に大きくなっては、収穫も間に合わないし、自家栽培では食べるのが追いつかなくて、ちょっともったいないような気がしている。

ラヴェル”ピアノ協奏曲 ト長調”

2015-11-08 22:14:06 | 音楽たちークラシック



Jean-Yves Thibaudet - Ravel - Piano Concerto in G major

今、NHKのクラシック音楽館を視聴している。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK交響楽団、ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ
による、ラヴェル”ピアノ協奏曲 ト長調”を聴く。
変化に富み楽しくそして美しい曲だ。
映画「のだめカンタービレ」の中でも演奏されていて、多くの人の印象に残っているだろうが、第2楽章までは紹介されていなかったと思う。
この第2楽章、ピアニストのジャン・イヴ・ティボーテも言っていたが、シンプルな音の構成で叙情性豊かに表現している。
自分にとってのラヴェルは、以前にも書いたことがあるが映画”愛と哀しみのボレロ”のメーンテーマとなっていた”ボレロ”の印象が付きまとっていて、バレエ音楽のイメージがこびりついていた。
なににおいても、出会いや第一印象は、人に固定観念を植え付けてしまうようだ。
つまりラヴェルは、その弊害を私にこの曲の感動をもって教えてくれた。
ありがとうラヴェル、これからはいろいろな作曲家の音楽を素直な気持ちで楽しめるようにしよう。

まさかの?

2015-11-07 22:34:22 | 空・雲・星・太陽たち
朝5時50分前だったろうか、窓から東の空を見て暗い藤色の雲の下に桃色がうっすらと広がるようすから朝焼けを期待していたとき、突然視界に飛び込んできたものがある。
眩く輝く白い光だ。
南から北へ向かって落ちていくその光は、七色の尾を持っていて、ぱあっと光を増したかと思ったなら消えてしまった。
もしかすると火球?
それもかなり明るい火球ではないだろうか、すでに夜は明けていたのだから。
想像することはあったけれど、まさか本当に見られるなどとは思わなかった。
いや、しばらく自分の目を疑い、半信半疑でうろたえていたのだ。
こうして記している今も、どこかで目の錯覚ではないかと訝しく思っている。
けれど、滅多にない機会を得られたのかもしれないと素直に喜ぶべきなのかもしれない。

この数日の流星観察は、月明かりもなく、風がない上に暖かくて、条件的に最良といえたと思う。
たしかに寝不足は体に応えるが、見たときの感動を思うと流星観察はやめられない。
来週、おうし座流星群二回目のピークも、できるだけ観察に赴きたいと考えている。


今日もついている、おうし座流星群2015年11月6日

2015-11-06 22:58:18 | 空・雲・星・太陽たち
今夜夜半から曇るらしいということで、早めに観察しようと20時20分あたりに外へでた。
空を見上げながら観察ポイントまで移動し始めてすぐ、南から北へ向かって眩く輝く流星を見た。
七色の光を纏わせた、まるで白色LEDのような流星だ。
思わぬ幸運に高鳴る胸で観察ポイントへ着いて間もなく、今度は南の空を東から西へと流星痕をたなびかせたものも見た。
こんなにはっきりとしたものを見られたのは、幸運なことだ。
その後は、かすかに光る流れ星を数個見て一度家の中へ戻った。
1時間して外へでたなら、北側の空は、雲の包囲網がしっかりとできている。観察できるのもあとわずかと20分くらい空を見ていたが、かすかな流れ星を数個見ただけで諦めることにする。

今回のおうし座流星群は、南と北で極大がある。
始めは南側で5日の夜から6日の明け方にかけて。
次は、北側の夜、11日から13日にかけて。
北側のとき、天気に恵まれて晴れるよう、今から願掛けを密かにしようか。