あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

PS 羅生門

2006-09-30 00:47:20 | ドラマ
なかなか録画したドラマを見られない日々が続いています。
そんな中、やっと見られました舘ひろしさん主演のテレビ朝日ドラマ
「PS 羅生門」

舘さん久々の連続刑事ドラマというだけでなく
森本レオさん、佐野史郎さん、伊東四郎さんといった名優が共演!
舘さんとこの三人が組むなんて素晴らしい設定!

しかし私は共演の女優さんが、あまり好きではないのでそこだけが残念だった(あくまでも個人的な趣味です)。
初回を見てみると今までの舘さん演じる刑事とは違った。

当初、全話をDVDに録画保存するか見るまで悩んだが即決「録画の価値無し」
それでも欠かさずに最後まで見たが人情刑事モノ(になるのか?)で
すぐ感動してしまう私が涙を流さなかったのも珍しい(笑)
なにしろ今回のドラマは舘さんのファンサイトでも殆ど話題にならなかった。

ゲストの犯人にいろんな俳優さんが出ていたがそちらに焦点が行ってしまい
曲者ぞろいの刑事達の良さ等が活かされていなかったのでは?

やっと最終回で森本レオさんが持ち味を発揮していたので救われたかな。
そういえば先日、職場に派遣社員やアルバイトの人達に仕事を教えていた時の事。
『彩雲さんて、説明している時の声が森本レオさんに似ている』と女性スタッフ数人から言われた。
実は森本レオさんも好きなのでかなり嬉しかった。
意識はしていないけど『冷静に小声で話す時』はそんな声になる事が判明した。

それはいいとして今回はハッキリと言わせてもらいます。
「PS羅生門」思いっきり期待外れで面白くなかった。

はぁ、渋くてカッコイイ舘さんを見たいな~

そんな中一つだけ嬉しかった事がある。
舘さん演じる黒田刑事の愛車はフェアレディZ
TBSドラマ「タイヨウのうた」で松下奈緒さんも同型のフェアレディに乗っていたのが両者ファンとしては嬉しかった



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実に残念!平泉 成さんが・・・

2006-09-28 14:23:14 | Weblog
休みだったのだが夕方から友達と飲みに行くので家でゴロゴロしていた。
一時半頃にNHKの
『スタジオパークからこんにちは』
を見たら平泉成さんが出ていた…

くっそぉ!半分見逃したぁ~!!!!!

好きな俳優さんの一人なので本当にショック
前半の内容が気になってたまらん

あまりにも悔しいので書き込んでしまいました!
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モノレール初の事故

2006-09-23 17:13:13 | モノレール
ドイツのリニアモーターカー実験線で痛ましい事故が起きました。
「こんな時になんだ」と思われるかもしれませんが我が国初のモノレール事故は浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレールで起こったようです。



昭和41年5月20日読売新聞より


そういえば今は無きyahoo掲示板「大船モノレール休止中」で子供の頃に線路内に入ってドリームランドモノレールを急停車させてしまいこっぴどく怒られた、という思い出を書いていた方の話しを思い出しました。
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虚脱

2006-09-20 13:39:28 | 60年代
18日22時、NHKラジオドラマの終わりと共にコルト1100は自宅に戻った。
イグニッションキーをOFFに戻し酷使したエンジンを止め車外に出ると
静まり返った住宅街は秋の夜を感じさせる湿った空気と虫の声に包まれていた。
 
下部がすっかり泥だらけになったコルトを見ながら私は虚脱感に襲われ立ち尽くしていた

カキン!

と、エンジンが冷やされ音を立てる。

なんだろうこの気持ち

  考えていた

私は今日、何をしにたてもの園に行ってきたのだろう?

