先生 お元気ですか?
小学生の頃から作文が書けなくて泣いていた彩雲です。
今さらですが作文や感想文の授業が本当に辛くて嫌でした。
何を書いていいのか全く分からなくて困っていると一人二人と鉛筆を置く音がして
焦っていました。
返される作文も酷評とまではいきませんがさんざんでした。
でも小学三年の時に作文で一度だけ誉められた事がありました。
それまで教室のテレビジョン受像機は白黒でしたが試験的にカラーテレビが入る事になった時の事です。
各学年に一クラスしかカラーテレビは入らないのですが幸運にも私のクラスが選ばれました。
しかしあろう事か「その事を作文に書け」という事になってしまいました。
翌日だったか国語の授業でその作文が取り上げられたが先生はご立腹。
ご立腹な理由は全員書き出しが「今日、~」だったのからだ。
しかし小生だけが出だしに「『3年二組に~カラーテレビが入る』と放送が~」と書いたところ
みんなの前で先生から誉められたのだった。
あの時は嬉しかったな。
その時に他の人と同じ事をしてはいけない、と悟りましたが
作文の思い出はそれだけでした。その後も相変わらず書けなくて泣いていました。
私は作家さんや記事を書ける方が尊敬とまではいかないけれどスゴイと思っています。
憧れのような世界でした。
自分がこの世から消えても自分の名前は紙に残るのですから。
旧車乗りのお友達で高速有鉛に執筆されているinomamoさんってスゴイな、と羨ましかったです。
そんな私にも「執筆依頼」が来たのです
初めは冗談かと思いました。
自分の書いた文字が本になって本屋さんに置かれるという事が現実となるなんて
作文が書けなくて本当に困っていた私が・・・
そんな奇特な本がこちら
八画文化会館 Vol.2
特集は「Hotel New Romantic」でその締めに西熱海ホテルの事を書いて欲しいという。
現存する昭和テイストあふれるホテルを扱うそうなのだが
私なんかでいいんだろうか・・・
打ち合わせに編集部まで出掛けたが編集長さんは本気でした。
最後の日の事を書いて、と言われたが既にブログで書いている内容をベースで
良いというのでそれなら書けそうだ。
大喜びで快諾したが思わぬ壁が現れた。
ブログは長くても短くても適当に書けるが書籍となると「字数制限」があるのだ。
指定された制限文字内で表現することの難しさを痛感しました。
そんな中で締め切り直前で書き上げ一安心。
若干の手直し(校正という)をされて本が届きページを開いた時には目頭が熱くなりました。
作文というのが本当に嫌で嫌で仕方なかった私の書いた文章が本に掲載された。
そして巻末のライターには「彩雲4号」の名前・・・
もう感無量でした(涙
こんな私を拾って下さった石川編集長
本当に本当にありがとうございます。
さて八画文化会館Vol.2ですが特集は「「Hotel New Romantic」
60年代国内南国ムード満点な表紙は熱川の廃墟ホテル「大川グランドホテル」です。
過去に「廃墟だ!♪」と思って車で乗りつけると管理人と思われる老人がイスに座って警備しており
すぐに退散した思い出があります。別の意味で怖かった・・・
本を開いて2ページ目のスクープ記事
「宇宙アポロ風呂」??
どっかで聞いたような・・・
ブログ開設初期に熱海の「宇宙風呂」を取り上げた事があります。
http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/3313083690580ab38df291c2625527a0
その浴場がどんなものだったのか今でも分かりません。
フルヤレストランのナフキンも今では「宇宙風呂」の名前は無い。
しかし関西の某地には「宇宙アポロ風呂」なるものがあった廃墟ホテルが現存しているそうな。
これは知りませんでした。
宇宙アポロ風呂、こんなモノがあったとは・・・
入ってみたかった・・・・
6ページ 「月世界大温泉」
8ページ「ジャングル風呂」
10ページ「レトロな自販機ホテル」
いつかは泊まりたい・・・特に山口県の長沢ガーデンの室内写真
その中の小さな写真と解説
「5・古い冷房のガーという音、渋いオレンジ色のソファの丸み、柔らかい白熱灯が照らす夜は作り物ではない
本物の昭和の空間だった」
写真を転載する事はしませんがこれぞ 「真のレトロホテル」です。泊まってみたい・・・
自販機ホテルについてはこちら↓
この中で長沢ガーデンの動画紹介記事があります。いつかは泊まってみたいが遠いな~
12ページ ホテルオンザロード
関ロッジも紹介されていました。
http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/7572298a1b0c035fbfc792f596b4ce63
14ページ 終末観光ホテル
16ページ
憧れのホテル「ハトヤ」
泊まってみたいと思うも強気な料金設定でその希望も叶わずにいたいたハトヤはやっぱりスゴイ・・・!
18ページ
バブルドリームホテル
北海道の山中にある高層ホテルの紹介
今はこんな色になってしまったのね・・・
20ページ
ホテルサミット2012
世の中にはこんな偉人がおられるのに私などが一緒の本に載せてもらえる資格などあるのだろうか・・・
24ページ
ロストモダンホテル
西熱海ホテル最後の日
ここが小生の書かせて頂いた記事です(大汗)
最後に泊まった客というだけで私などが書かせてもらって本当に良かったの?石川編集長?
ホテル特集の他にはモンド不動産が好きな方にお薦めな「ビルマニアカフェ」
やっぱり古いビルってカッコいいです!私も関西に住んでいれば仲間に加えて欲しいです・・・
巻末の「文化終末処理場」
8cmCD編がツボでした。じつは今回の「先生、お元気ですか」はここの
妻ようじ藤内さんのCDを意識して書いてみました。
最高傑作はイギリスはロンドンの「SNAKE PATROL」
読後は脱力感一杯になります。この絵と内容が頭から離れません・・・
次号予告によると「出るとしたら来年の夏でまるごと一冊廃墟特集」なのだそうな。
2号の反響が良かったら私は「本当の事をブログで書けないから墓場まで持って行こう」と思っている
「モダン和風建築な日本初の某高層廃墟」の事を見開きで書かせてもらおうかな・・・
と、いう訳で宜しければ皆さん買ってください!(いくら売れても私に収入がくる訳ではないが)
http://indivision.cart.fc2.com/
amazonでも買えます。
頼むから戦後のカストリ誌にならないでね(笑) 【意味:3合(号)で・・・】
更新された記事、早速読ませて頂きました。
先日は勝手な申し出をしていまい申し訳ありません
寝不足で変なテンションになっていて・・・新参者の自分なのに自覚が足りませんでした
・・・「八画文化会館2号」の記事を読んで個人的に驚いてしまいました。
私もずっと以前から古い建物や廃墟が大好きでした。
自宅近くや通勤途中などで見つけた廃墟をそっと見るのが楽しみだったりします。
6~7年程前に廃墟の写真集が密かなブームになっているとテレビで見て「世の中には自分と同じ趣向をもっている人が居る」と嬉しくなり、大手の書店を巡り廃墟系写真集を集めました。
その後、ネットでも廃墟系の幾つかのブログに出会うことが出来ました。
休みの日、楽しみのひとつは「廃墟系ブログ」を回ることです。
かつて、女友達に話したら「悪趣味」「気味悪い」とダメ出しされてドン引きされました。
見た目、地味でない私と廃墟好きはギャップが有り過ぎてその「趣向」に度々驚かれます。
なので最近は、あまり口外しなくなりました。
そしていくつかの廃墟系ブログを経由して辿りついたのが「八画文化会館」でした。
こちらには既に閉鎖された「東海○○○○部」がきっかけだったと思います。
「indivision.cc」・・・こちらの数々の写真集にも即・魅せられて殆ど購入しました
その中で特別に思い入れがあるのが
「Are you ready to say good-bye?」
~サヨナラする覚悟はできいてる
・・・と言うフォトグラフです。
私が購入したのは確か4年程前だったと思います。
当時、我が家のインコが癌で闘病中だったんです。
いずれ訪ずれる愛する者との「別れ」「悲しみ」
鬱々とした日々を送っていたある日、とあるHPで偶然見つけたフォトグラフ・・・意味深な題名に心打たれて瞬殺されたようでした。
当時は毎日、このフォトグラフ表紙のメリーゴーランドとこの綴りを眺めて気持ちの整理をしていました。
暫くひっそりと部屋の隅に保管されていましたが、彩雲さんの記事をきっかけで本日久しぶりに手に取りました。
今だに思い入れ深く、ホロりときちゃいました
長くなりましたが・・・巡り巡って私の大切なフォトグラフと彩雲さんが「繫がり」があったことに私はとても驚いています。
巡り巡りというか、大好きな熱海の地で見つけた
「玉乃井本館跡地」がきっかけで彩雲さんのブログに出会え、そしてまた
「Are you ready...」を開くことになりました。
勤務明けで頭が疲れているので上手く纏まらなくてすみません
「八画文化会館2号」今すぐ見たくなっちゃいました 即効お取り寄せしなければ
先に投稿した文章、肝心なところが化けちゃいました。お恥ずかしい・・・
(修正)
長くなりましたが・・・巡り巡って私の大切なフォトグラフと彩雲さんが「不思議な繫がり」があったことに私はとても驚いています。
>>「世の中には自分と同じ趣向をもっている人が居る」
同じくインターネットを使って思いました。
そんな方々と遊びに行ったり旅行をするようになるとは昔なら考えらませんでしたね。
廃墟の写真を見ていると楽しいのですが
破壊したり汚されてしまう現実に嫌になる事があります。
壊して何が楽しいのか・・・
廃墟に侵入した事はあまりありません。
一番好きだったのはモノレールの廃駅でした。
内部の写真を撮っておけば良かったと後悔していますが
なにしろ小学生の頃ですから。
今は熱海港に二件ある廃墟ホテルが気になっています。
>>ドン引きされました。
確かに女性には理解されにくいでしょうね。
>>我が家のインコ~
私も過去に二度セキセイを飼っていました。
近頃ある本がきっかけでまた飼いたくなってしまいましたがお別れが辛いですよね。
今でも時おり過去のインコさんを思い出す事があります。
