今回で5度目になる白雲荘。
湯平温泉には他にも多くの宿があるので他にも泊まってみたい気持ちもあります。
ですがこの宿が好きなんです。
というより書いている理由はここの宿の素晴らしさを知って欲しいからなのであります。
お薦め理由その4
食事がねぇ…旨いんですよ!
「どう旨いの?」と言われても困るのですが
「それじゃ伝わらないじゃないか」と言われてもその場にいれば
森本レオさんの真似で披露出来るのですが文章にするのは難しいです。
夕食時に独り部屋で料理を味わいながら酒を飲んでいると人生の幸せや労働の意義を感じます。
時折この夕食が食べたくなるのです。横浜から遠い九州の温泉宿の食事が。
お薦め理由その3
部屋や館内が清潔!
これが当たり前かもしれませんが私の行く宿は得てしてそうでない所が多かったりする(笑)
今回の宿泊でこれは素晴らしい、と思ったのが部屋にある洗面台のコップ。
その手の洗面台にありがちなのがかなり年季の入ったプラスチックのコップが
備わっていたりするが、え?これに口を付けるの?と思う事もしばしば。
しかしそのありがちなコップではなく使い捨ての紙コップが備わっていました。
これなら清潔で安心。
そして羽毛布団のカバーがオサレでセンスが良い。
しかも羽毛布団での使い方に推奨される
『羽毛布団の上に毛布乗せ』これが正しい載せ方だと聞いているのですが
実際に見たのは初めてでしたが寒い時期だったのでヌクヌクでした。
そして川の流れる音がまたいいんだな。
お薦め理由第その2
部屋からの眺め
「男はつらいよ 30作 花も嵐も寅次郎」で
寅さんとカーネルサンダース、いや渦中の沢田研二さんが出会う宿のモデルとなった
この宿。映画では湯平荘として出てきます。館内は大船のセットですが
窓から寅さんが歩いてくるショットはこの宿から。
先ほどの赤ちょうちんが情緒を盛り上げる。
何しろ小生、映画で寅さんが石畳をあるいて坂を登ってくる場面で
子供の頃から一人旅に憧れたのだから。
朝ごはん
お薦め理由その1
旅館のご夫婦のお人柄
結局、客商売はこれに尽きるのでは?
笑顔で接するが適度な距離を保ってくれる。
このご夫婦の暖かさがいいんです。
二泊して帰る時の事。
汽車に乗るため駅へと送ってくれました。
駅から温泉郷までは距離があるので各旅館で自家用車を使い送迎をしてくれるようです。
発車時刻10分程前に到着しクルマから荷物をおろした。
「それじゃ彩雲さん、ありがとうございました。またね~!」
と笑顔で手を振り旅館へと戻って行った。
走り去るクルマを見送りながら次は何年後かな?と考えていると
別の旅館のクルマが止まり客と荷物を降ろしていた。
私よりは若いであろう宿の方は
『本日はご利用いただきまして誠にありがとうございました。またこちらに来られる~』
とっても丁寧でホテルの接客マニュアルに書かれているような言葉をそのお客に掛けていた。
とっても丁寧だが棒読み&無表情で笑顔も無い。。。
『感じるモノ』が何もない接客。
改めて白雲荘に出会えて良かったなぁ、と思うのでした。
私が白雲荘に泊まるようになったきっかけはこちらの過去記事です。
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つづく