普段は車で乗り入れが出来ない園内で建物の前に旧式の車を置いて雰囲気のある
写真を撮る
数は多くないが今では見掛けない車を見られる

そんな思いだった筈だ・・・


二日目は雨の為、殆ど来園者がおらず前日は盛況だった人力車も
客待ち状態になるほどだった

「たてものとのりもの」のメインでもあるボンネットバスの体験乗車も活況とはいえない様子

それが昼過ぎに雨があがり陽が出てくると来園者が増え始めた。
私の役目は本来「車を園内に展示(置いておく)」する事だ
人を乗せるのが好きな性分なので希望者がいれば乗ってもらいボンネットバスの前後を
走る事も担当者から承諾を得ていたが、それほど多くもないだろうと思っていた。

懐かしのボンネットバスの他にオート三輪やミゼット、k360、B360、といった面々の中にいればコルト1100は「未来からの新型車」に見えてしまう程だ。
それは言い過ぎとしてもコルトが普通の車に見える。(途中からヨタハチも登場)

14時になってまにまにカレチさんのマツダB360とコルトでバスの前を走ろう、という事になった。
初便は手の空いているボランティアの方を乗せての走行だったが、その走行風景を見た来園者から
『これも乗れるんですか?(驚!)』と声を掛けられ始めた。

本来はボンネットバスと一緒に走行する予定だったがコルトだけでも単独で走ったりしていろんな人を載せた。去年お会いした「ぶい」さんご一家、カップル数組、親子数組、共同通信の名カメラマン、騒がしい小学生女子4人組、栗原画伯とご親戚など

私には普通に足代わりに使っている車に載って頂いただけで皆さん喜んでくれた。

園内一週し帰ってくると「乗せてくだしゃい」と子供さんから頼まれる。
ちょっと疲れてきたので(何しろ『事故を起こしたら関係者に迷惑が掛かり大変』と普段以上に緊張してしまう)次こそ休憩と思っても更に・・・

やっと途切れたのでタバコを吸いに行くとノロさんがいた。
彩雲「疲れても小さい子供さんから頼まれたら断れないですよね(苦笑)」

ノロさん『日常生活で(人から)ここまで喜ばれる事ってないですよね』

この言葉を聞いてハッとした。
今、車で一緒になった方々は殆ど知らない人達
人同士の繋がりが希薄になった世の中で短い時間とはいえ楽しんでもらいながら過ごす。

そんな事、普通では有り得ない・・・

私は今まで正月になると開かれる旧車イベントに10年間参加してきた。
当初はインターネットも今ほど普及しておらず情報交換や部品探しの場として
それなりに楽しんできたが参加費¥13,000を支払う事に疑問を生じ今年から止めてしまった。参加しても何がある訳でもない。

それに対しこのイベントは無料で参加出来、多くの人に喜んでもらえる
台数が少ないので車種やメーカーが違えど各車オーナーさんと交流も出来る

決定的な違いは入場者。

旧車イベントの場合は「旧車が好きな人」
たてもの園の場合は「普通の人々」
当初は置いてあったコルトが走っているだけで驚く
旧車イベントなら当たり前な横浜から自走してきたり、足代わりに使っている事にも驚かれる

私は単純なのでそんな反応が楽しい

子供にとっては遊園地の乗り物と同じような感覚があるのだろうが
ある親子から降車の際に
子供『ありがとうございましたぁ~』
父親「子供がこの車が一番カッコイイと言うものですから・・・」
とそんな事を言ってくれる親子もいた。


穏やかな秋の日の夕暮れが迫り「たてものとのりもの」は終了し
三輪車を並べて記念写真となった。

ひとつのイベントに僅かだが手伝いが出来、無事に終わらせる事が出来た満足感を得ながらオート三輪の荷台に乗り写真機のシャッターが降りた。

あまりに楽しい出来事があると反動で終わった後に虚脱感にさいなまれる。
(まぁ、『タクシーごっこ』で走り廻って本人が一番喜び遊んでいただけだが…

明日の休日は天気が良ければ普段より丹念に洗車と清掃、点検をして『祭りの跡』を流す。
そしてまた次回の「たてもの園」から声が掛かるのを楽しみに仕事も趣味も大切にしていきたい。

(とりあえず)おしまい

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「たてものとのりもの」一日目

2006-09-18 00:50:11 | 60年代
江戸東京たてもの園の体験イベント「たてものとのりもの」一日目が終了しました。

今年は三輪車が多く4ドアセダンはコルトだけでした。
たてもの園にはオート三輪が良く似合います。

明日は天気が心配です。今日も雨が降ったらお客さんが急に減ってしまったし

ボンネットバスの体験乗車イベントでコルトも気まぐれ臨時便?でバスの後ろを走るかもしれません。
その時はお気軽にお声をお掛けください。
明日は去年「(同型のコルトに)昔乗っていた」と声を掛けてくれたぶいさんが来たら嬉しいな~
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たてもの園体験イベント「たてものとのりもの」

