『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

雨に誘われるかの!ように、過去の想い出が執拗に追いかけてきて…

2015-09-02 11:52:19 | Weblog

          
                                                 
                                                       2015-8-31-綺麗になった庭-3

  あなた

 今日は何の日…

 勿論判るよね…

 静かに降る忍び雨…

 千五百五十日余り。

 こんなに長い月日を、生きてきました。

 一人が良いとは言いません。

 ですが、勝手なことをできるのも一人。

 わたしは、よいほうに捉えます。

 今日の雨は侘しい雨。

 雨に誘われるかの!ように、過去の想い出が執拗に追いかけてきて、

 忘れようと、していたのに!って…恨めしくもある。

 消そうとしても消えてしまう訳ではないけど…

 また、寂しさに苛め(さいなめ)られて…

 雨降りの外を眺めては、あなたの前でブツブツ独り言を、言って自分を慰めて

 いるわたし。

 

 絶え間なく降る初秋の雨、冷たくないが蒸し暑い。

 昨日のうちに枯れた花の始末をしてよかった、彼女は手伝ってくれましたが…


 『木の間よりもりくる月のかげ見れば心づくしの秋は来にけり』詠み人知らず

 『君しのぶ草にやつるる古里はまつ虫の音(ね)ぞかなしかりける』詠み人知らず

 「何れも詠み人知らずとありますが、二首とも「秋」の和歌(うた)です。」

 

 

 


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