たい焼きを探しに、東京都豊島区に来ました。豊島区で一番大きな駅が、JR線の池袋駅です。ここは私鉄の始発駅でもあり、駅地下の通路は常に人の流れが多いです。特に中央の通路は、JRと私鉄の乗り換えで、人の流れが縦横にクロス状態です。そんな大きな駅の近くに、今回のたい焼き屋さんがあります。
池袋駅東口を出ると、すぐ目の前に明治通りがあります。その通りを右方向に100mくらい歩いて行くと、五差路の交差点にぶつかります。ここを渡り数十メートル歩いた左側に、今回のたい焼き屋の新宿椿庵さんがあります。お店の名前を見て、不思議に思う方も多いと思います。お店の前の明治通りをこのまま進むと、確かに新宿区がありますが?でもこの場所は、まだ豊島区です。この疑問は後程お伝えします。
お店はこじんまりとしていて、間口が狭く奥に長い作りです。特徴はお店の大きさに比べて、「たいやき新宿椿庵」の看板が大きい!実は新宿椿庵さんには、何度か買いに来ています。というのも、最初ここのたい焼きを食べた時、はっきりした味の説明が出来なかったのです。この理由も後々ご説明します。
新宿椿庵さんは連式のたい焼きです。歩道とお店の間に一つ段があり、そこに上がり注文します。店先で店員さんがたい焼きを焼いているので、焼いてあればすぐに渡してくれます。先程もいいましたが、新宿椿庵さんのたい焼きは連式です。店先に焼き型が置いてあり、そこで焼いてます。でもその焼き型の上に、ぶ厚いたい焼きが並んで立ってます!新宿椿庵さんのたい焼きは、あずきと絶品カスタード・芋あんなどがあります。そしてそのあずきには厚焼きとうす焼の2種類あり、どちらを食べるか迷います。
僕が最初、新宿椿庵さんを訪れた時、迷った結果出した答えが、「両方注文すればいいや」でした。いゃいゃ皆さんは、厚焼きとうす焼を両方食べてもいいんですよ。でもその安易な考えが、何度も通う事になった理由です。
その時は最初にうす焼を食べて、次に厚焼きを食べました。結論からいうと、厚焼きのたい焼きのインパクトが強く、その為はじめに食べたうす焼のたい焼きの印象が消えてしまったのです。そしてお腹がいっぱいになってしまいました。そうすると、この内容はお蔵入りなってしまいます。そこでリベンジのつもりで、2つのあずきを2度に分けて食べる事にしました。
数か月前の某日、1度目はうす焼のたい焼きを注文。というのも、その日新宿椿庵さんを訪れたのが夕方で、既に厚焼きの方が売り切れだったのです。150円を支払い、うす焼のたい焼きを手渡してもらいました。白い紙袋に入ったたい焼きはほんのり温かく、歩きながら食べました。
紙袋からたい焼きの頭を少し出し、そこをがぶり。意外にも皮の表面がサクサクで中がやわらかい!そしてその中にあんこがたっぷり入っています。でも最初食べた時、あまり甘さを感じませんでした?そこで気が付いたのです。一番初めに2匹食べた時に、うす焼の味の印象が無かったのはこのせいだと。新宿椿庵さんのあんこは、こだわりの甘さ控えめ物だと思いながら食べていました。
ふと何気なく舌にあんこを乗せ、上あごですり潰してみたところ、味覚があずきの甘さに反応しました?「あれ!」もう一度同じようにやってみると、やはりあずきの甘さを感じました。でもそれは口の中に留まることなく、スーと消えてしまいました。少し誇張した書き方かもしれませんが、その時そう感じました。
そしてつい最近、2度目は厚焼きのたい焼きです。新宿椿庵さんの店先に行くと、焼き型の上にたい焼きが数匹並んで立っていました。時間も夕方6時近かったので、もし売り切れていたら無駄足になると思いましたが、内心ほっとしました。そしてうす焼より20円高いお金を払うと、店員さんが「厚焼きは今月(5月)末でおしまいです」と!このタイミングは、やはりラッキーだったのか?でも9月半ばから再販売するそうです。そして白い紙袋に入ったたい焼きを手渡してもらい、歩きながら食べる事に。
その白い紙袋は重く、その厚みは帯付きの100万円の3束くらい?あります。紙袋を開け中からたい焼きを取り出しました。あんこをたい焼き2枚で挟んだこの形。これを頭からがぶりと一口では無理なので、あんこを後回しにして、片方のたい焼きから攻めました。店員さんがいっていましたが、焼立てという事もあり、皮がサクサクで中がふわり。ここまではうす焼の物と同じように感じましたが、1枚ずつ厚く焼かれたたい焼きは中がふわり、そしてしっとりとしているような?少しカリッと焼いたパンケーキのような?(あくまでも僕の感想です)そこにあんこが加わり、食べていて贅沢な気分になります。このあんこですが、うす焼と違って最初から甘さを感じます。でもそんなに甘ったるくはなく、凄く食べ易い甘さです。でもそうですよね、この量のあんこが凄く甘かったら、しつこくて食べきれないかもね。でも結構あんこの量ありますよ。まるでたい焼きを器にして、あんこを食べているようです。新宿椿庵さんのたい焼きをじっくり堪能した感じです。
最後に前文で抱いた疑問ですが、2度目に訪店した時にお聞きました。以前のお店が新宿区の歌舞伎町にあり、数年前の新宿区役所周辺の土地再開発の為、今の場所に移られたそうです。なので現在もその時の屋号で営業しているようです。
なにかが見つかる広告
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます