人類の歴史上のいくつかのトピック(事件・転換点)を取り上げて、そこで(結果的には)“誤った判断”を下した背景・要因等を著者なりの切り口で紹介しています。
選ばれたトピックは、後世への影響という視点から見て必ずしも“重要”なものばかりではありませんが、誰もが興味を抱きやすいネタが選ばれていますね。
「著者なりの切り口」のひとつは “行動経済学”的な視点(さまざまな認知バイアス)なので、失敗の必然性に関しても “さもありなん” という印象を受けます。
歴史において「同じような失敗」を懲りもせず繰り返している人類の姿があるのは、 “行動経済学”が明らかにしている人類の行動・思考様式が、過去から現在に至るまでそれほどは変化(進歩)していないことの現れなのかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます