流されていく……
このまま流されたくはない
居眠りして観ていた、「紅白」。
私にとって、もうこれを見るような年齢ではないのかと思いながら、
今日の新聞を開く。
朝日新聞社説は、今年を「言葉」で振り振り返っていた。
印象的な文章があったので紹介する。
以下の文章は、消費増税の先送りについての文章だ。
「確実な未来」である人口減少と超高齢社会に備えるための国民の負担増しを、
政治家が先送りし、
多くの有権者がそれを歓迎、或いは追認した。
医療も介護も年金も生活保護も子育ても、
財源難にあえいでいる。
この厳しい現実から目をそむけ、
社会全体が
「何とかなるさ」とつぶやきながら、流されていくようだ。
このまま来年も流されてしまわぬように
ひとり一人が、目の前にある「将来」に責任を持って
嫌なものは嫌だと答えられるような姿勢が必要なのではないか。
今年も、数分で終わります。