平家物語の途中です。が、只今民話に、はまっています。
永平寺の五百羅漢
今から4百年の昔、織田信長が日の本(日本)統一を押し進めていた時の話です。
都の苛酷な政策に、生死をかけた一向一揆の火の手が北陸地方に上がりました。
一揆を知った信長は、兵を北陸に進めて、一向一揆を鎮め、最後に大本山永平寺を占拠するため何千と言う兵を差し向け、寺の明け渡しを要求しました。
「ギィー」と山門が開き、中からしずかに禅師様が出てこられて、
「仏の道を求めて修行する者に戦など無縁のもの。どうぞお引取りを。」と威厳をもって答えられました。が、それでも信長の家来は、頑として引き下がろうとはしませんでした。
しかたなく、禅師様は、
「修行僧を寺から退出させますので、半日の猶予を下さらんか」と願われたので家来も半日待つことにしました。
さっそくそのことを修行僧に告げましたが、修行僧達は誰一人立ち上がろうとはせず皆、仏様のおそばに仕える者、この寺に残り仏様を守りたいと言って動きませんでした。
禅師様は、ほとほと困り果てておられた時です。
山門の外では、とても不思議なことがおこっておりました。旅支度をした修行僧が長い行列を作って、山門を下っていくのです。
その列は夕方になっても続き、先頭を行く僧は福井まで達していました。信長の家来達は、僧の数の多さに驚き、更に、合掌したままの姿で進み続ける彼らの姿に、御仏を見るようで心を打たれ、家来の中には合掌する者さえ出てきました。
信長も、とうとう寺の包囲をといて引き上げていきました。
これは、永平寺を戦禍にまきこまないように、山門楼上に安置されている五百羅漢が、修行僧に身を変えて、寺を守ってくれたと伝えられています。
これは、テストです。どうも、パソコンの調子が悪く思うようになりません。
すぐ、消えてしまいます。今度は、どうでしょうか?