あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

春風兄弟

2009-05-31 20:31:00 | 生津徹
サイザンス・ショートフィルムズ・パーティーVol.2を
昨夜観に行ってきました。

20時の上映40分前に到着。
上映会場の「楽映舎」の建物の雰囲気に一人興奮。
これは写真に撮りたい!と思うも入り口には映画関係のオシャレな方々が
集まっていて断念。

五階の会場までエレベーターが使えないので階段で上がるように
お願いされるがそのエレベーター上部の階床表示?も古くて素敵で
デジカメに手が伸びるも今回はジッと我慢。

ああ、この階段の手すりもステキだ・・・
天井にぶつかりそうな低さもポイントですな。
いつ頃の建物なのだろうと思いながら到着。
もう建物に入れただけでも満足してしまいそうだ。

8本の作品は喫茶店で(一部河原の缶コーヒー)の
人々のやりとりを描いたもの。

電車とか喫茶店で耳に入って来る他人の会話を
正面から見る事は出来ない。

話しにオチがある訳ではないし
感動する事もない

が!が! が!

それが面白い!

一本目を観た時は「そっか、街を歩く人それぞれにいろんな人生があるんね」
位にしか思わなかったが
作品が進むに連れて引き込まれていきました。

で、生津さんの作品。

「春風兄弟」

チラシで観たスチール写真では顔にホクロをつけて
髪も服も、何これ?と思っていた。

映像が流れると今まで見た事が無い生津さんがいた。
「どこのオッサンか」と。

冴えない風体と話しが私自身を見ているかのようでした。
表情や話し方、雰囲気が前作の「人足たち」や今までの出演作からは
別人のよう。

ストーリーは
二人の兄弟が死期の迫った母が亡くなる前に
久しぶりに会うのだが、といったもの。

言い回しや話しの内容、リアクションが面白い。
私はそんな生津さんに何度も笑ってしまった。
特に「しな~い(笑)」はツボでした。

でも違う。
この作品で面白かったというか驚いたのが
生津徹の「間」や雰囲気、表情でした。

こんな味も出せるのか・・・・(←偉そう)

「四月の光」
ここでの生津さんは「男前な役者さん」として出てきます。
タイミングの悪さや同世代の記者とのやり取りが面白かった。

でもやっぱり「春風兄弟」の方がいい。

全ての作品が
「この後どうなるの?」
と思わせて終わっていく。
そんな造り方が余韻を残した。

帰りの電車の中で「もう一度観たい」
と思ったが今日(31日)が最終日だった。
予定もあったしチケットも取れないだろう。

先週に観に行っておけば良かった(涙)






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sighzance short films party Vol 2

2009-05-26 21:38:18 | 生津徹
俳優の北見敏之さんが企画され
生津徹さんも出演する
sighzance sh ort films party が
(サイザンス・ショートフィルムズ・パーティー)
2回めです。

今回生津さんは8話の中で2話に出演されるそうな。





「この作品はエイリアンも~」
こういうのがいい!
今の邦画は「余命がなく~」的な作品ばかり。
そんな事に嫌気がさして最近は映画を観なくなっています。

『日常という名のちょっとしたドラマ』
いいですな~



5月23,24日の上映は既に終わっているが
30(土)31(日)の上映が渋谷の楽映舎で行われます。





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コルト45

2009-05-21 02:06:23 | Weblog
3月のバンコク旅行の事

バンコクには実弾射撃が出来る場所がある。
10年以上前にもハワイで射撃した時は
あれは減装弾だったのでは、という思いがあった。
(観光客向けに反動を減らす為や銃身命数を延ばす為に薬莢内の火薬を
減らした弾)

今回の射撃で店員さんに
減装弾ですか?と訊ねると少しは減らしてあるが
タイ警察の弾丸と同じものだそうだ。

ハワイと違い拳銃が触り放題だった。
銃身内のライフリングや貫通シリンダー
ガンオイルの匂いや鉄の重たさに「本物」を感じた。

(終わった後に気付いたが磁石に付くのを確認したかった。
日本では警察官が真正拳銃か改造拳銃かを判断する場合に
「磁石に付くか」でも判断するそうな)

基本コースでS&Wの38口径を撃った後は9㎜ベレッタ(M92)や45口径コルトガバメントを希望により撃てるそうだ。

で38口径のリボルバーを撃ってみました。

(感想)
銃声というのはスゴイです。
あの音を聞いただけビビリます。
感じとしては空き缶の中に爆竹を一発入れて手に持って爆発させたような
ものといえばよいのでしょうか・・・。

ドラマや映画で「大丈夫、かすっただけ」とかいう場面がありますが
実際にあんなものが身体の一部に当たったら絶対に動けないでしょう。
オーム騒動の時に撃たれた国松警察庁長官はこんなのを3発もくらって
よく助かったものだ、と感心してしまいます。

別にガンマニアという程ではないけど
私はコルトガバメントが昔から好きだった。
中学生の頃に買ったエアーガンはコクサイのガバだった。

舘ひろしさんも「ガバメントが好き」だそうでその影響もある。
個人的にはあぶない刑事の「S&W586」よりも刑事貴族や代表取締役刑事の
シンプルなガバメントが好き。
「あぶ刑事リターンズ」からのガバメントはやり過ぎな感がある。

なので次に選ぶのは45口径のコルトガバメント

↑真正拳銃(今回の射撃場で撮影)


↑私のコルトガバメント(久しぶりに出してみたモデルガン)上の黒いのはストライカー製のホルスター。
刑事貴族で舘ひろしさん演じる牧刑事が使う
拳銃を真似てます(苦笑)「牧ガバ?」

とりあえず両手把持(保持)で10発を撃つ。

引き金は「引く」のではなく「絞る」感じで、とアドバイスされるが
モデルガンやエアーガンと全く違うトリガーの感触に戸惑った。

スライドが後退し薬莢が排出される自動拳銃ならではの
感触に感動。

終了し9ミリのベレッタ(現在の米軍が使っているもの)か
45口径シグ(自衛隊が使っているもの)にするか終わるか迷う。

9ミリベレッタは45口径より反動も少ないだろうから
当て易いだろう。
しかし私は得点を稼ぐのではなく「真正拳銃を撃っている」という
反動を味わいたい。
(過去のハワイでは38、45口径、44マグナム、9ミリベレッタを撃っている)

じゃぁシグにするかというと・・・
やっぱりガバが好き。

コルトガバメントで片手把持をやってみたい。
責任者の方に「片手で撃ってもよいか」と訊ねると
『どうぞ』との事。

舘ひろしさんが銃を撃つ時は右手で打ち
左手は胸の辺りに止めて撃っている。
私は「舘撃ち」と勝手に呼んでいるのだが
そんなのをここでやったらこっ恥ずかしいだけなので
左手はポケットに入れる。

警察官をしている友達に
「なんで射撃訓練の時に警察官は片手で撃つの?
命中率落ちるでしょ?」
と訊ねた事がある。
『短銃は片手で撃つのが基本。左手で盾を持ったりする事もあるから。
もちろん両手把持で撃つ訓練もあるよ』
余談だがその友人は銃に興味はない。しかし部屋でリボルバーの
マルシンエアーガンがあるのを見つけた。

「なんで(興味がないと言っておきながら)こんなの持っているの?」
と問いただすと
『昇進試験の時には拳銃操作もあるから部屋で練習するんだ』
(本物のニューナンブは持って帰れないから)
といいながら見事な操作を披露してくれた。
そんな事を思い出した。


舘撃ちではないけど片手で撃っています。


頭の中に流れる映像と音楽は「刑事貴族」か・・・

両手把持より安定性が欠けるので点数も落ちましたが
念願の片手把持が出来て満足でした。




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さよなら 熱海のYX80マークⅡタクシー 

2009-05-14 20:01:37 | 熱海
熱海城までの急坂を登ったら今回最後のイベント?

