思いのほか長くなってしまった探索記も今回が最後。
二つ目のガードを通り抜け出た場所は道路脇。
人が通行している気配は全く見られなかったがかつてはハイクコースだったのだろうか。
野生動物の糞もあった。
ここは伊豆スカイラインの玄岳料金所へと通ずる道路脇。
登って行くと更にガード。
どこに続く道なのか、それは分からないが場所的に玄岳山頂へと
つながっているのかもしれない。
ロープウェイに乗ってきて玄岳山頂に行く場合のハイキングコースなのか?
そうか、ここも忘れられてしまったかつてのハイクコースなのだ。
いつかはこの忘れられてしまったハイクコースを歩き玄岳山頂を目指してみたい。
さて、玄岳料金所脇の廃道入口に向かう
脇にガードレールで閉ざされた道がある。
この道の下に更に埋められた?道路跡が残っているので降りてみる。
(てっちんさん撮影)
(てっちんさん撮影)
車上からでは分からないが崖を覗くとにガードレール跡があった。
昔のカタログでよく見かける海岸有料自動車道にあるタイプだ。
↑三菱コルト1100のカタログより。
単車で転倒したら終わりだろう、と思えるこのタイプを実際に見るのは初めてだった。
(三つ目のガード画像にも当時のガードレール支柱跡が見える)
こちらは昭和42,3年頃の熱海新聞に載っていた玄岳インターチェンジ。
↑黄色の矢印下にある建物は熱海高原ロープウェイの下駅舎。
道路部分を拡大
料金所を出て下へ降りる道が見えます。
入り口に障害物のような物が見えるような気もしますが・・・
インターチェンジ周辺道路も現在とはちょっと違います。
更に当時のドライブガイドには
「池まで車で降りられる」とある。
「車で降りられる」
とはこの道路跡の事を指すのではないだろうか。
本連載中にセキトラさんから頂いたコメントに
「潰えた夢のあとさき探索」と書かれていた。
殆どの人から忘れられた高度掲載成長期の熱海の夢。
今回の道路跡発見はその潰えた夢の跡に触れたようだ。
昭和43年1月1日 熱海新聞より
おわり
追記
コゴローさんへ
これですね↓ ↓ ↓