2006-09-16 20:11:13 | 60年代
明日17日から二日間、江戸東京たてもの園にて体験イベント「たてものとのりもの」が開かれます。
http://www.tatemonoen.jp/index.html(画像は昨年度の撮影)

ボンネットバスの体験乗車や人力車、輪タクにも乗れます。
旧車ですがオート三輪など三輪車が多いとの情報です。

私もコルト1100で参加させて戴きます。今の所、両日ともに参加の予定であります。今年も都電の脇に置いておくかと思われます。
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その時、エンジンは止まった

2006-09-15 23:59:40 | 三菱コルト1100
刑事貴族、牧編のようなタイトルはどうでもいいので前回の続きです。

帰りには熱海の福島屋旅館に行って温泉に入っていこう♪
それを楽しみにしていた矢先のエンジントラブル

その時、頭に浮かんだ事が二つ。
1.どうやって家まで帰ろう?
2.たてもの園のイベントどうしよう~?

実は今だから言うがエキマニの修理に出してからエンジンの調子があまりよくなかったのだ。
修理から帰ってくる時にアイドリングが妙に低い事が気になった。
チョークを戻すとエンジンが停止してしまう。
「まぁ、いいや。帰ってから父に見てもらおう。」
(維持費は私が18歳の時から払っているが名義変更はしていないのでコルトは父のもの。
キャブレター調整等の調子に関わる事にはあまり手を出したくなかった)

その翌日に両親と岩蔵温泉に行ったら途中でエンジンの再始動が出来なくなった事があった。
なんとか再始動して事無きを得たが、エンジンが掛かった後は妙にガソリン臭かった。

その後もそんな事がたびたび起こった。その日の一回目は一発で掛かるのだが走って停止してから20分後位に再始動させるとダメだった。

ある時、キャブの窓を見るとガソリンが全く来ていない事が判った。
それなら電磁ポンプでガソリンを送ればいいんだ♪

長いクランキングの後にエンジンが掛かるようになったがその分バッテリーにもセルモーターにも負担が掛かるし、なによりおかしい!今まではスムーズに掛かったのに?

でもなんとか走るからいいや!

↑これがいけなかった・・・(旧車乗り失格)

しかし彩雲父は母と長期の旅行中。
帰ってきたら修理方法を教えてもらおうと考えていました。

そんな矢先のエンスト。

とりあえず道路のど真ん中なのでエンジンを再始動させてみる。
「アクセルをあおりながら」キーを捻るととりあえず掛かった。
なんとか走れそうだ。
が、停止するとエンストしてしまう。

点火系よりも燃料みたいだよな~(判る訳無いのでなんとなくだが)

エンジンの回転が下がるとストールするんだからブレーキを踏みながらアクセルを踏めばいいのでは(ヒール&トウ《笑》)と思うもコルトのペダル配置からしてそれは無理。
仕方ないのでチョークを更に開ける。

もう福島屋旅館どころではなくなっていた。
チョークを引いても関係なく停止ごとにエンストしてしまう。

また長文になるので省略しますが、なんとか必至の思いで家にたどり着いた


で翌日にエアクリーナーを外してキャブを見てみると



2バレルキャブのメイン側(プライマリー)の後ろから(プライマリーシャフト)ガソリンが漏れていました!
これが原因かぁ~

分解図を見たり整備書を見てもシールみたいな箇所もない
先月に三菱自動車部品にキャブのガスケットやニードルバルブを注文しに行ったが既に生産中止だった

もう思い切ってプロに任せてみよう

と思い口コミで評判の京葉キャブレター工業(江戸川区篠崎町)に持ち込んでみた。
そしてキャブを見るなり

「これ走るけどスローが全く駄目でしょ!」

と言い当てた。

「スロットルを閉め過ぎ。アイドリング時に空気が全く入ってこないからガソリンだけが流れてしまう。だからシャフトから漏れるの。完全に閉めては駄目なんですよ」

13年ほどキャブのオーバーホールをしていなかったので分解整備をお願いしました。
気になるお値段はなんと前回の半額でした!

