あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

八画文化会館 2号

2012-09-13 20:05:03 | 書籍

先生 お元気ですか?

小学生の頃から作文が書けなくて泣いていた彩雲です。

今さらですが作文や感想文の授業が本当に辛くて嫌でした。

何を書いていいのか全く分からなくて困っていると一人二人と鉛筆を置く音がして

焦っていました。

返される作文も酷評とまではいきませんがさんざんでした。

でも小学三年の時に作文で一度だけ誉められた事がありました。

それまで教室のテレビジョン受像機は白黒でしたが試験的にカラーテレビが入る事になった時の事です。

各学年に一クラスしかカラーテレビは入らないのですが幸運にも私のクラスが選ばれました。

しかしあろう事か「その事を作文に書け」という事になってしまいました。

翌日だったか国語の授業でその作文が取り上げられたが先生はご立腹。

ご立腹な理由は全員書き出しが「今日、~」だったのからだ。

しかし小生だけが出だしに「『3年二組に~カラーテレビが入る』と放送が~」と書いたところ

みんなの前で先生から誉められたのだった。

あの時は嬉しかったな。

その時に他の人と同じ事をしてはいけない、と悟りましたが

作文の思い出はそれだけでした。その後も相変わらず書けなくて泣いていました。

私は作家さんや記事を書ける方が尊敬とまではいかないけれどスゴイと思っています。

憧れのような世界でした。

自分がこの世から消えても自分の名前は紙に残るのですから。

旧車乗りのお友達で高速有鉛に執筆されているinomamoさんってスゴイな、と羨ましかったです。

 

そんな私にも「執筆依頼」が来たのです

初めは冗談かと思いました。

自分の書いた文字が本になって本屋さんに置かれるという事が現実となるなんて

作文が書けなくて本当に困っていた私が・・・

そんな奇特な本がこちら

 

八画文化会館 Vol.2

特集は「Hotel New Romantic」でその締めに西熱海ホテルの事を書いて欲しいという。

現存する昭和テイストあふれるホテルを扱うそうなのだが

私なんかでいいんだろうか・・・

打ち合わせに編集部まで出掛けたが編集長さんは本気でした。

最後の日の事を書いて、と言われたが既にブログで書いている内容をベースで

良いというのでそれなら書けそうだ。

大喜びで快諾したが思わぬ壁が現れた。

ブログは長くても短くても適当に書けるが書籍となると「字数制限」があるのだ。

指定された制限文字内で表現することの難しさを痛感しました。

そんな中で締め切り直前で書き上げ一安心。

若干の手直し(校正という)をされて本が届きページを開いた時には目頭が熱くなりました。

作文というのが本当に嫌で嫌で仕方なかった私の書いた文章が本に掲載された。

そして巻末のライターには「彩雲4号」の名前・・・

もう感無量でした(涙

こんな私を拾って下さった石川編集長

本当に本当にありがとうございます。

 http://hakkaku-culture.info/

さて八画文化会館Vol.2ですが特集は「「Hotel New Romantic」

60年代国内南国ムード満点な表紙は熱川の廃墟ホテル「大川グランドホテル」です。

過去に「廃墟だ!♪」と思って車で乗りつけると管理人と思われる老人がイスに座って警備しており

すぐに退散した思い出があります。別の意味で怖かった・・・

本を開いて2ページ目のスクープ記事

「宇宙アポロ風呂」??

どっかで聞いたような・・・

ブログ開設初期に熱海の「宇宙風呂」を取り上げた事があります。

http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/3313083690580ab38df291c2625527a0

その浴場がどんなものだったのか今でも分かりません。

フルヤレストランのナフキンも今では「宇宙風呂」の名前は無い。

しかし関西の某地には「宇宙アポロ風呂」なるものがあった廃墟ホテルが現存しているそうな。

これは知りませんでした。

 宇宙アポロ風呂、こんなモノがあったとは・・・

入ってみたかった・・・・

6ページ 「月世界大温泉」

8ページ「ジャングル風呂」

10ページ「レトロな自販機ホテル」

 いつかは泊まりたい・・・特に山口県の長沢ガーデンの室内写真

 その中の小さな写真と解説

   「5・古い冷房のガーという音、渋いオレンジ色のソファの丸み、柔らかい白熱灯が照らす夜は作り物ではない

      本物の昭和の空間だった」

写真を転載する事はしませんがこれぞ 「真のレトロホテル」です。泊まってみたい・・・

  自販機ホテルについてはこちら↓

   http://jihanki.michikusa.jp/

  この中で長沢ガーデンの動画紹介記事があります。いつかは泊まってみたいが遠いな~

12ページ ホテルオンザロード

   関ロッジも紹介されていました。

http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/7572298a1b0c035fbfc792f596b4ce63

14ページ 終末観光ホテル

   青年の城や熱海ニューアカオ、熱海ニューフジヤ

16ページ

 憧れのホテル「ハトヤ」

泊まってみたいと思うも強気な料金設定でその希望も叶わずにいたいたハトヤはやっぱりスゴイ・・・!

18ページ

 バブルドリームホテル

 北海道の山中にある高層ホテルの紹介

 今はこんな色になってしまったのね・・・

20ページ 

 ホテルサミット2012

 世の中にはこんな偉人がおられるのに私などが一緒の本に載せてもらえる資格などあるのだろうか・・・

24ページ

 ロストモダンホテル

 西熱海ホテル最後の日

 ここが小生の書かせて頂いた記事です(大汗)

 最後に泊まった客というだけで私などが書かせてもらって本当に良かったの?石川編集長?

 

ホテル特集の他にはモンド不動産が好きな方にお薦めな「ビルマニアカフェ」

やっぱり古いビルってカッコいいです!私も関西に住んでいれば仲間に加えて欲しいです・・・

 

巻末の「文化終末処理場」

 8cmCD編がツボでした。じつは今回の「先生、お元気ですか」はここの

  妻ようじ藤内さんのCDを意識して書いてみました。

 最高傑作はイギリスはロンドンの「SNAKE PATROL」

  読後は脱力感一杯になります。この絵と内容が頭から離れません・・・

次号予告によると「出るとしたら来年の夏でまるごと一冊廃墟特集」なのだそうな。

2号の反響が良かったら私は「本当の事をブログで書けないから墓場まで持って行こう」と思っている

「モダン和風建築な日本初の某高層廃墟」の事を見開きで書かせてもらおうかな・・・

 

と、いう訳で宜しければ皆さん買ってください!(いくら売れても私に収入がくる訳ではないが)

http://indivision.cart.fc2.com/

amazonでも買えます。

http://www.amazon.co.jp/%E5%85%AB%E7%94%BB%E6%96%87%E5%8C%96%E4%BC%9A%E9%A4%A8-2012-vol-2-%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E6%98%A5%E8%8F%9C/dp/4990371259

 

頼むから戦後のカストリ誌にならないでね(笑)  【意味:3合(号)で・・・】

 

コメント (11)
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