本来は熱海城の天守閣で景色を楽しもうとしたが
先ほどのカフェで大満足してしまいどうでもよくなった(笑
(熱海城は過去に二回訪れているので、別にいいかなと)

さて
伊豆山タクシー無き今、熱海地区最後となってしまった
キングタクシーのマークⅡを呼んで熱海駅まで帰ろう。

宿を出てすぐにキングタクシーへ電話し
担当運転手さんが出勤されている事は確認済み。

再度電話して熱海城前にいる事を配車係の方に伝える。
昼下がりの熱海城前で眼下に広がる熱海市街を見ながら
ノ~ンビリと待っていた。

今回も楽しい熱海旅行だったな。
たまには電車で来るのもいいものだ。

10分もすると坂の下からエンジン音が聞こえてきた。

滅多に上がってくる車もないのでおそらく私が呼んだタクシーだろう。
運転手の○田さんはお元気かな?

案の定キングタクシーの黄色い車体が見えた。

 あれ?なんか変だ・・・?

マークⅡを指名したのにその車は日産クルーだった。

○田さんが捕まらなくて別の方が来たのかな?
と思ったが運転するのは○田さん。

私を見つけて手を挙げる。

もしや・・・と思って乗車し挨拶もそこそこ訊ねると

『いや~、マークⅡが廃車になってしまいましてね』

え、ええ~??

『やはり再生エンジンを積んでいてもピストンリングもダメになってしまうし
熱海は坂が多いから・・・』

知らぬ間にあの6号車もついに終焉の時を迎えていたのだ。
部品取りだった2台共に既に処分されたとの事だった。

あのマークⅡタクシーが熱海の名物になってくれたら
運転手の○田さんの為にもなるだろうと勝手に思っていた。

前にブログで取り上げた130Zのパトカーも
マークⅡタクシーも個人の保存と違い仕事で使うには
仕方ないのだろう。

仕方ないと割り切ろうとしても頭の中はショックでした。

無くなってしまったGS
経営が代わったホテル
そして80系マークⅡタクシー

少しの合間に時代は確実に流れているのだと実感。

『今日はお客さんが全然いなくて、熱海城から駅までなんて珍しいですよ~♪
ご指名ありがとうございます』

海岸通り沿いを通っていこうとした運転手さんに
銀座を通って福島屋旅館の前を通ってもらうようにお願いをした。

銀座の交差点を右折すると坂の上に福島屋がいつもと変わらずに
建っている。

宿の前に来ると車は減速した。
『寄っていかれますか?』

「いや・・・いいです」

車窓から流れ去る福島屋を見て

 (いつか、また・・・)

心の中で呟いた。

熱海城から熱海駅までは¥1320だった。
それでも運転手さんは喜んでくれた。

マークⅡタクシーが無くなっても
 熱海でタクシーに乗る機会があったら
  私はまた○田さんを指名します。
 
 【熱海旅行記 おわり】

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熱海 錦ヶ浦

2009-05-13 20:22:01 | 熱海


ニューアカオを過ぎて熱海城の下に熱海新道へと向かうサインボードがある。
青く塗りつぶされた下が数年前から気になっていたが今日は車ではないので
ゆっくりと観察できる。
案の定「有料道路」と書いてあった。
熱海新道が「有料」だった頃のもので塩ビの板は風化している。
(それがまた味があって良い)


子供の頃に熱海へは何度も来ていたが保養所周辺しか記憶が無い。

それでも錦ヶ浦には何度か連れて来てもらった思い出がかすかにある


「ここは昔『身投げ』の名所だった」
それを聞き「どうしてこんな所で・・・」
とその時は思った。


昭和40年代の絵葉書を比べる



あまり変化がないようだが断崖下の先に観光客のような人



私には怖くて行けません。

穴の開いた岩場も昔は行けたんですね





こんな景色のいい所に「花の妖精」という
カフェレストランがありました。


レストランはこの下の地下にあり↑の部分でも喫茶が出来る。

アイスコーシーを注文して座る。

目の前には熱海城。

右手に海。


天気の良いこんな日には楽園のような爽やかさ。

本来は熱海城の天守閣に登って絶景を見ようと思っていたが
あまりの気持ち良さにどうでもよくなった。

世間の人は働いているだろうに一人ノンビリと
冷たいコーヒーを飲んで小説を読みタバコを吸う。

ここイイ!
最高です!
ゴキゲンじゃん!?

『熱海でお勧めの場所は?』と
普通の人から聞かれたらここを勧める位です。






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コルトさん無事退院

2009-05-12 00:42:45 | 三菱コルト1100
5月11日
右リアブレーキからのオイル漏れにより
久しぶりの大ピンチに見舞われていた三菱コルト1100が無事退院しました。

ホイールシリンダーが限界に達していた訳で
今回お世話になったのが都内にある中野自動車さん。
http://www.nakano-motors.com/index.html



S54スカイラインを所有されてます(シングル5ナンバー)


お客さんの車でベレットも入場していました。



さてコルトですが
旧型ランサーのホイールシリンダー(新品)を加工して治したそうです。
『サイズが同じだが取り付け位置が違う』
簡単におっしゃっておりましたが長年の経験と技術があっての事。

本当にありがとうございました。

お話しを伺っていると旧車部品を扱う業者さんが来店しました。
ホイールキャップが純正で無い事を指摘されました。
(キャップは持っているのですが付けられるホイールが無い)

中野自動車さん
「え?これ違う車なの?。純正かと思った。よく似合っているからこれでいいんじゃない」

私のコルトをご存知の方なら判ると思いますが「程度極上」ではなくて
普通に乗っているのでサビが出ていたり痛んだり内装もボロボロです。

部品屋さん
「ここをもっとキレイにすれば・・・」

中野自動車さん
『いや、このままの乗り方でいいんでしょ?(マニア的でなく)
変に部品を変えたりしないでこのままで。
お父さんの思い出と共にこのままで』


彩雲「・・・・

私のコルトへの想いを理解してくれていたことに
目頭が熱くなりました。

車を治してくれたこと以上に嬉しい事でした。
また、クラッチペダルのガタつきもすっかり治っていました。

暑い位の日差しの中。
OHVエンジン独特の「ブオ~ン」という低い音を響かせて
空いた外苑西通りを走る。
久しぶりに聴くエンジン音にはデラックス車の証し「カーラジオ」すら
不要に思えてくる。

細いハンドルにコラムシフトの感触を確かめ
 
 「帰ってきたんだね・・・」

返事を求めるようにアクセルペダルを踏み込んだ。

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熱海城方面へ

2009-05-11 00:36:42 | 熱海
4月23日
とくに予定も無い。
旅館を左に出て熱海城方面へ歩く。

へー、こんなお店が出来たのか。



あれ?こ、こ、ここは!!
かつて数字がクルクル廻るアナログ式給油計?が泣かせるガソリンスタンドが
あった場所じゃないですか!

(ありし日の給油所)

ガソリン高騰の余波を受けてしまったのでしょう。
雰囲気が好きだったのでいつかはコルトで乗り入れたいと妄想していた
場所だけにショックを受ける。

商店街沿いに歩きかつての高級旅館「金城館」前を通る。
今は経営が代わり一泊2食¥9800だそうな。
建物は昭和32年建築だそうでこれもいつかは訪れたい物件。

その日の熱海は静かで天気もよく風も爽やか。
だがちょっと歩いただけで熱海の変わっていく姿を感じる。

いつもは車で通り過ぎる場所も歩くとノンビリと好きな場所を見られる。


「熱海新道」と書かれているのが旧道への道


ホテルニューアカオの案内板が古めかしくて素敵


観魚洞という古くて狭いが歴史あるトンネル。


車一台がやっとの広さ。
それほど車の量が多くなかった頃の道。
歩いて通ったのは初めてでした。

トンネルを抜けるとそこは空母の艦橋のようなニューアカオ。


ここも泊まってみたいホテルです。
コルトよりも白いデボネアが映えそうです。
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熱海の宿 三景荘

2009-05-09 21:37:52 | 熱海
三景荘は熱海駅からすぐの場所にある。
かつて泊まった事がある竜宮閣の隣。




素泊まりで¥5900でした。

部屋はこんな感じです。


私の部屋にはトイレ(和式)が付いていました。


テーブルの足がなんかイイ♪

こんなスペースが好きです。


お風呂に行ってみます。


入る時に「使用中」の札をして貸切に出来ます。


お店の前にコンビニがあります。
ご主人にお伺いしたところ
持ち込みOKとの事でした。



熱海駅の二階で食事を済ませてコンビニで酒と肴を買い出してから
部屋でくつろぐ。
図書館で借りてきたのは井上靖さんの
「あした来る人」
昭和29年から朝日新聞で連載されたこの小説
私のツボを突いたような作品でした。

