『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

何も考えず、ただボンヤリと庭を眺めて…心は何処か彷徨って…

2015-05-09 14:37:51 | Weblog

                         
                2015-5-7- ヨドガワツツジ

      あなた

 「ヨドガワツツ」が咲いてます。

 薄紫の淡い色。

 綺麗です。

 今日は窓を開けていても、寒くない。

 心地よい風が通り抜ける。

 庭は「ツツジ」が満開。

 優しい春の昼下がりです。

 春の真っただ中に身をおいて…

 何も考えず、ただボンヤリと庭を眺めて…

 心は何処か彷徨って…

 こたえなんてなにもない。

 どんなことがあっても、刻(とき)は流れて。

 「いい人生だったかな?」

 そんなことが頭を、過って。

 親と過ごした時間より長く「あなた」と一緒だった。

 子供は独り立ち。

 あなたとは、もう少し一緒に居たかった。

 笑われてもバカにされても、共に暮らしたかった。

 あなたの年祭が過ぎ「ホッ」としたら、あとは何も考えられず

 ただ、ボンヤリと…

 抜け殻です。