東海道線の「湘南電車」が消えるそうな。消えるといっても113系という
オレンジとミドリに塗り分けられた電車が東海道線から引退という事らしい。
自分では鉄道マニアでは無いと思っているが、周りはそう思わないらしい。
「少し知っている」程度で111系と113系の違いも分からないレベルです。
それでも長年近場で走っていた東海道線の顔みたいな車輌が消えるのは実に残念
。
一昨日、連続で続いた泊まり勤務が終わった際に乗ってみたくなった。
それもこのブログで書いた
グリーン車にもう一度。
東海道線を引退しても113系の普通車は日本のどこかで乗る機会があるかもしれな
い。
しかし113系サロの「グリーン車」は廃車となってしまうそうだ。
国鉄時代に造られ6,70年代な味わいが残る世界。
熱海まで行って日帰り温泉に入ってこよう♪
泊まり勤務が終わった23時過ぎにネットで運用状況を探してみるも専門用語ばか
りで判らない・・・・。
勤務終了後に乗れる113系は品川駅13:11分しかない。しかも小田原止まり。
その後だと夕方となってしまうので仕方なく13:11に乗って小田原から別の電車
で行
く事にする。
たくさん走っていたのに、もう数える程しか残っていない(涙)
そういえば通勤に使う京浜急行からも見る機会はあまり無くなっている、
グリーン車で食べる駅弁と「(昼間だが)仕事が終わった後なので」ビールを買
う。
その際に品川駅でこんな湘南電車を発見
私が小学生の頃までは走っていた記憶があります。
写真を撮るのは恥かしいがブログネタにと、撮影。
時間通りにオレンジとミドリの電車が入って停車する。予定変更とかで新しい電
車が来てしまうのでは、と不安だったが一安心。
慣れ親しんだ車体を見てもう見る機会も無いんだな、と感慨深げになってしまう
。
平日の昼間なので車内は10人位しかいなかった。
余裕で席を確保し缶ビールを開ける。一週間ぶりのビールはたまりませんな♪
横浜駅を過ぎ電車は大船へさしかかった。
小学3年の頃、大船駅を通った時に見た錆だらけのモノレール駅の姿は今も忘れらない。
もの凄いインパクトだった。
それも今は僅かに橋脚が一本残るだけ。
あの錆びた駅も無くなり湘南電車もまた私の前から消えていく
藤沢駅で113系とすれ違う、いや80系(を模した)売店だ。
さすが降りて写真を撮る勇気も無いので解りにくい写真となってしまった。
話しは変わってやっぱり駅弁は崎陽軒のシューマイ弁当です。
「いつも食べているからたまには代えてみよう」とあなご弁当を選択しましたが
少し後悔。
あなご弁当も美味しかったんですけどね。やっぱりシューマイ弁当の方が私は好
きです。
電車は14:40頃に小田原駅に着。先頭に行ってみるとカメラを持ったたくさんの
人がいます。
ヘッドマークみたいなシールが付いていました。
(こんな写真を撮っているから職場でこのブログを見てくれているインストラクターのお姉さんから関西弁で「あ、鉄っちゃんやわ」と笑われるんだろうな)
小田原駅で10分程待っていると熱海まで行く電車が来ました(何系か分かりません・・・)。
同じグリーン車でも違いますな
15:10位に熱海駅に着。帰りの113系は18:26の東京行きまで無さそうなので
それまでノンビリ熱海を散策する事にしました。
駅ビル?の2階食堂街はなかなかです!
スピーカーから流れる音楽もあまりに古臭い(←誉め言葉)
値段も手ごろなので温泉帰りはこの辺りで一杯やるつもり。
とりあえずコーヒーを飲んで一服しようと思い(私的)熱海重要文化財
レストランフルヤを目指す。
ここで半月ぶりに煙草を吸いました。普段は全く吸いたいと思わないが旅に出ると何故か吸う。
時間もたくさんあるので熱海モノレールで有名な熱海第一ビルへ向かい目に付い
たのがこの看板
イイです!昭和です!!レトロです♪
他にもいろんな看板や字体があるのですがキリがありません
といいつつ、なんか面白かったので写しました。
え?面白くない?こりゃ失礼。
その後、テコテコ歩いていると海岸通りに出てしまいました。
なんと「大月ホテル」が・・・潰れていた(かなり前から?)。
建物のわきに付いている看板は下から見ると錆びて穴が空いていた。
《業務連絡》てっちんさんへ
ご推薦の廃墟旅館が取り壊し中でしたよ!
通りを渡って熱海サンビーチに出ると殆ど人がいない。シーズン外の平日だもの
当然だ。
16:30となり
さて、目指す日帰り入浴可能な「福島屋旅館」に行こうか!
