とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

赤ちゃんが欲しいあなたに・・・その3

2008年12月29日 | Weblog
昨日は、ホルモン分泌などのトラブル = ”排卵因子” について書かせて頂きました。

本日は、その他に考えられる因子について書かせて頂きます。

”卵管因子”について
  ・卵巣閉塞 → 子宮卵管造影検査後にAIHが有効
  ・卵管狭窄 → 子宮卵管造影検査後にAIHが有効
  ・卵管采周囲癒着 → 数回AIHしても不可の場合ARTを選択する事が有効
  ・卵子ピックアップ障害 → ARTのみ有効
  ・感染による卵管異常 → 子宮外妊娠の可能性があるのでARTが有効

”子宮因子”について
  ・先天性子宮奇形 → 程度により妊娠可能
  ・子宮筋腫 → 程度により妊娠可能
  ・子宮内膜ポリープ → 程度により妊娠可能
  ・黄体機能不全 → 排卵誘発剤または黄体補充にて妊娠可能

”頚管因子”について
  ・抗精子抗体 → ARTのみ有効
  ・頚管粘液の異常 → AIHが有効

以上が、女性によくある不妊の原因です。
原因が分った方が早道だったりしますので、決して落胆されないで下さい。

”原因不明”というのが一番困った症状だったりします。

”原因不明”で一番よくあるのが、’卵子ピックアップ障害’や’受精障害’や’受精卵の染色体異常’などがあります。
’卵子ピックアップ障害’は、ARTをする事で対処出来ます。
ですが、ARTに移行してみて初めて分かる’受精障害’や’受精卵の染色体異常’は、なかなか難しい分野となります。
となると、結局は・・・”卵の質”という話になりますね。
そこで書かせて頂きましたのが ”良い卵って?1~7”という事になります。
参考になりそうな事、是非、実践して下さいませ。

あとは、皆様の””というものも大きいのだと思います。
そして、我々、医療側の””というものも大きいのだと思います。
追々、””というものについて書かせて頂こうと考えております。

2009年は 『侮るなかれ!””!!』で参りましょう。

追伸ー2008年の当院の診療は、本日で終了致しました。
    2009年は1月5日(月)よりスタート致します。
    2009年も皆様と共に頑張って参りたい所存です。

本日の添付写真は、某ホテルのロビーに飾られていた「アマリリス」です。
花言葉は ”誇り” ”素敵” ”内気な美しさ” だそうです。
職員一同、医療人としての ”誇り” を持って2009年も頑張って参りたい所存です。
2009年も何卒宜しくお願い申し上げます。

ーby事務長ー
コメント
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