大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

くノ一その一今のうち・92『桔梗の決意』

2024-01-03 12:06:42 | 小説3
くノ一その一今のうち
92『桔梗の決意』桔梗 



 大層な賑わいだ。


 内郭と外殻を分ける城壁、その上にいくつかある物見櫓の中で思う。

 皇居で言えば、二重橋の奥にある富士見櫓にあたる。

 眼下には商業区域、居住区域、そして、その混在区域が広がっている。

 東京で言えば丸の内に当るのだろうが、丸の内よりも広く、猥雑雑多な気に満ちている。長大な城壁に囲まれているせいだろうか、街行く車や店や人々のさんざめきが、煮え立つ鍋の底のように沸き立っている。

 ついさっきまで、横で居眠っているミッヒといっしょに街を歩いてきた。

 自分の目と耳と肌感覚で草原の国の鼎の重さを測っている。

 
 草原の国をぶちのめすという大目的に変わりはない。


 高原の国をはじめ、周辺の国々を蹂躙してきた草の国を放っておくことはできない。まして背後には我々の宿敵である木下豊臣家が付いている。

 木下豊臣家は世界征服、控え目に見ても東アジアの四半分ほどを手中に収めようとしている。地理的にはロシアと中国の中ほどに楔を打つように進出しようとしている。
 やがては、それを背景に日本を木下豊臣家のものにしようと画策しているのだ。

 少し前までは、草の国にも期待を寄せていた。上忍である社長自らが下忍を引き連れて草の王子救出を図ったが、囚われの王子は猿飛佐助が化けたものだった。

 つまりは、そこまで木下豊臣家の浸透が進んでいる。

――もう、王家共々滅ぼしてしまわなければ鈴木豊臣家にも等々力百人衆の末裔たる徳川物産にも明日は無い――

 しかし、王家そのものを倒してしまったら、この眼下に広がる草の国の人たちはどうなるのだ。経済的にも文化的にも草の国は大きな経済圏文化圏の中心の一つなんだ。生かすにしろ殺すにしろ、高原の国やA国B国、その他の中央アジアの国々も巻き込んでしまう。おそらくは混乱の末に南北の大国に呑み込まれてしまうだろう。

 
 よし、まずは見極めるか。


 決意すると、足もとのドイツ人も目を覚ました。

「決心がついたようだな」

「ああ、中忍の分際を超えるが、王子を見極めるところからやる」

「そうだな、できることなら、ソノッチに修羅場は踏ませない方がいい」

「ノッチに気付いていたのか?」

「ああ、さっき街で見かけただろう……いまは、北側ヤードの天井裏で敵とにらみ合っているようだがな」

「……いくぞ」

「Alles ist gut !」

「横文字で返事するな」

「桔梗さん schnuckelig! 」

「かわいい言うなぁ!」

 
☆彡 主な登場人物
  • 風間 その        高校三年生 世襲名・そのいち
  • 風間 その子       風間そのの祖母(下忍)
  • 百地三太夫        百地芸能事務所社長(上忍) 社員=力持ち・嫁持ち・金持ち
  • 鈴木 まあや       アイドル女優 豊臣家の末裔鈴木家の姫
  • 忍冬堂          百地と関係の深い古本屋 おやじとおばちゃん
  • 徳川社長         徳川物産社長 等々力百人同心頭の末裔
  • 服部課長代理       服部半三(中忍) 脚本家・三村紘一
  • 十五代目猿飛佐助     もう一つの豊臣家末裔、木下家に仕える忍者
  • 多田さん         照明技師で猿飛佐助の手下
  • 杵間さん         帝国キネマ撮影所所長
  • えいちゃん        長瀬映子 帝国キネマでの付き人兼助手
  • 豊臣秀長         豊国神社に祀られている秀吉の弟
  • ミッヒ(ミヒャエル)   ドイツのランツクネヒト(傭兵)
  • アデリヤ         高原の国第一王女
  • サマル          B国皇太子 アデリヤの従兄
 

 
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ここは世田谷豪徳寺(三訂版)第39話《胸を鷲づかみ!》

2024-01-03 07:28:43 | 小説7
ここ世田谷豪徳寺 (三訂版)

第39話《胸を鷲づかみ!》さくら 




 はるかさんは胸を鷲づかみにされて熱い息を吐いた……!


