雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

あむじいのいっしょに読もう (3) 大型紙芝居・したきりすずめ

2016-05-14 16:29:54 | あむじいのいっしょに読もう

あむじいのいっしょに読もう(3)
              むかしばなし・大型紙芝居 したきりすずめ
  
誰でも知っている「昔ばなし」。
  あむじいの子どもの頃は「おとぎ話」と言っていた。
  何度も何度も読んでもらって、字が読めなくても
  そらんじて読めるようになった。

  今の子どもは、同じ話を繰り返し要求はしない。
  子どもたちの興味を引く素材が、たくさんあるからだ。
  絵本(あむじいの子どもの時と比べて、圧倒的に種類が多い)、テレビアニメ
  おもちゃ等々。キャラクターも豊富だ。
  (木陰のベンチに子どもたちが集まります)
  当たりはずれのない素材は、キャラクターものだ。
  アンパンマンなど、無難な素材を選べば、子どもたちはすぐ
  興味を示し集まって来る。 盛り上がる。
  
  だが、こういう素材選びは、子どもたちの豊かな感性を引き出し
  想像力を育てることはできない。

  たくさんの素材を提供し、子どもたちが自分に合った物語の世界を
  発見することも必要だ。

  「したきりすずめ」は「かちかちやま」、「うらしまたろう」
  と並んで代表的な日本昔話のひとつだ。
  (松谷みよ子脚本 堀内誠一絵)

   テーマは「いたずら」「やさしさ」「よくばり」だ。
   このキーワードをさりげなく、物語の中に織り込んで読む。
   だから、脚本どうりには読まない。
   子どもたちと、会話を展開しながら、
   子どもたちの口から、三つのキーワードか引き出せれば
   意図したことが成就される。

   「いたずらすずめ」と「やさしいおじさん」、「よくばりおばあさん」の関係を
   子どもたちは理解する。
                     
                     (豊かな自然の中で子どもたちは元気に遊びます)

(子だぬきがげたに化けたけれど……)
 テーマは「変身願望」「おかあさんのやさしさ」「頑張った子だぬき」だ。
 「みんなは何に変身したいかなぁ」と、「化ける」ではなく「変身」です。
 いきなり盛り上がって、子どもたちの変身願望が展開されます。
 ひとしきり皆の「なりたいもの」を聞いた後で、絵本の内容に入ります。
 「小さなたぬきさん」は、「げたに化けたんだって… あれれっげたにしっぽがはえてるよぅ」。
 「げた」って何だろ。「知ってる人ぉー」

 木陰の陽だまりの中で、楽しい時間が過ぎていきます。
 運動場で元気に遊ぶ子どもたちの声が聞こえてきます。

 

 

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