日産グローバル本社ギャラリーでサニー1000を見て
思い浮かべたのがかつて東京の交通博物館に展示されていたサニー1000。
という訳でその2006年時に撮影していたサニー1000のカットモデルを取り上げてみませう、
デラックス車のカーラジオはクラリオン製
当時は気付かなかったが交通博物館サニーは車体番号からしても極初期型なのだが
ハンドルが違う。マイナーチェンジ後のタイプだと思うのですがどうなのでしょう。
これも盗まれたのか?
クラッチペダルがすり減っているように見えますが以前は車内に入れるようになっていたのでしょうか?
引いてみましょう
バッサリとカットされているので内部がよく分かります。
当時は燃料ホースも付いていたのでしょうか。
スイッチを押せばモーターで稼働する機構なので機械音痴な私はこの時に各部を
ガン見していました。
更に昔のサイドバルブに対してオーバーヘッドバルブ(OHV)と言われるのはこれだったのかぁ、とか
思っていました。
そういえば数年前にヤフオクで日産S20エンジン(GT-R)のカットモデルが出品されていたのにも
驚いたものです。
現車のオーナーさんから見たら「もったいない」と思うのでしょうか。
プロペラシャフトの下のシャフトでエンジンが動く。
昔の教習所にはよくこのようなカットモデルが説明用にあったそうな。
何気に貴重だ!と思うのがタイヤ
当時モノのバイアスタイヤ
「バイアスタイヤ信望者」な小生は『これだよ、これぇ!』と
奇声を上げて周囲の冷たい視線が浴び眩しかったが仕方ない
そんなバイアスタイヤ信望者の私もバイアスを履いているけどそれは米国製のもので
当時の国産タイヤとはちと異なる。
サニー1000純正サイズの5.50-12で現在も販売されているタイヤは見つからなかった。
なので日産ヘリテージコレクションでも仕方なく違うサイズのタイヤを履かせているのでしょう。
以前に自動車雑誌『高速有鉛』の川柳で
『当時モノ 履いてみたいが デンジャラス』
という秀作があったのも思い出す。タイヤは古いと怖いですからね~。
右後部ウインカー上にあったサニーのエンブレムも無かった(涙
その下にはdeluxeの文字もあったのだろう。
いかがでしたか?
(ネットでよく見かけるこの言葉が実は嫌【笑】)
神田の交通博物館の鉄道展示物は大宮の鉄道博物館に移されたが
自動車、飛行機、ヘリコプター、船舶模型、航空灯台等は
どうなったのでしょう?
このサニー1000は返還され日産ヘリテージコレクションにあるのでしょうか。
あったら誰かが取り上げているでしょうからそれは無さそう。
もしも鉄道博物館が所有しているなら日産に戻してヘリテージコレクションに加えて欲しいと
切に願うのであります。
振り返ってみると交通博物館の閉館も2006年の事だった。もう17年になるのか。(その時のブログはこちら)
いつの日かこの二台が並んで展示される日が来る事を願っております。