弟が昨年作った私家版ジェットストリームを又聴いて見ました。
カバーの絵は、黒い線だけ描いてスキャナーでとって、後はJ-trimで透明化して着色し、ラクダの写真の輪郭をとり、影の部分に線を入れて何匹も増やしたそうです。
好きな思い出の曲を選び、ナレーションを入れて、カバーを描きすべて手作りして作ったCD、パソコンがあるからこそできるお楽しみです。
カバーの裏には曲についての言葉が書かれています。
アルビノーニのアダージョ
この曲を聴いていると、宇宙船に乗って魑魅魍魎の下界を見下ろしながら悠々と飛行している気分になる。
アルビノーニはバッハと同時代の音楽家、いかにもバロックな荘厳な響きが普通だけど、映画音楽で名をはせたニニロッソのトランペットで、演奏されると味はまた格別だ。
ロッソのトランペットは、風をいっぱいにはらんで快走する帆船を想像させるが、この二つが重なって、火をごうごうと焚きながら、熱い空気で膨らんだ気球にのって空中漫歩しているみたいだ。