4年前の5月にビバルディーの曲を唄うピレニーズのマフィン君を亡くされたT様は、アメリカの有名犬舎のホームページで、マフィン君の命日に生まれた子犬を見つけ、マフィンの生まれ変わりと思い、早速電話をして譲っていただくことにし、4ヶ月になった時にご夫妻でニューヨークまでお迎えに行った。
シフォンと名づけてT様の大事な家族となった。
一人娘のお姉さんは留学中なので、シフォンが一人娘として幸せな毎日を送っている。
バラ園で写した「バラの香りを嗅ぐ美女シフォン」の写真を送ってきて、絵に描いて欲しいといわれ、描いた絵が出来上がった。
シフォンちゃんは、歌は唄わないけれど、歯科医院のセラピードッグとして、多くの子供やお年寄りに可愛がられ、立派にお役目を果たしている聡明なピレニーズだ。
4ヶ月で成田に着き、検疫所にいる時に逢いに行ってからのお付き合いなので、シフォンへの思いを込めて描いた。バラ園のバックと、花びらの散る地面を描くのが難しかったが、表情はよく似て描けたと思う。