ブスだけれど、子の辺のボスの地位を護っている、「鼻チョビ」
7階のベランダから下界?を見渡しても猫の姿はあまり見られません。
しかしこの辺には拾数匹の猫たちがいます。
2匹から4匹の仲間で生活する猫から、孤独に耐えて
一人で頑張っている強い猫もいます。ねぐらの分かっている猫は1匹だけで
「白三毛」だけです。
鼻チョビは「三毛猫」と「シャム似」(シャムの雑種)の雌猫と仲良しです。
冬のある日、近くの家の屋根の上で一人で寝ていたシャム似を、
三毛猫が迎えに来たのです。
柿の木を登って屋根に上り、シャム似のところに行って
「夕方でもう寒くなるから帰ろうよ」と云ったらしく、
シャム似は起き上がり、三毛と一緒に屋根を降りました。
シャム似は少し頭が弱いようで、一日中寝ている猫です。、
三毛猫が一緒に日向ぼっこをしているときには
抱き合うようにくっついて、その姿は可愛くて胸が温かくなります。
猫が仲間を迎えに来て、連れだって帰る様子を見て、
野良猫への関心が深くなり興味しんしんです。
この3匹は夜になると近くの駐車場に来て
誰かを待っています。毎日餌をくれるお姉さんがいるらしく
娘が通ると間違えて寄ってきて
間違いだと分かると陰に入ってしまうのです。
どこにねぐらがあるのか、皆目分かりません。
ノラ猫が生きるのは本当に大変です。