とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

赤ちゃんが欲しいあなたに・・・

2008年12月23日 | Weblog
メインが不妊治療ですので、ここのところ”不妊治療”についてのお話を書かせて頂いております。
もちろん、一般婦人科治療もおこなっておりますので、そちらの方も折々に書かせて頂きたいと存じます。

さて・・・”不妊治療”というものについて、殆どの方々は「赤ちゃんが欲しいから通っているの。治療名?そういえば、そんな治療名だったかしらね。」という感じです。

ですが、時々いらっしゃいます。
「私は’不妊’じゃない。なんで”不妊治療”なんて云われなくちゃならないわけ?」
確かに、’不’とか’無’とかの否定語が頭につくのは嫌ですよね・・・、人によってはカチンとくる方がいらっしゃるのかもしれません。
ですが、どうか、そんな事を気にする事が無駄な事だと思って頂きたいと思います。
’未’などの未然形=”未妊治療”だったら御納得されるのでしょうか?

日本では、自然にまかせて1,5年~2年以内に妊娠しない場合を、日本産科婦人科学会が’不妊’と定義しています。
ただそれだけのことです。
妊娠に至るには「排卵」「受精」「着床」という3つのプロセスがありますが、このどこかの段階に問題があると妊娠しにくくなります。

上記のような方に限って「この検査の意味が解りません。なんでこんな事をされるんですか?」と、突然逆ギレされたりします。
逆ギレになる前に、気になる事は、どうかひとつひとつご質問下さい。
手の空いているスタッフがきちんとご説明致しますので・・・。
ご納得頂いてお通い頂くのが、患者さん側にとっても我々医療従事者側にとっても一番良い方法だと思いますし、それが良い結果を手にする為の治療なのだと思います。

当院では、毎月1回土曜日の午後に「妊娠準備学級」というものを無料で開催しております。
日にちについては、クリニック入口や院内に掲示してあります。
「”妊娠準備学級”というものを土曜日に開催してますから、出てみて下さいね。」とお勧めしても、「そんなのに出なくても、そこでする話をこの診察室内で説明してくれればいいじゃないですか?」と仰る方もいます。
「私が納得するまで、私は診察室からでない。どんなに待合室が混んでいようと、他の患者さんを1時間でも2時間でも待たせ続けたとしても、私は構わない。」と仰る方もいらっしゃいました。
キャラからくるのではなく、きっとストレスからきているだけなのだと思いますが・・・。

医療をより良い方法としてご活用下さい。
ご質問や気になる事などをメモ書きにされてご提出頂ければ、御帰りまでに誠実にお答えします。
その場に来たら聞きたい事も忘れてしまうの~という方にとって、メモ書き質問はとても良い活用法だと思います。

生理が始まって16日目に確実に排卵があり、そこで排卵された卵が確実に受精出来る良い卵であり、排卵後14日で確実に生理がくるという’確実30日周期’が狂う事なく続くのだというような方は、医療を利用する必要はないでしょう。
どこかで何かのひっかかりがあるから出来ないのかな?というのであれば、うまく医療をご利用頂いて、望まれる結果を手にされて欲しいと存じます。

という意味でも、まずは原因を知ることから~が大切ですね。
そして多少の知識も必要ですね。
次回は、その辺を書かせて頂きます。
ーby事務長ー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする