かなり昔の事。
東海道新幹線の特集番組が夜に放映された。
どんな内容だったのかあまり覚えていないのだがある場面だけは今でも忘れない程に鮮烈だった。
「開通当時の新幹線電車と現在のを比べてみよう」
中央鉄道学園に保存されているという初期の車両が映し出され
現在の車輌(0系後期型)とを比べる場面。
「方向幕が昔はサボ式」
と、黄色のサボを差し込む。
開業当時は科学技術の遂を極めた新幹線の車体に原始的な(行先票)サボを使っていたなんて!
白と青しかない色使いにレトロ臭漂う黄色いサボ。
その場面が強烈な印象となり忘れる事は無かった。
新幹線のサボは走行中に飛んでしまったりで危険な為に
数年で廃止となったそうな。
(それから数年後にその鉄道学園は廃校となり新幹線電車も荒れたまま放置され解体された)
それから数年後に万世橋の鉄道博物館で現物を見た。
(と書いたがこの写真は別の鉄道展で撮影したものかも)
これを付けて60年代の東京大阪間を走ったのか
あの日のテレビ映像からやっと実物が見られ暫くの間見入っていた。
欲しいな…
鉄道マニアでもない私だがそれだけは何としてでも欲しかった。
で・・・
買ってしまいました
高価だったけどあの時にテレビで見た物が手元にある。
あぁ、これが開業当初の東京駅で
人々の視線を集め
開業に沸く熱海を通過し200キロの速度で大阪へ…
サボの傷は200キロの凄まじさを物語っている
全国数箇所に保存されている初期車の車体は当時の物だが表面の塗装は塗り直されている。
しかしこのサボは開業当時の人々の視線や空気を吸収しそのままなのだ。
あの当時の匂いを知っているからこそ欲しかった。
こんな時代を走ったなんて (福島屋旅館所蔵の絵葉書より)
ひかり3号は東京駅7時発
当時の人達がこの行き先票を横目で見て超特急ひかり号に
乗った。
そんな事を想像するだけ楽しい。
21日から公開された鉄道博物館の0系新幹線
「開業当初の姿を再現する」
とされているが行き先票サボの上、号車札の隣にあった「座席指定」「自由席」を
示す座席表示用サボ差しも復元されるのだろうか?
開業時にはあったのだがサボ差し廃止後に外されたようで大阪交通科学館の保存車にも残っていない。
JR西日本研修センターからの輸送写真を見ても「座席表示サボ」は
付いていなかった。
そして光前頭とよばれる先頭の鼻先ドーム。
開業時はアクリルで造られておりその後破損が激しくFRPになった。
当時のカラー写真を見ると水色っぽく止め金もその後のとは形状が異なる。
(アサヒグラフ 1964年臨時増刊 東海道新幹線より)
この二点にもこだわって展示してくれていれば、と思っていたが
見事に復元されていました。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091021/1029798/
光前頭は所蔵のオリジナル品を使ったそうです。
私は未だに鉄道博物館に行った事はないので
訪れるのが楽しみです。
東海道新幹線の特集番組が夜に放映された。
どんな内容だったのかあまり覚えていないのだがある場面だけは今でも忘れない程に鮮烈だった。
「開通当時の新幹線電車と現在のを比べてみよう」
中央鉄道学園に保存されているという初期の車両が映し出され
現在の車輌(0系後期型)とを比べる場面。
「方向幕が昔はサボ式」
と、黄色のサボを差し込む。
開業当時は科学技術の遂を極めた新幹線の車体に原始的な(行先票)サボを使っていたなんて!
白と青しかない色使いにレトロ臭漂う黄色いサボ。
その場面が強烈な印象となり忘れる事は無かった。
新幹線のサボは走行中に飛んでしまったりで危険な為に
数年で廃止となったそうな。
(それから数年後にその鉄道学園は廃校となり新幹線電車も荒れたまま放置され解体された)
それから数年後に万世橋の鉄道博物館で現物を見た。
(と書いたがこの写真は別の鉄道展で撮影したものかも)
これを付けて60年代の東京大阪間を走ったのか
あの日のテレビ映像からやっと実物が見られ暫くの間見入っていた。
欲しいな…
鉄道マニアでもない私だがそれだけは何としてでも欲しかった。
で・・・
買ってしまいました
高価だったけどあの時にテレビで見た物が手元にある。
あぁ、これが開業当初の東京駅で
人々の視線を集め
開業に沸く熱海を通過し200キロの速度で大阪へ…
サボの傷は200キロの凄まじさを物語っている
全国数箇所に保存されている初期車の車体は当時の物だが表面の塗装は塗り直されている。
しかしこのサボは開業当時の人々の視線や空気を吸収しそのままなのだ。
あの当時の匂いを知っているからこそ欲しかった。
こんな時代を走ったなんて (福島屋旅館所蔵の絵葉書より)
ひかり3号は東京駅7時発
当時の人達がこの行き先票を横目で見て超特急ひかり号に
乗った。
そんな事を想像するだけ楽しい。
21日から公開された鉄道博物館の0系新幹線
「開業当初の姿を再現する」
とされているが行き先票サボの上、号車札の隣にあった「座席指定」「自由席」を
示す座席表示用サボ差しも復元されるのだろうか?
開業時にはあったのだがサボ差し廃止後に外されたようで大阪交通科学館の保存車にも残っていない。
JR西日本研修センターからの輸送写真を見ても「座席表示サボ」は
付いていなかった。
そして光前頭とよばれる先頭の鼻先ドーム。
開業時はアクリルで造られておりその後破損が激しくFRPになった。
当時のカラー写真を見ると水色っぽく止め金もその後のとは形状が異なる。
(アサヒグラフ 1964年臨時増刊 東海道新幹線より)
この二点にもこだわって展示してくれていれば、と思っていたが
見事に復元されていました。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091021/1029798/
光前頭は所蔵のオリジナル品を使ったそうです。
私は未だに鉄道博物館に行った事はないので
訪れるのが楽しみです。