読み始めてしばらくすると駅が近いので列車の警笛が聞こえた
この時間どこの地へ向かっているのだろう
機関車のような音だったので貨物かもしれない。

そんな事を考えながら本を閉じ持ってきたトランジスタラジオで
NHK第一放送を聴きながら酒を飲みタバコを吸う。

お酒が切れたのでそっと玄関の木製戸を開けてコンビニに行く。
熱海の夜が好きだ。
シンと静まり返った街を時折自動車が走り抜けて行く
再び静かになるとどこかの宿の若い従業員だろうか
話声と靴音を響かせながら通り過ぎて行くのである。

古い温泉旅館ならではの味わいがたまらない。

熱海で木造旅館はどの位あるのか判りませんが
熱海銀座の辺りにも一軒(白馬荘)あるそうです。

海が見えて露天風呂がある高級旅館に泊まるのもよいが
こんな所も熱海の面白さだと思う。

まだまだ味のある宿が熱海には残っている。


参考までにかつて泊まった時の竜宮閣レポートはこちら↓

http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/833d5a5ea96e550e36e910cc1616cd5c

初めて福島屋旅館に足を踏み入れた時のレポート↓その1
http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/0abd7c85313fffceaae91d0c186863d5

その2
http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/f5daa46cea75bd6d0cd928f1c6d1adc6

福島屋、食事付きの場合編
http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/8653a86f8e1e3fe20a0c5adc8372ce5d






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またいつか

2009-05-08 21:16:31 | 熱海
『あら彩雲さん』
福島屋旅館の扉を開け靴を脱いでいると女将さんから
声を掛けられた。
「ちょっと来たもので・・・」
今日は別の旅館に泊まるなんて言ったら失礼な気がしたので
言葉に詰まった。

入浴料¥400を払うと
『貴重品あったら預かるよ』
ご主人さんに鞄ごと渡して脱衣所に向かう。
足拭きマットをご主人が変えに来た。
「新しいマットを最初に彩雲さんに使ってもらおう(笑)」

ありがたいです・・・
いつも暖かいおもてなしをしてもらいながら
ご主人、私は今日別の宿に泊まろうとしています。

4人ほど先客がいた湯船に浸かった。

 はぁ~・・・
 帰ってきたな~
 やっぱりここに泊まればよかったな

湯上り後、ご主人と歓談(コーヒーごちそうさまでした)

 黙って行こうと思ったけど正直に言おう

「実は今日は三景荘に泊まろうと思うんです」

 いろんな熱海を知りたい

ご主人『中はどうなっているんだろうね。竜宮閣さんみたいな造りなのかな』

「コルトのない(福島屋の)車庫を見るのがなんか耐え難くて・・・」
それが本音。

朝起きて玄関を出て左手の車庫にコルト1100が佇んでいる姿を見るのが好きだった。

そう、一人で福島屋に行く時も
私は一人ではなくコルトと一緒に来ていたんだ・・・


 いつかまたあのコルトと一緒に・・・

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熱海市立図書館で熱海を知る

2009-05-07 00:37:38 | Weblog
今回の熱海旅行の目的の一つは「熱海市立図書館」
視聴覚コーナーもあるというので探している映像があるかも、と
前から行ってみたい場所だった。

数年前にNHKの番組で昭和30年代に熱海市が製作した記録映画の
ようなものを紹介していた。
それには当時の熱海の様子が映されていた。

残念ながら映像コーナーには郷土資料は無い、との事だった。
映像コーナーを作品は子供向け作品が多いようだ。

その中に懐かしの「マンガ はじめて物語」があった。

 私が小学6年の頃に見た「モノレールの初めて」があった・・・

スゲー見たい・・・
当然、ドリーム交通が出て来ないのは知っているがもう一度見たい
(東京モノレールは出てくる)
ドリームランド線の事を調べ始めた頃だったので放映を
期待して見たが当然出てこなかった。

しかし、子供向け番組をオッサンは借りて見る勇気がありませんでした。
だって図書館の視聴覚コーナーで平日に一人で見ている私を想像して下さい。
(ごめんモグタン・・・俺、汚れちゃったからさ・・・)

