ニュースの声 (1)
ロシア ウクライナ侵攻関連
メディアを通じて気になったnewsをアトランダムに載せます。
読者の方々が何かを感じていただければ幸いです。
(1) “チェルノブイリ原子力 発電所 ロシアウクライナが占拠”(NHK NEMS WEB 2022.02.26)
(NHK NEWS MEBより)
チェリノブイリ原発は、旧ソビエト時代の1986年、運転中の原子炉で爆発が起こり、
史上最悪の事故と言われています。その後1991年ソ連崩壊に伴ってウクライナが独立すると、
原子炉の管理もウクライナに属しました。
現在は石棺で覆われ、発電機能を持たない原発をロシアはなぜ占拠したのか。
ロシアとしては貯蔵されている放射性廃棄物をウクライナ側に渡さないよう
にするねらいがあるとみられますが、ウクライナの大統領府顧問はロイター
通信に対して「ヨーロッパにとって深刻な脅威の1つになった」と述べ、ロシ
アを非難しています。
2月21日の国民向けの演説でロシア プーチン大統領次のように述べている。
ウクライナがソビエト崩壊後に放棄した核兵器を改めて保有するという趣旨の
発言をしているとしたうえで「ウクライナが大量破壊兵器を手に入れれば、ヨ
ーロッパやロシアの状況は一変する」と主張しています。
「ドロボーにも一分の理」という諺がありますが、身勝手な行動と発言は許されません。
(2) ザポリージャ原発砲撃(朝日新聞2020.03.05)
原発に対する攻撃は、国際法で禁じられた危険行為。
欧州の大部分に深刻な汚染をもたらしかねない前例のない暴挙に、国際社会から非難の声が
上がっている。
「プーチン大統領の向こう見ずな行動は、欧州全体の安全を直接的に脅かす」
(英国・ジョンソン首相)
「決して許されてはならない暴挙だ。福島第一原子力発電所事故を経験した
我が国として、もっともさ良い言葉で避難する」
(岸首相)
ロシア軍の砲撃で火災が発生したが鎮火。周囲の放射線の状況に変化はない。
原子炉自体ではなく、隣の建物が攻撃を受けたというニュースもある。
「原子炉の安全システムはまったく影響を受けておらず、放射性物質の放出もない」
(国際原子力機関グロッシ事務局長 記者会見)
ロシア軍は3日、装甲車両で同原発の防衛網の突破を試み、ウクライナ軍との間で戦
闘状態状態になり、原発の訓練等で火災が起きた。
「ロシアを除けば、これまで原発を攻撃した国はない。国家テロリストが人類史上で
初めて核テロに訴えた」 (ウクライナ・ゼレンスキー大統領)
ジュネーブ条約は、原発はダムや堤防と共に「軍事目標であっても、住民に重大な損失を場
合は、攻撃の対象にしてはならない」とされている。
ロシア、ウクライナ両国もこの条約を批准している。
ただ、戦時になれば、軍事目標にならなくても誤爆や誤射など受ける危険は高まる。
(朝日新聞 記名記事)
(3)北京パラリンピック2022開幕(朝日新聞2020.03.05)
ロシアのウクライナ侵攻が激しさを増す中での北京冬期パラリンピックの開催である。
ウクライナ選手は予定どうり20人全員が出場。
ロシアとベラルーシの選手は出場を認められなかった。
ウクライナの選手・ビタリー・ルキアネンコ(43)は、母国にいる妻と娘
と連絡が途絶えたという。不安を抱えながらの参加である。
パラリンピックは1948年、第二次世界大戦の負傷兵を受け入れていたイギリスの
病院で実施された競技会が始まりといわれている。多様性を認め合い、誰もが個性や
能力を公正に発揮できるよう願いが込められた「平和の祭典」に発展した。
(4)北京パラリンピック出場選手(朝日新聞2020.03.05)
アメリカ代表 ウクライナ出身
「生まれ故郷とウクライナの人々のことで胸が痛い。私はいつも、いつまでも
ウクライナの味方です」(オクサナ・マスターズ選手)
両手足が変形、内臓が欠損した状態で生まれた。孤児院を転々とした。7歳のとき、
米国人女性に引き取られ養子になる。
足を手術で切断し両足義足となり、リハビリの一環としてボートに乗った。
「風が心地よく、自由に動けた」。14歳、転機が訪れた。競技にのめりこんだ。
彼女は北京パラリンピックで、ノルディックスキー距離とバイアスロン女子座位
に出自場する。
「私はいつも母国(ウクライナ)を誇りに思っています。自分を形作ってくれた米国と二
つの国のために、レースに出るのが待ちきれない」
(マスターズ選手はツイッターに書き込んだ)
(5)ウクライナ
中学生のとき、おそらく地理の時間だったと思う。
ウクライナがソビエト連邦に属していたころ、彼の地は黒土に被われ、小麦の一大産地の
農業地帯だとならった。大人になっても、そのイメージが強く今度のロシアのウクライナ
侵攻で映し出される町の風景は、近代的な建物が並ぶ古い町並みで、私は時の流れと自分
が歳をとったことを実感した。
気になったので調べてみた。
16世紀以来「ヨーロッパの穀倉」地帯として知られ、19世紀以後産業の中心地帯として大き
く発展している。天然資源に恵まれ、鉄鉱石や石炭など資源立地指向の鉄鋼業を中心として
工業が発達している、とあり、私の記憶も間違いでないことに胸をなで下ろしました。
(ニュースの声№1) (2020.03.09記)
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