あなた
小春日和の
暖かい日です
庭の雪も消え
濡れた土が
初冬の
侘しさを
一入…
醸し出している
午後
偶々
珍しく
ご近所の方がみえる
あなた
見えてたでしょう
何時も
お世話になってる
お向かいさんです
必ず
あなたに
お参りして下さる方
お友達にご不幸があったとか……
この齢になると
不幸の話が多く
忙しく出歩いていると
嘆いていました…
気持ち判りますよ
「くつろいでゆっくりお茶をのめた」って
喜んでいました
何時しか外も暗くなり
急ぎ
「またね~~」って
言いながら
帰りました
楽しかった後の
淋しさ
虚しさ……
もう何もしたくない
あなた
今夜は何もしないけど~~…
ゴメンネ
こんな日が
ず~っと
続いたら…
嬉しい……ん
だけど……
あるわけ
ないよね~~…