実は鳥好きなのです。
>>即効お取り寄せしなければ
お買い上げありがとうございます♪
また変な時間の書き込みすみません
夜勤している同僚のところへ出かけていました。
家と職場の中間、浅草を通るので人通りの少ない場所に車を止めて『スカイツリー』のライトアップを眺めていました。
『スカイツリー』は一日おきに電飾の色が違うって知っていましたか
青色が『粋』紫色が『雅』とネーミングされているんですって
・・・もしかして逆だったらすみません(汗)
私は『雅』紫色が好きなんです
毎年7月に入谷(台東区)で朝顔市があって、その近くの商店街で七夕祭りも同時開催されます。
仙台ほど豪華ではないですが綺麗に装飾されます。
今年はスカイツリー開業記念と昨年の震災で中止になったぶん、より豪華に飾られていました。
紫色のスカイツリーを背景に笹や短冊、金・銀の吹流しがそよぎ凄く綺麗でした
台東区は細い路地裏でも綺麗にスカイツリー全身が見ることができます。
話は反れましたが・・・
彩雲さんがインコ好きだなんて、またまた感激です
わたくし『はるりか』は実は我が家のインコ(セキセイ)から名前を拝借しているんです
はる♂・るり♀(3年半前に没)・りか♂(今年2月没)プラスまりん♂・あお♂がいます。
はるちゃんは今年6歳になりました
いつまでも元気で長生きして欲しいです。
お喋りは『ワンワン』しかいえません
お利口ではないけどかわいいコたちです。
ずっと前から熱海の先の『掛川花鳥園』にも行ってみたいのですが中々機会がなくて
独りじゃちょっと(淋)過ぎるし
・・・熱海に気になる廃墟が二件あるんですかそれは興味深々です
探検に行くときは是非誘ってください
その時はとスカートはですね
私の思い出が詰まった真鶴の保養所も廃墟になってしまいました悲しいです(涙)
世の中は3連休中・・・9連休もありなんですね~
羨ましい
結局、17日の花火にも行けませんでした。
近代建築資料集「いつかはブログ」
彩雲4号さんの西熱海ホテルの記事、ひとつの物語を読んでいるような、情景が浮かんで涙が出そうになりました。そしてこちらのサイトのご紹介があり、 またそのタイトルに撃ち抜かれましてすぐにこちらにジャンプしてしまいました。
コルト…。わたしは自分が1972生まれだからか60~70年代初頭の工業デザイン等が大好物でして、もうわたしにとってどストライクな、、、八画文化会館さんに感謝です!!
お気に入り登録させて頂きました。わくわくしながら読ませて頂きたいと思います。失礼致しました!
>>『スカイツリー』
数日前に初めてスカイツリーを電車から見ました。
私は古い人間なので東京タワーの方に興味があります(笑)
お名前はインコさんから取られたのですね。
セキセイいいな~。あの声がまた・・・
>>『掛川花鳥園』
前に友人から聞いた事があります。鳥好きにはたまらない世界のようですね。
>>保養所も廃墟になってしまいました
そうでしたか。私も熱海にあった保養所が今は廃墟となっています(幸いにも荒らされていません)
>>世の中は3連休中~
私は稼ぎ時です(笑)
グズグズさん
>>好きでもない本を読まされる~
そうでしたね。今は好きな本だけを読んでいるのですが
学生時代はそうでしたものね。
グズグズさんもブログを書かれていたのですね。
横浜市役所も取り上げられていますね。私は古めかしい屋上アンテナが好きでしたが今も残っているのかな。
たつママンさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
なんと八画文化会館を読んで小生のブログを探して頂けたなんて・・・
ありがとうございます(涙)
>>タイトルに撃ち抜かれまして~
大変恐縮であります(汗)映画タイトルのパクリなんですが(汗)
>>60~70年代初頭の工業デザイン等~
いいですよね!
私は言葉に出来ませんがあの時代のデザインは
ステキですね。
今後も宜しくお願い致します。
彩雲4号さんの文章には、私にはなかなか書けない血肉の通った感じがあって、実はとても羨ましく感じています。
まだ入手していないので、届きましたらまたご連絡しますね。読むのがとても楽しみです。
コメントありがとうございます。
パソコンを開く少し前にinomamoさんがdebopecerさん経由で送ってくれたドリーム交通駅舎の記事と手紙を見つけて再読していた所です。
あまりのタイミングの良さに驚きました。
ビルマニアカフェのページが素晴らしいですよ!
わーこんなに丁寧に書いていただいて
ありがとうございます!
彩雲さんにはじんわりする素敵な文章いただきました!
どうしても雑誌で何かを紹介してる記事って
ワンパターンっていうか、軽いっていうか
ただの紹介って感じがして
あんま好きじゃないので、
もっと気持ちの入った文章があったら
いいなぁと思ってお声がけして大正解っした!
あざっす、あざーっす!!!