つれづれ日記

心と目の記録

川合 玉堂 「行く春」

2012-12-15 14:55:04 | Weblog

 

 川合玉堂          「行く春」  1916年 紙本彩色・屏風(6曲1双) 重要文化財

46年ぶりにこの この美術展で「行く春」に出会いました。
川合玉堂画伯のお孫さんの川合万里子さんと私は
女学校入学以来、隣の席で卒業まで5年間親友でした。
青梅市御岳に玉堂美術館が出来たのは、昭和36年ですが、37年に萬里子さんに誘われ
玉堂美術館に行きました。
万里子さんは御岳の隣駅、沢井の小沢酒造「澤の井」に嫁がれていました。
玉堂美術館の館長はお父様の川合修二氏、
美術館の中心に、「行く春」が飾られていて、お父様が私に、左の方の桜の花をさして
「この桜の花は私が描いたのですよ」と秘密のお話をしてくださいました。
今考えてみると
お父様は芸大在学中(1929年)帝展に初入選されています。(洋画)
絵の上手な息子がちょっと花を一つ描かせてもらったのを玉堂画伯は
楽しく見ていたのかな?と想像しました。

現在、川合玉堂美術館の館長さんは、小沢萬里子さんです。