サッポロビールといえば「黒ラベル」のイメージが強いが
「赤星」の愛称を持つ「サッポロラガー」が存在します。
http://www.sapporobeer.jp/lager/products/index.html
現存する最古の国産ブランドのビールで数年前には期間限定で缶ビールで出回った事もあるので
目にされた方も多いと思います。私が「サッポロラガー」を知ったのも缶ビールでその時はよく飲んだものです。
しかしキャンペーン終了後は主に業務用でしか流通される事はなくどうしても欲しければ酒屋さんに
大瓶をケースで注文するしかありません。
ところが近くの酒屋で常備している所を発見しさっそく買い自宅で楽しんでいました。
でも・・・・
やっぱりこのビールが一番似合うのは福島屋旅館の部屋でしょう。
当然のことながら福島屋旅館といえども置いているのはサッポロの生ビール「黒ラベル」です。
昨年の8月26日
酒屋で仕入れた「赤星」を「わざわざ」コルトに積んで行ってきました。
宿に着き温泉に入り「ああ、帰ってきた・・・」としみじみして湯を楽しむ。
宿泊客の証である浴衣を羽織って階段を上がり部屋に向かう。
部屋に入る前に「自由に使ってください」とご主人から言われている冷蔵庫で冷やしていた赤星を取り出す。
小さなコップ(サッポロと明記されたのを選ぶ)と栓抜きを炊事場から拝借しお盆に載せて「かもめの間」へ。
夏の終わりで暑いがクーラーはあえてつけずに道路に面したガラス戸を明けて浴衣姿で窓辺に腰掛ける。
これまた借りてきた「うちわ」を仰いで外を眺める。
「暑いな~」とばたばた仰ぎながら数秒後によく冷えた「サッポロラガー」の栓を開けて一杯目は一息に飲む。
古い宿(失礼)、車庫には古い車(コルト)、古い客(あたし)
『昔の熱海』
通り過ぎる観光客の方々にこの一角だけ時代が止まっているのか、と思われる事を願いながら赤星を楽しむ。
(「ブルーバードP312で福島屋」の記事にコメントをくださった「きりんさん」が私を見かけたのはこの時だったのでしょう)
一本目が空いた頃にご主人が夕飯を運んでくる。
この夕食にクラッシックな瓶ビールが似合うんです。
(この後に天ぷらが出た。一泊二食で¥8,000)
福島屋旅館にはサッポロビールの名前が入った鏡が今も残る。
福島屋でも「サッポロラガー」を常備してくれないかなぁ~
かつて書いたサッポロビールの方が必死に売り込んだ商品だと思うとあの人の思い出を思い出します。
あぁ!福島屋行きたい!!