つれづれ日記

心と目の記録

運命

2022-03-06 17:13:59 | Weblog

三月の陽差しは、優しく明るいのに

私の身近な人があの世に旅立ち、

親しい友人が不治の病と闘っています。

 

運命は人の意思にかかわらず、

身にめぐってくる吉凶禍福の、めぐりあわせと言われます。

90余年の人生を振り返り、今までの私の運命は

健康に恵まれ、幸運だったと思いました。

 

太平洋戦争の終結の年1945年1月

疎開先の川越高女に転校し勤労動員で軍服を縫っていました。

登校する道で米軍のグラマン機が、低空飛行で私を目をがけて急降下してきました。

顔がはっきり見え、私は地面にペタッと伏せました。

米軍機操縦士が子供たちをからかって銃を向けた機銃操作事件は多く

撃たれて死んだ学生が実際にいたのです。

 

7月に川越からさらに広島県に疎開した時乗った東海道線の

その前の発車の列車は、東京駅で米軍の機銃操作で窓側の人たちがやられました。

長い人生を回想し私は運が良かったのだと改めて感謝しました。

 

近くのノラ猫さんたちに癒される毎日です。

猫好きさんが多い平和な世の中です。

可愛い黒三毛さんは口を動かしお話をする猫で

私の言葉も多少分かるみたいです。