と、頭では思うのですがなんか身体が動こうとしません。
・・・サンビーチに出て誰もいない海を見たり反対側の取り壊し中ホテルをボー
っと眺めてのんびりとも、淋しさとも違う感覚にとらわれてしまいました。
明日は休みなんだよなぁ・・・
予定も無いなぁ・・・
熱海まで来たんだからこのまま一人で泊まっていく、というのも『有り』なんだ
よなぁ・・・
営業しているホテルの食堂が見えて夕食の準備をしていた。
ここへ来るまで『¥5500より』という看板を何度か目にしていた。でもそれは二
人以上で一人の値段だと思う。
昨夜見た誰かのブログで宿を決めずに『熱海駅前』の旅館案内で聞いたら「1万
5千円以上から」しかなかった、と
憤慨されていた。いきなりの飛び込みは高いんだろう。
どうしようか・・・。
福島屋旅館は確か一泊二食で¥8000だと記憶していた。でも二人以上だろうな・
・・
平日で特に天気の良くない日でも熱海は、どこかマッタリとした穏やかな空気が
流れている。
そんな熱海は本当に素晴らしい。
1人で歩いているのは私だけだ・・・皆さんお連れ様がいらっしゃる
そういえば近頃は「一人旅」をしていない事に気付いた。ここで泊まってしまっ
たら一人旅だ。
勤務後なのでメガネやコンタクトレンズケースも持っている。
やっぱり泊まっていこう!ここ最近、同僚が急に辞めてしわ寄せが来た為に疲
れていた。
温泉宿に入ってノンビリしていこう♪
今時、銭湯より安い¥400で「日帰り入浴」が出来る宿『福島屋旅館』
福島屋の存在に気付いたのは10年程前。前を通る度に今では見かけなくな
った佇まいに
「いつかは泊まりたい」と思っていた。入り口の右に見える車一台がやっとの駐
車場にコルト1100を入れた姿を想像したりした。
去年、同じ通りにある『
竜宮閣』に泊まった時に「次回は福島屋に!」とみんな
で話していたのだ。
フライングになりみんなに悪いとも思ったが「偵察」という事で・・・。
しかし予約無しで玄関をくぐる事に抵抗があった(小心者だから)。
過去にネットで調べたら誰もが「宿のご主人が感じ良かった」と評していたが
それでも緊張した。
意を決心して玄関のドアを開け
『あのぅ、1人なんですけど(三十ン歳、独身でしかも友達がいないという意味では
ないんですが)
今日お部屋空いてますか?』と恐る恐る尋ねてみた。
ご主人は「はい、空いてますよ。でも素泊まりとなってしまいますが・・・」と
恐縮したように答えてくれた。
彩雲『ち、ちなみにおいくらでせうか?』
ご主人「¥4650です。」
安い!安いわよ!
その時、頭の中を『キミキミ、アライだよ』でお馴染みのシンエイ電気のCMが浮か
んだ。(若い人は知らんよね)
一人だと割高になるとかなり覚悟していたがなんと嬉しい価格!
いや、このご時世安いだけなら他にもあると思いますが
風情あふれるこの宿に¥4650で泊まれるこの有りがたさ!
評判通り感じの良いご主人に2階に案内されていくと中は予想外に広かった。
廊下に冷蔵庫があり「何か買ってこられたらこちらの冷蔵庫をご利用ください」
と持ち込みOKという事をさり気なく案内してくれた。
完全木造です。映画『男はつらいよ』で車寅次郎こと寅さんが泊まっていそうな
宿だ。
廊下の画像を撮りたかったのですが撮れませんでした(理由は後述)。
部屋は広くも狭くも無いです。いいなぁ!この部屋
この看板も良い
窓からの眺め
お茶を出され飲んで落着く。外は寒かったので部屋に入れてホッとする。
宿が決まり安心出来た時の有り難さを久々に味わった。
風呂場はこんな感じです
別にどこかで「昔の画像」を拾ってきた訳ではありません。
昨日の姿です。脱衣所は裸電球が灯っています。
熱海にこんな世界が残っていたなんて・・・。
先客で近くに住んでいるというおじさんがいたのでいろいろな熱海話を伺ったり
しました。
ちょっとぬる目でしたが、おじさんは「先に入って行った人が水で埋めた」と言
ってました。
普段はもっと熱いそうですが私には長く入れてちょうど良かった。
風呂にも入れたし外に食事に行こうと玄関を出ようとすると「泊まれますか?」
と若い女の子二人が入ってきました。その若さでこの宿を選ぶとはチャレンジャ
ーですな~。
歩いているとなんだか暑くなってきた。気温は冷たいのに・・・これは温泉の効
果で
しょう。
食事は熱海駅で目を付けていた駅ビル二階の食堂でちらし寿司と生ビール。
帰りにコンビニでビールとおつまみ、明日のご飯を買う。
宿に戻ると先ほどの二人は隣の部屋でした。
『廊下や洗面台は後で撮ろう』と思っていましたが、そんな所で写真を写してい
たら怪しまれる事間違いナシ(涙)
開き直って「いや!決して怪しい者です」と返せばよいかもしれないが・・・。
辞めよう!
また風呂に行ったりビールを飲んで一人旅を満喫しているとNHKで
『
ブルーもしくはブルー』が再放送されていた。
偶然にも三年前に一人旅で大分に行った時に宿で見た番組。
とても面白く主題歌も好きだった。それをまた一人旅に出た旅先で見るとは・・
・。
再放送をしているなんて知らなかった。初回から見たかった(涙)
見終わって布団に入るが車通りに面しているのでちょっとウルサイ。
が、すぐに寝てしまった
(つづく)