あなた
日にちの感覚がまるでない…今のわたし。
文月が過ぎ、葉月も・長月も過ぎてしまって…神無月も半分が過ぎてしまいました。
この三か月間は、わたしの人生から欠落していると思います。
苦しいとき、あなたの手がほしく、手を出したのに、あなたは冷たく背をむけて行ってしまった…
悲しかった…でも、背をむけたあなたの姿も淋しげだった…記憶はそこまで…
日曜日の朝ラジオから平家物語の朗読が流れました。平重盛の章でしたがそれに気付いたのが、
随分後のことでした。
「重盛」の心境と自分の気持ちが相まって、無性に淋しく世の儚さが身に沁みました。
庭がきれい…残したニシキギの実が赫く、寂しい庭に彩りを添えて心癒やしてくれる。