たい焼きを探しに、兵庫県に来ました。実は前回おとどけした、篠山市の宗家丸八たい焼き堂さんの帰りに、尼崎市にあるたい焼き屋さんに立ち寄る事にしたのです。福知山線の篠山口駅から乗り、本当は大阪駅に戻るつもりが、 JR 尼崎駅で途中下車。ここに今日行ってみたいたい焼き屋さんがあります。そのたい焼き屋さんは、地元でも有名らしく、前々から訪れたいと思っていました。ただその場所は、阪神尼崎駅の方が近い。 JR 大阪駅まで行って、梅田駅から阪神本線に乗り換えればいいのですが、たまには運動不足解消の意味も含めて歩く事にしましょう。
テクテク尼崎市街を歩いてます・・・。とりあえず国道2号線を目指しますが、なかなか通りに出ませんね。地図で見たときはそんなに遠くないように思えましたが、やはり歩くとなると結構着かないものですね。するとやっと交通量の多い大通りに出ました。ここが国道2号線。そこから神戸方面に向かって歩きます。と歩道橋のある交差点に来ると、ここの奥に阪神尼崎駅があるようです。でもたい焼き屋さんはまだ先です。
国道2号線を歩くこと5分ほどの所に、アーケード街がありました。ここは三和本通商店街といい、国道2号線から阪神鉄道までの縦の商店街を言います。それと横に伸びる商店街を含め、この一帯を阪神尼崎駅前商店街と呼ぶようです。でも最近は「元気街」の愛称で、活気ある街づくりに取り組んでいるようです。今回訪れたたい焼き屋さんは、三和本通商店街の一角にあり、場所は国道2号線から入って最初の角です。
このたい焼き屋の名前は、小椋商店といます。こちらは箱物の商店ではなく、露店と表現した方がベスト。この位置は四方向から見えるので、行けばすぐにわかると思います。小椋商店さんは年配のご夫婦が営んでます。お店は露店でも、配置が整っていて凄く綺麗なお店です。後ろにはタレントさんのサイン色紙が数枚貼ってありました。仕切る物がないので、おじさんが焼いている様子もすぐそこに見えるし、お母さんとも気軽に世間話が出来る。事実常連さんらしい年配の女性がお母さんと話しをしている最中に僕が訪れたので、しばらくして僕もその話の中に加わっていました。その常連さんが言うには「ここのお店はこの場所でまだ数年だけど、神社近くでやっていた頃から数えて40年くらいになる」なんて事を教えてくれました。お店の壁もないし、お客さん同士の壁もない、そんな親しみ易い人柄の商店街です。
そんな商店街で人気の小椋商店のたい焼きを買いました。1個100円の天然物のたい焼き。おじさんがせっせと焼いた焼きたてを、お母さんが紙袋に入れて渡してくれました。さすがにすぐに食べるには熱い。小ぶりのたい焼きは、しっぽが大きな三角で腰がくびれたかわいい形です。天然物だけど、見た目と違ってそれほど硬くない。むしろ皮が1ミリくらいの薄皮で、柔らかい食感がいいですね。それに40年焼き続けたたい焼きは、懐かしい風味と甘さがある。食べているうちに感じた事があります。それは一口食べて喉を通り過ぎる瞬間、なんとも喉越しが心地よい。何度も何度も試してみましたが、すーと喉のあたりで溶ける感覚はなんでしょう?今までたくさんのたい焼きを食べて来て、はじめて味わった驚きの食べ応えです。
小椋商店さんのたい焼きは勿論美味しいですし、やはりご主人とお母さんの人柄も凄くいいです。身体に気をつけて、これからもたい焼きを焼き続けて下さい。
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