熱海の歴史を記した郷土資料を1時間ほど読む。
ある年表に熱海高原ロープウェイ開業の文字を見つけたが
廃止の年月は記していなかった。

それでも興味深い資料が多かった。

さて、目指す旅館に向かうかと思ったがせっかく熱海に来たのだから
福島屋で日帰り入浴をしていこうと足を向けた。
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熱海ビーチライン 時計台の謎

2009-05-06 14:02:32 | 熱海
坂を下りて熱海サンビーチを目指す。
砂浜手前の石段に座り1人ボケー・・・と過ごす。

天気がよく爽やかな風が心地よいのでいつまでもいられそう。
(熱海の砂浜に1人で来る男もめったにいないだろうが・・・)



ビーチライン側に行きゲートがあった跡を探してみたかったが
立ち入り禁止だし基礎もとっくに改修されていそうだ。

ゲート真ん中の丸いものは当時を知る波さんから
時計だったと教えて頂きました。



立て替えられたものの現存する給油所の上には海を向いて
時計台があります。



大きさからしてゲートにあったものと同じではないと思いますが
往時のゲートを偲んでいるのでしょうか?
海を向いたこの時計は誰に見せているのか?


帰宅後、昭和40年代に撮影された絵葉書を見直しました。

今は無き「つるや」や「熱海グランドホテル(略してアタグラ)」が見えます。

いやはや水着ギャルが泣かせますな。

熱海サンビーチが出来る前はテトラポットで埋め尽くされていたのですね。
人口砂浜を造るにはテトラを撤去して砂を敷くのですから
かなりの労力と資金が費やされた事でしょうがサンビーチを作って良かったですね。

脱線しましたがビーチライン終点とガソリンスタンド付近を拡大します。


ゲートは水色で上に時計らしきものが二面に見えます
おそらく時計は4面だったのではないでしょうか。

やはり現在の給油所にある時計台はゲート上にあった時計をイメージして
造られたのではないでしょうか。
もしかすると当時の時計を移設したのかもしれません。

次回の熱海訪問時はこのガソリンスタンドで給油して時計台の事を
聞き込んでみます。

なんか考古学みたいだ。
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反動

2009-05-05 23:06:08 | HOTEL
先日、職場で大失態を演じました。
何が起こったかは情けなくて書けませんが
直属の上司からは「プロ失格」の烙印を押されました。

自分の性格からこんなトラブルが起こるのは当然だった。
私はいつまでたってもダメだ、と打ちひしがれた。

失敗の原因を考える
柔軟な対応、臨機応変というのが出来ない、同僚への中途半端な気遣い等
入社して17年
今まで何をやってきたんだろう。
肝心な所が出来ていないのである。
本当にバカかと思う。

久しぶりにへこみました。
帰宅しても何をしていてもダメ。
布団に入っても思い出してなかなか眠れない。

そして昨日の出勤。

玄関に立つ。
始まって数分で
やっぱりこの仕事は楽しいな、と思う。

チップの事は書きたくないのだが昨日は何故か
普段は滅多に入らないチップが4件入った。

件のトラブルとは全く関係ない方々からのチップなのだが
まるで
「これで頑張りなさい」
と言ってくれている気がした。

仕事が終わって寝る前にそのお金を見ていたら
ありがたくて目頭が熱くなった。

とても使う気になれなかった。

欧米のホテルと違ってチップ制でない日本のホテルで頂くチップは
「意味」が全く違う。

金額ではなくその「気持ち」に励まされる。

冬の寒い日に立っていた時
ヤクザの組長さんから
「これで暖かいものでも飲んで・・・」
と渡されたお金は今でももったいなくて使えない。
どんなに、どんなに嬉しかった事か。

他にも「気持ち」の入った使えないお金がある。
仕方なく使う時は拝んでから使わせて頂く。

私はお客様に生かされている、と思う。

チップではなくお客様の何気ない「言葉」でも過去に
何度も救われた。

そして今朝の明け勤務。
職場にスポーツクラブの会員さんから宅配便で「しょうが湯」が届いた。
先日「のどが痛い」と話していたら送ってくれたのだ。

一昨日のトラブルから立ち直らせてくれた昨日のチップに続き
届いた宅配便。
「○○さんまで・・・(涙)」

そして帰りの際
馴染みの運転手さんが
「今日は連休で仕事にならないから(無料で)送りますよ」
もちろんお断りしたのだが
「いいんですよ。いつもお世話になっているから今日位は送らせて下さい。
横浜の△△でしたよね」
せっかくなのでお言葉に甘える事にした。

ホテルから家までタクシーで帰るなんて・・・
(『エントツ』ではなくメーターを実車にして走ってくれたのだが
金額がスゴイ事になっていたが支払い無し)

もう本当にありがたくて・・・

トラブルの一件から昨日のチップの事を話した。
「そんな事があってさらに(運転手さんに)送ってもらえるなんて・・・」

運転手さん
『それはね彩雲さんのお人柄なんですよ』

いや私そんなたいした人間ではないんですが・・・
人間が小さいし。

電車で帰るよりあっという間に到着し
ホテルの玄関で見送っていたタクシーを
自宅の玄関でいつまでも見送っていた。

勝手な思い込みですが先日のトラブルに
みんなが私を励ましてくれているように思えてならない。
「これで頑張りなさいよ」と。

もちろんトラブルと私を励ましてくれた方々は何の関係もありません。
それでもいろいろな方々のお陰で私は明日も玄関に立てるのだ。





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喫茶 月ヶ瀬

2009-05-04 15:04:59 | 熱海
4月22日
連休を取ったが予定が無くなったので熱海に行こうと思い
1人電車に乗って行ってきました。

本来ならコルトを走らせ福島屋旅館に泊まろうと思ったのだが
不調の為に熱海まで走らせられない。

ノンビリ電車で熱海まで行くのもいいだろう。
しかし福島屋旅館に何度も通って?いると
車庫にコルト1100が収まっていて当たり前だという勝手な
イメージが出来ている(人さまの家なのに・・・)

あの車庫に私のコルトが無い姿が辛い。
部屋から下を見てコルトの先端が見えるだけでご満悦
熱海銀座の交差点から福島屋を望み車庫に収まっている姿にご満悦

フェティズム・・・?


時おり福島屋の宿がむしょうに恋しくなる。
「また行きたいな~」
と現実逃避をしてしまう。

部屋、浴室、廊下、食事、玄関のソファ・・・
そしてご主人と熱海の話題。

でも熱海が好きならいろいろな宿を知っておく事も必要。
前から気になっている宿が二軒ある。
鉄道で行くなら今回はそのどちらかに泊まる事にした。

荷物も普段の鞄に入るだけにして身軽で行く。
トランジスタラジオと文庫本を持っていく。
文庫本を戸塚図書館で借りてから戸塚駅12:28発の湘南電車に乗った。

13:43
熱海駅に到着。
駅構内に伊豆山タクシーの姿を探すもやっぱりいない・・・。
先月、倒産してしまったと聞いていたが本当だったのだ。
もう130クラウンもマークⅡも乗れないのだ

昨日の荒天が嘘のように晴れた熱海駅前は平日にも関わらず
人が多く思える。
が、商店街は閉まっている店が多い。

どうやら水曜日定休が多いようだ。
昼食をカフェ『kichi』で取ろうと楽しみにしていたが2店とも
『水曜定休』・・・。
前に行ったラーメン屋さんも同じく。

そうだ!前から気になっているあの喫茶店に行こう!

店の名は「月ヶ瀬」という。



ガラスに貼ってあるイラスト?が私の心を捉えていたが
なかなか入る機会が無かった。


店の中はシンプルな作りで古い店にありがちな
余計なものがない。

昭和臭、満点です♪



何か食事を、と店員のおばさんに尋ねると
今はトーストしか出来ないという。
(昼の時間帯に切らしてしまったようなニュアンスだった)



お話しを伺うと昭和39年に出来たそうな。

かつて伊東駅にあった喫茶「月ヶ瀬」は系列ですかと
訊ねると何の関係も無いとの事だった。

ホットコーヒーとトーストで¥800でした。

KICHIのようなお店も良いが昭和レトロな喫茶店も残って欲しいです。


きみの名は?


コメント (3)
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