雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

高橋まゆみ人形展

2017-02-15 07:00:00 | つれづれに……

高橋まゆみ人形展 
     -おかえりなさい、故郷へ-

         
        人形のほとんどが「ご老人」です。
  時どき幼児が展示されていますが、
  これは、主役の「ご老人」を引き立てるための名脇役です。

  主役の「ご老人」は、老人でもなく、高齢者でもない。
  年輪を重ねた人の額に刻まれたシワひとつひとつが
  命を刻んだ年輪であり、
  尊厳に値するシワであり、
  腰の曲がりであり、
  少なくなった白髪なのだ。

  尊厳に満ちた「ご老人」なのだ。

  薄暗い会場の中で、
  おもわず
  「かあちゃん!」
 
       「とおちゃん!」
    
とつぶやいてしまいそうになる
  郷愁の風景だ。

  若くして夫を亡くし
  私を育ててくれた母の面影を彷彿とさせる。

  優しい「ご老人」たちが自然の中で、
  晩年を光り輝いて生きている。

       のどかな農村風景や、田んぼや野山で元気に遊ぶ子供たちなど、
       約100体の人形作品を情景展示にてご紹介します。
       日本人の心の故郷を見つめなおし、私たち自身が暮らす故郷の魅力を
       再発見できる展覧会です。(ポスターの説明文より抜粋)
           (つれづれに……心もよう№49)         (2017.02.14記)
   
 

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