 本当に、そう見えた。続いて監督の「カット、オーケー!」の声がかかって春の特番『春を掴んで』の話題のシーンは、あっけなく終わった。


「はるかちゃん、大丈夫だった?」

 マネージャーが、まだ頬を桜色に上気させた坂東はるかに駆け寄った。

「あ、大丈夫。間所さんの目がすごくって……」

「胸は、触らせないってのが条件だったんだよ」

「あ、全然。かすってもいませんよ」


 間所健は、やれやれという顔をし、楽屋へと引き上げていった。


 あたしは、はるかさん演ずる野村春香の妹の友香役。台詞は少ないけど、姉の春香に彼への気持ちを開かせ、恋人への道を踏み込ませる大事な役。

 で、一番問題だったのが、恋人へと飛躍する胸掴みシーン。監督は、ヤワなキスシーンなんかでごまかそうとはしなかった。直裁な描写で一気に表現しようと、この演出を考えた。

 台本では、長いキスシーンになっていた。でも、それだとディープキスにならないとアップには耐えられない。ディープキスは清純を売りにしている坂東はるかさんの事務所はOKを出さない。むろん本人もヤだろうけど。

「さくら君、いいかな?」

 きちんと声を掛けてから、間所さんは楽屋のドアに手をかけた。

「あ、どうもありがとうございました! お二人の演技の邪魔にならなかったでしょうか?」

 わたしは、子役時代から二十年近くやっているベテランの間所さんに気をツケした。

「楽にしてよ。局の弁当だけじゃ足りないんじゃないかと思って。姉貴の作ったパン。よかったらどうぞ」

「うわー、すごい。お姉さんパン屋さんなんですか!?」

「いやいや、ただの素人だよ。味は良いけど、バリエーションがない。十種類ぐらいをとっかえひっかえ。プロなら百種類ぐらいは作れなきゃね」

「そうなんですか! じゃ、メロンパンからいただきま~す」

「ハハ、はるかといっしょだ。女の子はメロンパン好きだね」

「小ぶりな膨らみ具合がいいですね……う~ん、おいしい」

「はるかは、自分の胸ぐらいだって喜んでた」

 わたしは、さっきのシーンを思い出して赤くなった。

「あのシーン、セーターの下から手を入れて、本当に胸つかんだような気がしました」

「あれはね、セーターの下で、手をグーにして動かすだけ。実物とは距離とってるから、アップで撮ると実際よりも胸が大きく見える。ほらね……」

 間所さんは、自分のトレーナーの下に手を入れて実演した。

「不躾ですけど、おっかしい~」

「ハハ、変態のオッサンだね」

「でも、呼吸がぴったりでしたね。どう見ても、ほんとにムギュッでしたよ」

「あれは、目の表情。こんなふうにね……」

 あたしは、一瞬自分の胸が掴まれたような気がして、思わずのけ反った。

「た、大したもんですね(^_^;)」

「さくらちゃんも、良かったよ『好きなら、飛び込め!』気迫だったね」

「あれ、地なんです。優柔不断なやつ見ると、ああなっちゃうんです。現実には声になんか出しませんけどね」

「才能だねえ。あそこまでの気迫はなかなかね。で、さくらちゃんは、飛び込むの?」

 プールに飛び込むような気楽さで、間所さんは聞いた。意味はすぐに分かった。あたしの芝居なんて、お姉さんのパンのようなものだ。間所さんは、そういうなぞをパンに掛けているのかもしれない。

