名前忘れました・・・あなた教えて・・・
あなた
雨降りです。昨夜は蒸し暑く寝苦しかった・・・
そのせいか、今日は頭がシャンとしません。
雨が網戸にへばりついて、外がはっきりみえない。鬱陶しいけど!雨降り嫌いではない。
きっと、自然界でも諸々あって・・・大きい声で哭いてしまうのでしょう・・・
”哭きたければウ~ンと哭いたらいいよ~不思議なことに泪は枯れない。だから、洪水にならない程度に”
澱んだ空気も木々の葉っぱも綺麗になるよ・・・ただ窓ガラスだけは…汚くなってしまう。
あなた
この雨の中わたしの気持ちだけが、どこか彷徨っている・・・何故なのか自分でも判らないけど。
あなたの所へ辿りつこうとしてるのかも?ね。
いくつ月日を重ねても・・・忘れる事なんてできないよ・・・ とくに、こんな日は・・・
愚痴は言わないと・・・でも心の中で声を潜めて、小さく小さく呟きながらグチッて誤魔化している。
人を羨んではいけないと、百も承知二百も合点・・・の筈ですが、やっぱり、寄り添って労わりながら
歩いている二人ずれの姿をみると・・・何故逝っちゃったの?と、恨めしい。
少し小降りになった雨、時々思い出したように網戸の雨が”ツツッ”と尾を引いて流れてる・・・
あなた、今日は始まったばかり・・・
でも、堪らなく淋しい・・・逢いたい・声がききたい・・・
あれ~
午後になったら、雨が上がりました。湿度は高いけどお陽さまも顔をだしキラキラと輝いている。
光に誘われ一寸窓をあけてみました。「ウワッ~」湿度が高く変に熱した暑さ。
お陽さまも、また引っ込んでしまった。
やっぱり今日は家でじっと我慢して暑さを凌ぐしかないようです。
あなたも、じ~っと我慢で寝ていてね。