キャブが直ってきたのと同時に親達は帰ってきた。
キャブを取り付けてエンジンを始動させると一発で掛かった。
整備書を片手に調整方法を試みるが知識の無い私には理解出来ない。
家の中にいる父を呼ぶ。
スロットルアジャストスクリューを廻そうとしたその時
父の手が止まり
「・・・いや、自分でやってみな」
私にやってみるように指示をした。

ドライバーを片手に恐る恐る左に廻していく。
「ゆっくりと左に廻して」

エンジンが息を付きそうになった
「少し戻して。あまり下げすぎると今度は充電されないから注意して。
次はアイドルアジャストスクリュ。一旦左に廻して右へ戻す。その範囲の中で一番回転の良い所を探して。本来はタコメーターで見るんだけど付いてないからキャブの振動で見る。そして決めたら(手動でスロットルを開き)回転を上げても調子が悪くならないか確認」

しかし「一番良いところ」
というのが私には判断できず今回は父に決めてもらった。

各部の締め付けを確認して試走。
今迄よりも吹け上がりがよく感じる。そしてしばらく走って止めてから30分ほど時間を置き再始動を試みる・・・

この時、緊張した。
父の決めてくれた調整がうまくいってなかったら…
昔から何でも直していた父が最近は歳をとり変わってしまった感が否めなかった
もし駄目だったら…やっぱり父は…

そんな事を一瞬考えながらクラッチを踏みイグニッションキーを捻る

瞬時にエンジンは目覚めた

思い出したこの感触。中学か小学生の頃だった。
雨の中、家族で買い物に行った時の事。
車中でなかなか帰って来ない父を母と待っていた。
フロントガラスが雨滴で見えないのでワイパーを動かす為に後部座席から身を乗り出し
キーを捻った。瞬時にエンジンが掛かった。

それから免許を取り自分でコルトに乗るようになったがあの時のようにスムーズには掛からなかった。

前は車検後に車が戻ってくるとアイドリングが高めに設定されていたので
父は自分でキャブ調整をしていた。

それがここ数年は車検後もそのままになっていた。
エキマニの修理時には上に載っているキャブを外さなくてはならない。
その時にイジッてしまったのだろう。

試走から戻って父に「素ん晴らしい調整っぷり」を絶賛すると
『やっぱり(車検や修理から戻ったら)調整しなくちゃダメだな』
と言った。
事も無げにつぶやいたその表情には笑みが浮かび
私には誇らしく見えた。


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あのコルトを洗え

2006-09-13 14:10:14 | 三菱コルト1100
西熱海ホテルを出た一行を載せCOLT1100は熱海駅に到着。
ここで、てっちんさん&さまひさんを降ろし西熱海ホテルオフを解散としました


私は1人、伊豆の某所にいる「兄」を訪ねた。

兄の名は「三菱コルト1500」


マツダのK360にT600という兄さんがいるようにコルトにも兄弟がいる。

1500バンには逢った事があるが個人所有のセダンに逢うのは初めてだった。
「ギャランGTOファンサイト(仮)」の管理人さんが所有されているのを知っていたが
なかなか訪れる機会がなかった。

熱海から南下する事1時間。
ついに逢えました!
「野ざらしで不動車だから程度は・・・」と念を押されたり写真を送って戴き知
ってい
たのですが
結構な・・・状態ですね。
なんと貴重なBWのオートマ車!いわゆるトルコン車ですな。








私が今回訪れた目的の一つはこのコルト1500を少しでもキレイにする事。
題して
「あのコルトを洗え」

普通の人にはそんな事して何の意味が?と思われるだろうが
代車でも洗ってしまうのが彩雲4号!
意味なんてありません♪

あらかじめスポンジと洗剤を持ってきましたのでバケツを貸してもらい
洗車開始!