「姉貴はね、パン職人の学校に通いはじめたんだ」

「本職になるんですか?」

「パン職人の虫がいるかどうか、確かめるんだって」

「パン職人の虫……役者にも虫がいるんでしょうね」

「どうだろ。ボクなんか子役からだったからね、気が付いたら自分が虫だった。でも一寸の虫にも五分の魂。これでも飛び込む決心はしたんだ。二十歳ぐらいのときにね」

「あたし……」

「まあ、さくらちゃんは、まだ高校一年だ。飛び込み台は、もう少し先でしょ」

「でも、いつかは……」

「いつかはね……」

 間所さんは、真顔で正面から、あたし手元を見た。

「あ……」

「すごい、四つも食べたんだね!」

 いろんな意味で胸を鷲づかみにされた気がした……。


☆彡 主な登場人物
  • 佐倉  さくら       帝都女学院高校1年生
  • 佐倉  さつき       さくらの姉
  • 佐倉  惣次郎       さくらの父
  • 佐倉  惣一        さくらとさつきの兄 海上自衛隊員
  • 佐久間 まくさ       さくらのクラスメート
  • 山口  えりな       さくらのクラスメート バレー部のセッター
  • 米井  由美        さくらのクラスメート 委員長
  • 白石  優奈        帝都の同学年生 自分を八百比丘尼の生まれ変わりだと思っている
  • 原   鈴奈        帝都の二年生 おもいろタンポポのメンバー
  • 氷室  聡子        さつきのバイト仲間の女子高生 サトちゃん
  • 秋元            さつきのバイト仲間
  • 四ノ宮 忠八        道路工事のガードマン
  • 四ノ宮 篤子        忠八の妹
  • 明菜            惣一の女友達
  • 香取            北町警察の巡査
  • クロウド           Claude Leotard  陸自隊員 

 
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魔法少女なんかじゃないぞ これでも悪魔だ こ 小悪魔だけどな(≧ヘ≦)!4『ライバル登場』

2024-01-03 07:01:28 | 不思議の国のアリス
魔法少女なんかじゃないぞ これでも悪魔だ こ 悪魔だけどな(≧ヘ≦)!

4『ライバル登場』 
 
 本作は旧作『小悪魔マユ』を改作したものです




「あ~あ、こんなになちまった……」

 里依沙がぼやいた。

「どうして、こうなるのかしらぁ……」

 沙耶もぼやいた。



 ただ、二人のボヤキは原因が正反対。



 横で知井子が笑っている。無邪気に笑うと知井子は意外と可愛い。だけど両手で顔の下半分を隠して笑うので、この可愛さは本人も含め知っているものは、あんまりいない。

 その知井子が、顔の下半分隠さずに笑ったのだから、里依沙と沙耶のコントラストのおかしさは、かなりのもんだぜ。


 いやなぁ、昼休み四人で校舎裏の学年菜園を見にきたんだ。


 以前は学級菜園だった。でもよ、ちゃんと管理できる、つまり根気よく面倒が見られる生徒が減ってきちまったもんで、里依沙たちが入学した年から学年菜園になってよ、希望したら誰でも自由に栽培していいことになった。


 で、里依沙と沙耶の二人は、去年の秋に栽培を始めた。知井子は、土や虫が嫌いなんで、参加しなかった。

 沙耶は手堅く、ソラマメとエンドウ。里依沙は無謀にもイチゴにチャレンジした。

 里依沙の方が、ちょっち面倒見はよかったんだけどよ。この差は、その「ちょっち面倒見がよかった」をかなり超えてるわけよ。

 里依沙のイチゴはたわわに実っているのに、沙耶のソラマメとエンドウはさっぱりの草ぼうぼう。

 マユも、こういうことには疎い。悪魔は栽培なんてめんどくせえことはしねえ。
 それに学期途中(みんなは知らねえけど)から、この聖城女学院に来たんで、それまでのいきさつも分からねえから「こんなもんかいな」と思った。


