Stoppages(複)『3つの停止原基』3つは多くのという意味を含んでいるのではないか。限りなく多くの・・・。
この古めかしい由緒ありげな秘蔵こそ、《なるようになる》という未来への訓告であり、《偶然こそが常に新しい基盤》であることを示唆しているのではないか。
長さ1メートルの3本の糸を高さ1メートルのところから彩色されたカンヴァスの上に落としたときのランダムな曲線(弧)を木製の細長い板に転写し削った3本の板。
いわば《偶然》の固定化である。炎、風、水…流体に持続(不変)はない。
絶対に不変に留まらない形態(自然)を不変に留める操作。自然への反逆、人間の傲慢である。
誠実に設えられた収納箱の中の不実な原基、これこそ人の為しうる発見であり、現象への冒涜ではないか。
この秘蔵こそが人類の発展の原初(源)に違いない。
写真は『DUCHAMP』ジャニス・ミンク(www/taschen.comより)
「出してやるよ。もう来るなよ。ばか。」
セロ弾きは扉をあけて猫が風のやうに萱のなかを走って行くのを見てちょっとわらひました。それから、やっとせいせいしたといふやうにぐっすりねむりました。
☆推しはかることに頼り、談(話)を詮(明らかにする)。
描くものを普く換(入れ替えると)、双(二つ)の講(話)が現れる。
あなたは、絶対に起りえないことだとお思いですか。お考えのとおりです。絶対に起りえないことなんです。しかしーまあ、あらゆることを保障することはできませんがーある夜、それが起るのです。もちろん、わたしの知っている秘書のなかには、こういう経験をした人は。だれもいません。
☆絶対に存在しないと思いますか、そう思います。絶対に存在しません、しかし、先祖の死はすべてを保証するでしょうか。
しかし、そうなるのです。確かに事件を知っている人は誰もいません。