が・・・・汚れが全く落ちません。
スポンジではダメだ

管理人さんからタイヤブラシを貸してもらい二人でゴシゴシ擦っているとどうに
か落
ちてきました。
塗装の表面の荒れ具合を見て思い出したのが彩雲コルトの昔の姿。
今の姿は板金塗装をした後なのですが以前は本当に凄かった。

「こんな感じだったな~」

洗車後三枚







予定ではワックスを掛けるつもりでしたがかなり疲れてしまったので断念

さっそく2台並べてみます




40年前なら普通に見られた光景なのでしょうが現在では有り得ない光景


1500の左フェンダーが痛んでいるのは前オーナー時代にバックしてきた前車にぶ
つけられた故

ナンバーも付けてみます。


おお!ナンバーがあるだけで「生きている車」という感じがしますね
やっぱりシングル5ナンバーはいいなぁ~!(注:画像は存在しないナンバーです)

後ろには樹木があるのでうまく撮れませんがこんな感じです。


(どなたかこのコルト1500を本気で再生しません?現オーナーさんを紹介します)


西熱海ホテルも楽しみ、コルト兄にも逢えた♪

楽しかったな~♪さて横浜に帰ろう

と、ギャランGTOファンサイト管理人さんと食事して別れた直後異変は起こっ
た・・・・

赤信号で停車をしたところ
 プスンプスン・・・ガクガク・・ピタ(いわゆるエンスト)



・・・・。

ここは伊豆のど真ん中

どうする彩雲コルト?

つづく











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サヨナラ 西熱海ホテル

2006-09-09 01:56:16 | 熱海









再び行ってきました西熱海ホテル!前回の宿泊であまりの素晴らしさに感動したが、その直後にまさかの閉館発表

いや~、行っておいて良かった♪

http://blog.goo.ne.jp/saiun4gou/e/95273f2686c32bda72c7e3493c26449c

前回のレポート)

しかし、いいのかそれで?最後の姿を見ないで後悔しないのか?
60年代の香りが今も残る円型建築の世界。
風呂上がりに夕食のバイキングに出てきた蟹と牛の角煮、キンキンに冷えた生ビール
窓から見えるは大鉄道パノラマ
リニューアルされた部屋と大浴場
感じの良いスタッフ

60年代のレトロ感と現代の設備が見事に調和された熱海の名ホテル

今後も何度も泊まりたいと本当に思っていました。

いつものメンバーに相談し今回は栃木県から初期型三菱デボネアに乗られる
debopacerさんも奥様の非難にも耐えて参加表明!

役者は揃った。ついにデボネアとコルトの東京オリンピック聖火リレーが出来る。
頭の中は熱海ビーチラインを走る両車の姿やホテル玄関前に佇む光景でいっぱいでした。

しかし、残念ながらdebopacerさんは仕方の無い事情により断念されました。



↑ああ、西熱海ホテル玄関前でこの並びを実現したかった(涙)
debopacerさん、いつの日かまた走りましょうね!
(奇しくもこの日、東京がオリンピックの国内候補地と決定した)

14:30ホテルに到着するとこのような挨拶文があった。




1960年から46年間か~。いろんな人や車が訪れたのでしょうな~。



車を駐車場に停めた所、ガラス越しに見えるフロントスタッフの方々の反応がちょっと妙だった。

なんだろう?あぁ、そうか~!二ヶ月前に来た車がまた来たとか思っているのかな。に、してもなんか変だなぁ?

チェックイン可能時間まであと30分もあるから玄関前で写真を撮っておこうと思い車から降りると玄関内からスタッフの方が登場。
今日、宿泊する旨を伝えまだチェックイン時間でない事も承知していると伝えると
部屋はもう出来ているのでご案内して下さるとの返答。

あれ?まだ名前も伝えていないのに…?
不思議に思っていると…

スタッフTさん「ブログ見ていますよ(笑)」


彩雲「・・・・・・・はは?・・」

苦笑いし石になる事2秒間

誰か教えて下ちい!こんな時、なんて答えたら良いのですか?

