枕もとへ落ちてきたかな?と思うくらい大きな音の春雷!!やがて滝のように轟音を響かせながら降りしきる雨・・・いささか不気味ではあるが、起きていても仕様が無いので再び布団に入る。その、雨も九時くらいにはあがり、お昼頃には薄日が射し埃も流され辺りが、キラキラ輝いている。
”有為転変”まさにその通り、今日の天気とは裏腹に、心身ともに参っている彼女・・・受話器を通した声はくぐもり、昏い。まさか、今になって、こんな苦労が、待っていようとは? 誰も想像だにしなかった。 結局話しを聞いてやるだけで歯がゆいけど何の手助けも出来ない。
一歩々、足を大地に踏みしめ頑張って来た筈なのに・・・「会社倒産」の四文字でガラリと坂道を転がるごとく思いもしない境遇になってしまった。
頭も良くそこそこに資格がある故にプライドがゆるさず、今の自分としっかり向き合うことの出来ない不器用な男 それからは、何をやってもうまくいかない・・おまけに、身体に無理を掛けていたのが災いして救急車で病院に運ばれる 辛かったでしょう。誰が悪い訳ではない。彼にしても!彼女にしても・・運命の神様は ときとして残酷な事をやってくれる・・それが「試練」と言う事なのでしょうか?
彼女の言葉でなく、声が哭いていた・・・が 今は、どう足掻いても身体を治す事が先決 二人で頑張って!多少なりとも、疲れた心を癒す手伝いは出来るから・・・
今までだって、二人で頑張って来たじゃない きっと、笑い合える日がくるよ!
お花大好きな彼女に贈ります・・・