あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

【番外編】コルトよ、あれがハトヤの灯だ

2019-03-30 01:29:00 | 60年代

伊東のハトヤから帰るとオークションで入手したハトヤのパンフレットが届いていた。

シアター別館屋上部にはかつてネオンサインが輝いていた痕跡が見えるのだが

それがかつてどのような色をはなっていたのかは分からなかった。

ハトヤ紀行でさまひさんが

>>伊東銀座を抜けて、突き当たりを右折すると、正面に仰ぐネオン

と、当時の思い出を書いてくれたがこれですね?さまひさん!

シアター別館のネオンサインは赤と青だったのか。

そしてハトヤ各館の上には赤いネオンサインが引かれている。

この写真を見たさまひさんの胸中はいかばかりか。

遠い昔の思い出が蘇ったりしたらちょっと嬉しい。

パンフレットには昼間の画像、点灯していない時の写真もあった。

完成間もない頃だろうか。現在は流れを止めてしまった滝の辺りには瓦葺きの民家が見える。

屋上のネオンは青いカバーが被っているように見える。山側のネオンサインは

他の館からだと夜間は眩しいからなのか、と思ったがパンフレットを見た140コロナタクシーさんは

『あぁ、この写真だけ色を塗ってますね』と、事も無げに言うのだ。

私にはそのように見えなかったのでにわかに信じられなかった。

世紀の大発見をしたと思ったのに・・・

「そ、そんな事ないよおぉぉ!あ、謝れよぉ、訂正しろよぉぉ(涙)」

と奇声をあげ泣きながら掴みかかったのだが簡単にねじ伏せられてしまった。

 

なんの為に修正の必要があるのだろうか?

答えは別の写真にあった。

更に後ろから撮影されたハトヤだが『ヤ』の部分左に見える屋根は現在のように鉄骨むき出し。

パンフレットに大きく載せるには適さず修正を施したのか。

この頃はシアター別館とを繋いでいるロイヤル別館が出来ておらず駐車個所も異なっているのが分かる。

 「ハトヤ海の家」が気になる。

完成予想図とほぼ同じように作られたようでハトヤ消防隊のガレージも現在と同じ。

当時の消防隊の写真もあった。

 消防車は2台体制だったようだ。この当時の消防車が残っていたら名物となっていただろう。

後ろに見える初代パブリカが泣かせる。

2019年 初島方面を望む。

 

過去の景観は

よく見てみると

~🎶伊東に行くなら下田屋♪」だったか

我らがホテル下田屋さんも写っており今と変わらない事が伺える。

さて皆さん…

ハトヤといえば近年「レトロ感が」「未来への~」「フューチャーライクな~

とイースタン観光バス(まだ言うか)いや、インスタ映えするという人気のあのトンネルですが

正式な名前があったのをご存知でしょうか?

それは・・・

 

 

【つづく】

 

コメント (2)
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特別急行列車で行く下田 車内販売編

2019-03-04 23:20:05 | 

先日、JR東日本が新幹線を除き車内販売サービスを止めると発表しました。

半年ほど前にそう長くはないだろうから今の内に、と利用した事があります。

今回のお話しはその時の事。


 2018年10月13日

通勤の際、京浜急行に乗って横浜駅を出ると隣に東海道線が見える。

かつては多くの特急、急行が頻繁に行き来していたというが

今その面影はない。

その中でほぼ唯一国鉄時代に作られた優等列車 185系。

これも間もなく消えて行く。

食堂車は無くなったが特急電車で売り子さんから弁当と缶ビールを買うというのも昭和?

気軽に乗れる185系も引退日が決まったら混雑するので余裕を持って乗れるのは今の内。

そして、下田にある昭和30年代に建てられたホテルに泊まろう。

と、いう事で140コロナタクシーさんと行ってきました下田まで。

コロナタクシーもコルトも置いてけぼりです。

 

しかしもしもその列車に車内販売が無かったり弁当、ビールも売切れたらどうする?

