誰かが言っていた
「異常なまでに格好良い大門刑事を演じる渡哲也」
意識したのは小学生の頃だった
今の役者で恰好良い役者はたくさんいる
でも
男が男に惚れるような役者は今いるだろうか
憧れていた
あの姿、声
伝え聞く人柄
一度だけ言葉を交わした事もあった
大病が報じられて以来近年
いつかこの時が来る事を覚悟していた
それでも喪失感に苛まれている
歳を取るという事は
先にあった人やモノが消えていく事
唯一の慰めは
西部警察 私鉄沿線97分署をリアルタイムで観られた世代だという事
今はただ喪に服すしかない
渡哲也さん ありがとうございました