「ほんとうは朝早く摘まなきゃなんないんだよね」

 知井子が知ったかぶりを言う。

「朝早くなんて来れないじゃん。それに、ほっとくと虫がすぐに付いちゃうからな」

「げ、虫( ゚Д゚)!?」

「今は、奇跡的に付いてないから。今のうちにやるぞ!」

 里依沙の鼻息で方針は決定した。 四人で、イチゴを収穫して家庭科の冷蔵庫で保管してもらうことになった。

 収穫し終えて、校舎裏を回って正門近くのアプローチまで来ると、マユはオーラを感じたぜ。門衛の田中さんだけど、なんだかいつもと違う。

「先行ってて」

 マユは、そう言うと小さい交番みてえな門衛詰所に向かったぜ。

 田中さんは、パソコンのモニターを見ながら考え込んでいた。

「どうかしたぁ、田中さん?」

 マユが尋ねると、田中さんはすぐにエスケープキーを押し、門衛のモードに戻って、笑顔を向けてきた。

「いやぁ、まずいところを見られてしまったね。気候のせいだろうか、少しボンヤリしてしまった」

 田中さんは頭を掻いたけど、その残留思念が今まで点いていたパソコンの画面の残像といっしょにマユの頭に焼き付いたぞ。


 マユは並のJKじゃねえ、「小」は付いても悪魔だからなぁ。


「うん。なんだか心配ごとがあるように見えた」

「ハハ、自衛隊じゃボンヤリするときはムツカシイ顔をする。こんなふうにね……」

 田中さんは実演して見せた。マユは女子高生らしく笑っておいた。

「いかん、いかん防衛機密だからね、今のは」

「ハ、田中陸曹長どの!」

 マユは、おどけて敬礼した。

 田中さんは、生徒の一覧表を見ていた。雅部利恵(みやべりえ)という生徒の……で、違和感を感じていたんだ。


 田中さんは職務熱心で、全職員と全生徒の名前と顔を覚えている。

 そう、顔と名前は……。


 しかし、この雅部利恵という生徒については、クラスや学籍番号、そして住所や緊急連絡先、本人のメアド、さらに左胸に小さなハート形のホクロがあることまで分かっている。

 門衛は、職務柄、マル秘の職員や生徒の情報をパソコンで見ることができる。
 しかし田中さんは、たった今まで、それを見たことがねえ。生活指導部から回ってきたクラス毎の顔写真を見て覚えたんだ。むろんパソコンの個人情報には、胸のホクロまでは載ってねえ。もちろん田中さんは、生徒の更衣室を覗くようなことはしねえしな。


 マユは、田中さんの残留思念で利恵の教室を見にいくことにしたぜ。


 利恵は、活発そうなポニテ。沙耶も似たようなポニテなんだけど、ちょっと違う。ポニテの結び目が高くて、襟足の生え際から結び目のとこがキリっとしてて緩みがねえ。前髪もきれいにパッツンしててフワフワ。

 窓ぎわの席で片ひじついてボンヤリ空を見てて、微妙にアンニュイでエモい。

 マユは、そっと意識を集中して利恵の心を読んだぜ……が……なにも読めねえ!?

 そのとき、先生に呼び出されて、遅れてきた子が席に着いてお弁当を広げた。

 慌ててたんだろう、タコウィンナーが箸から滑って飛んだ。

 ツルン

 そして、前の席で首を伸ばしてお喋りしていた子の襟から背中に入りそうになった。小悪魔の悲しさ、マユは、そのささやかな不幸にビビっと快感を感じたぜ。

 ところが、タコウィンナーは命あるもののようにUターンして、我が身の不運に口を開け、絶望の淵に九十九パーセント落ちかけていたその子の口にスッポリ入ってしまった。

 ゴクンと、思いのほか大きな音をさせて、その子はタコウィンナーを飲み込んでしまった。まわりの子たちが気づいて、彼女を見つめ、その子は、いま飲み込んだタコウィンナーのように赤くなった。

