『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

ムラサキツツジは花の大半が散り落ちて「むくろ」のようになって…

2015-05-14 14:18:10 | Weblog

                         
                               2015-5-13-   変わった色の「チュウリップ」

    あなた

 あの変わった色の「チュウリップ」今年も咲きました。

 たった一本の「チュウリップ」紫に近い色です。

 午前中は小ぬか雨。

 雨降りは寒くて昏くて…やっぱり厭です。

 お昼過ぎ ようやくお陽さんが雲の間をぬって、チョッピリ顔を出して。

 春爛漫のはずなのに…

 風がつよくて。

 それでも、庭の「シャクナゲ」は風に逆らわず懸命に咲き続けようと

 前後左右に揺れ続けて…

 ムラサキツツジは花の大半が散り落ちて「むくろ」のようになって…

 自分の役目は終わったって…

 静かに佇んで。

 「花の命はすごい!」

 わたしも斯くありたい。

 

 『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

 淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え 、かつ結びて、久しくとどまりたる ...』

 「鴨長明」の方丈記冒頭部分です。

 《平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家、鴨野長明の

 随筆作品。日本中世文学の代表的な随筆とされ、約100年後に執筆された

 吉田兼好の「徒然草」、清少納言の「枕草子」とあわせて日本三大随筆とも

 呼ばれる。漢字と仮名の混ざった和漢混淆文で書かれたものとしては、

 最初の優れた文芸作品。移り行くもののはかなさを語る無常観の文学。》

 「青空文庫」より抜粋。

 あなた

 嬉しい人からメール…ありました。