やはり保険で総菜でも買って乗ろうか?と心配していたら車内販売会社に予約が出来るとの

事で140さんが手配してくれました。

エキナカやコンビニが台頭してもやはり車販で買いたいという要望は多いと

電話で日本食堂の方は話していたそうだ。

何時何分の横浜駅発で何号車、何番に座っている事、希望商品と連絡先を告げて予約済み。

横浜駅に早めに行き駅の遺構を140コロナさんに解説をしてもらう。

 横浜線の古いホーム個所

 

東海道線の古い柱。全く知りませんでした。

普通列車を数本待ち自分達が乗る特急踊り子号が入ってきます。

115号 横浜駅12時24分発

なんか緊張します。

最近はこのような高揚感を味わう事が無くなっている。

東海道線普通車や国電?もすっかり趣きが変わって

それを見る私の目も慣れてきていたのか

久しぶりに間近で見る優等列車の踊り子号。

時代を感じる風格は若い人にはレトロと映るのかも。

↑昭和58年撮影

指定席に合わせた号車が目の前に静かに止まる。自動ドアが開き足を踏み入れる感覚は

普通列車と明らかに違う。

国鉄臭と言われている空気を吸い数歩進むと車内へと

もう一枚オートドアが隔てている。「デッキ」のある電車。改めて「優等」だという事を

思い知るのだ(早く行きなよ)

さて、140さんが拘って指定した座席は進行方向左側の最後尾だった。

伊豆に行くのだから海側は分るとしても何で最後尾?

電動車の台車上になるのでモーター音を感じられるからだそうな。

確かに以前に乗った時に高速運転区間に入ると特有の音が心地よかったな。

知らなかったがモーターは113系と同じだそうだ。

 

無事に乗れた事に安堵していると前方から待望の車内販売がやってきた!

2、3回ほど他のお客に捕まるのも売れているという事なので嬉しい。

ようやく私達の所へたどり着いた。

「140様ですか?」と尋ねられ予約していた弁当とビールを買う。

 私は唐揚げ弁当を予約しておきました。ワゴンには大船軒のサンドイッチも見えますね。

売り子さんは疲れているのか笑顔等全くなし。

もう一度廻ってくるのかを尋ねると『私普段はこの列車には乗らないので~』

なんだか面倒くさそうな受け答えに今までのテンションも少し下がる。

なんかいやいや売っているみたいなんですもの

 

気を取り直して普段はお互いに働いている平日の真昼間から麦酒で乾杯!

唐揚げ三昧弁当はこんな感じです。唐揚げにビールは最高です。

藤沢を過ぎた辺りから列車の速度が上がりモーターがうなる。

おおぉ!確かにこのモーター音良いですね!腰で感じる振動♪

席を厳選してくれた140さんありがとう!心の友よ!

 

あっという間にビールが二本空になりました。

新幹線だと何度か車内販売が往復してくるがあれ以来やってきません。

「来なければ熱海駅の切り離し時にホームで買えばいいよ」と考えていたが

熱海下りホームには売店が無い…

検札に来た車掌さんに車内販売の事を尋ねると

『~号車の出口にいましたよ』と聞き慌てて買いに行く。

一度通ったらもうおしまいのようだ。

う~ん…需要が減ったとかが廃止の理由だけど実際に買っている人はたくさんいたし

売り方というかやる気というか。湘南新宿ラインの二等車で販売しているアテンダントの

スタッフさんはそんな事ないのにな~。

販売中止のニュースを聞いて、やっぱりな~とあまり残念には思いませんでした。

 

さて、列車は伊東線に入りました。

あっ、Y31セドリックタクシー!

これは希少となったディーゼルエンジンのセドリックなんです。

前に140さんとわざわざ乗りに行った事があります。

 【2018年4月】話しは逸れて・・・

ベンチシートにコラムギア(当然マニュアル)さらにディーゼルなんて・・・

この価値をおわかりいただけますでしょうか・・・

これも今の内でしょう。

 

話しを踊り子号に戻します

殆どの客は熱海で降りてしまい車内はガラガラ。

下田へ着きました。

ゴミは「くずいれ」に捨てて、と。

乗ってきた車両

 すぐに東京行きへと幕が変わっていました。

 

 

 

 

下田駅前のバス。

一番左のバスは古いそうだ。窓枠がサッシ窓だからだそうな。へぇ~。

 

なんか終着駅って感じです。

踊り子号をガン見できます。

今夜のお宿のお話しはまた別の機会にして翌日は熱海から踊り子号の

グリーン車で帰りました。

 やっぱり特急の二等車は違うな。音も残念ながら?静かです。

 すっかり暗くなった横浜駅に帰ってきました。

コメント (12)
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