なんとか気を取り直して
彩「なんで判ったのですか?」
T氏『いや、この車で(笑)ちなみにスタッフみんな見ていますよ』

とっさに書いた内容を思い浮かべ確認する。たしか罵詈雑言は書いていなかったはずだが…

インターネット恐るべし…

それにしても最終日なのになんか静かです。

期待されるべき「彩雲妄想劇場」としては
『昔、新婚旅行で泊まった』とういう老夫婦
『昔、家族旅行で熱海に来るといつもここでした』と涙ぐむ人
『昔、働いていました』という元スタッフ
または
『一度泊まってみたかった』
という人達や閉館を報じる報道陣で大賑わいだと思っていたのですが…?

フロントでチェックインしている時に伺うと
「閉館の処理等で宿泊客の受付を止めている。」
との事でした。

そりゃぁ仕方ないっす



でも寂しいっす…

おお!帰ってきたぞ~
なんと今回のお部屋も前回と全く同じ714号室


なんたる偶然でしょう!
って、そんな都合の良い話がある訳ない
ホテル側のご好意で本来の低グレードの部屋からグレードアップしてもらえました
予約マネージャーのOさん、有難うございました

という訳で今回もオーシャンビューならぬ「トレインビュー」です




事前に聞いていたとおり天国への階段は閉ざされておりました


では館内や敷地外を探索しますと気になる物が見つかりました。
「庭園灯?」

ケースの状態は新しそうですがデザインが60年代チックです

「ロビーの壁と日本画」

壁の石と掛かる絵が60年代のホテルを感じさせます

「トイレ表示灯?」

雰囲気や字体から創業当時のものなのでは?

ロビーを徘徊していると先ほどのスタッフTさんが
 「次に来たお客様達が車(コルト)を見て『あの車だ(笑)』といって写真を撮っていましたよ。それからエレベーターの日立のマークを見て同じように写していました。ブログを見てきたんじゃないですか?」
と言われました(笑)

銘菓「円遊」

もう二度と買えなくなる。西熱海ホテルのオリジナル商品です。
もちろん「円」はホテルの外観をイメージしています。
前回買ったら本当においしかったので今回も買いました♪

翌朝 ついに来ました最終日
買物や精算をしていたらチェックアウト時間ギリギリとなってしまった。
どうやら他のお客さんは既に帰ってしまったようだ。

お世話になったTさんと記念撮影(Tさん、例の記念品ありがとうございました)


従業員の方々


お礼を言い、車に乗り込もうとすると更に中から更に3~4倍のスタッフの方々が
出てきた。
予約マネージャーのOさんが

「最後のお客様は(フロント周辺の)スタッフ全員でお見送り致します」

その光景はまるでドラマの最終回を見ているようだった。
ベルボーイやドアマンを経験してきた私でもこんな大勢で見送りをした事はなかった。

「ありがとうございました」とスタッフさん達からの声を受けコルトは玄関前の坂を下る。

バックミラーを見ると皆さんが手を振ってくれていた。本当なら私も手を振って去りたいが運転があるので振り返りも出来ない。

次の右カーブに入るともうお互いに見えなくなる。
万感の想いを込めてハンドルのリングホーンを押し長声一発、コルトのクラクションを鳴らす。

バックミラーから姿が見えなくなったその時、西熱海ホテル46年間の営業は終わった。





丁重な見送りを受け鳥肌が立つくらいに感動をしたが内心、本当は寂しかった。
名物ホテルが無くなってしまうからその前に一度位泊りに~と行った訳ではない
閉館を知らずに訪れた前回に西熱海ホテルの素晴らしさに触れ
本当に、本当にまた来たいと思わせる良さがあったからだ。

また一つ、60年代の名建築が消えてしまった

せめてもの慰めは・・・最後の客になれたという事

西熱海ホテルさん、素晴らしいおもてなしをしてくださったスタッフの皆様
本当にありがとうございました。




~エピローグ~


日付をご覧下さい↓



けっしてイタズラで日付を入れ替えた訳ではないのです(撮影後にすぐ戻しました

このホテルは今日で終わってしまう
「平成31年8月18日」という日を迎える事は決してない

13年後に私は何をしているのか分からない
この西熱海ホテルの事も日常の記憶からは消えている

それでも
この写真に記憶したこの日になってここに確かに存在した西熱海ホテルの事を
懐かしく思い出すかもしれないから…

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