――いかが、出昼マユさん――

 雅部利恵は言った。唇も動かさずマユだけに聞こえる声で……。


 六時間目は、避難訓練だった。


 大半の子たちは、まじめに避難訓練していたけど、ルリ子たちは、小声で喋りながらチンタラチンタラ。後ろを歩いていたマユたちはいい迷惑。
 で、マユは指一本動かして、ゴミ箱の中にあったバナナの皮をルリ子の足許に転移させた。

「ヒエー!」

 見事にルリ子はひっくり返り、そのルリ子を受け止めたルリ子の取り巻きたちも犠牲になった。ルリ子はアミダラ女王のパンツを穿いていることが判明。ルリ子の感覚が古いのか新しいのか分からなくなる。
 あのアミダラ女王がスリーディーとかで見えたら新しいんだろうけど、もう一度確認しようとは思わねえ。
 ま、とりあえず趣味が悪いことは確か。そして、少し可愛げがあるところが憎たらしかった。

 全生徒の避難は五分ちょっとで終わって優秀な成績であると消防署の人から誉められた……ところまでは、よかった。

 気をよくした校長先生が、延々と喋るのには閉口した。先生というのは偉くなればなるほど話がヘタ。マユは、ついイタズラ心で校長のカツラを吹き飛ばしてみたぜ。

 シュ

 みな一瞬アゼン( ゚Д゚)。

――ざまあみろ!

 そう思った瞬間、校長の頭の髪は復活。

 ホワ

――え、そんな……。

 そう思って、もう一度吹き飛ばそうとしたけど、校長の髪は風になびくだけだ。

 雅部利恵のオーラを感じた。

――ち、あいつか!?

 で、マユは、木枯らしの魔法をかけた。校長の髪は軽々と風に吹き飛ばされる……すると、すぐに校長の髪は元通りのフサフサに。

――こいつめ!

 マユは、再び校長の髪を吹き飛ばす。するとすぐにフサフサに……そんなことをくり返しているうちに、校庭のみんながざわつき始めた。しかし、もう意地の張り合いになったマユと利恵は汗をかきながら白と黒の魔法の掛け合いになっちまった!

 シュ ホワ シュ ホワ シュッホッ シュホシュシュホシュシュホシュシュホシュシュホシュシュホシュシュホシュシュホシュホ!

 あまりの早さに、人間たちには、校長の髪が半透明のように見えちまって、ある種の納得をした。

 校長先生の髪は薄くなりはじめてきたんだ……長い付き合いの教頭先生でさえ、そう思った。

「マユ、なに汗かいてんの?」「マユ、指がケイレンしてるわよ」

 知井子と沙耶が心配げに言った。

 同じようなことを利恵もクラスの仲間から言われている。

――くそ、これで勝負っ!――

 マユと利恵は同時に念じてしまった!


 ボン! 


 何かが爆発したような音がして、それは起こった。

 校庭や校舎がイチゴ畑とハゲ頭の地肌のマダラという異様な光景となり、育毛剤とイチゴの混ざった表現しがたいニオイに満ちてしまった!


 結果的には集団幻覚ということになった。マユのお目付役である悪魔と、利恵のお目付役である天使が降臨して来て同時に魔法の修正をやったからな。

 そんで二人とも説教されて、二人の成績をEマイナスからFに落としやがった。

 そして、これからは互いに干渉しないように約束をさせられちまったぜ。


☆彡 主な登場人物
  • マユ       人間界で補習中の小悪魔 聖城学院
  • 里依紗      マユの同級生
  • 沙耶       マユの同級生
  • 知井子      マユの同級生
  • 指原 るり子   マユの同級生 意地悪なタカビー
  • 雅部 利恵    落ちこぼれ天使  
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