愛はスパルタを越える！

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【贈る言葉】

厳しく訓練して育てた盲導犬は、教官の言うことは聞くがご主人の言うことは聞かない。

　　　　　　　　　　　　～多和田　悟～

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【本文】

◆愛はスパルタを越える！◆

昔も今も「いまどきの若いものは」といわれ続けてきた。

戦中戦後派は確かにハングリー精神があった。

なにくそという負けん気が強かった。

今何不自由なく育った人に「ハングリー精神を持て」といっても「古いんじゃないですか」とバカにされるだろう。

厳しく怒鳴ったりすれば、すぐに心を病んで会社にも来なくなる恐れがある。

多和田　悟氏は盲導犬訓練士の第一人者だ。

若いとき「あなたの犬は使えない」といわれショックを受けたという。

自分を否定されたようなものだった。

叱りながら訓練した犬は教官の言うことは聞くがご主人の言うことは聞かなかった。

「愛はスパルタを越える」は、今の時代の部下の育成にきっと通じる。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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【贈る言葉】

人がハーバードの出身だろうと三流大学だろうと私には同じことだ。我々は人間を雇うのであって、彼の経歴を雇うのではない。

　　　　　　　　　　～ヘンリー・フォード～

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【本文】

◆学歴偏重に決別を！◆

多くの会社は、今でも高卒より学卒や院卒、三流大学より一流大卒といった基準で書類選考しているきらいがある。

学歴なんかなくとも立派な経営者はたくさんいる。

そのような経営者は人を採用するに当たって、学歴はおろか、「経験者優遇」などには絶対にこだわらない。

なぜなら経験といっても中身が問題だからだ。

例えば、営業経験２０年といっても、どのような企画をし、どんなプレゼンテーションをし、どのようなマーケティングマインドでやってきたのかのプロセスが大事だ。

単なる経験の長さはスキルやノウハウの蓄積ではない。

むしろ違った業界で仕事をし、異質な経験とノウハウを持った人のほうが戦力になる。

経営トップや人事担当責任者は、仕事のできる人、成長の余地を残している人を上手に見抜いて採用するコツを磨いて欲しいと思う。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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