オオアワダチソウ(大泡立草)を試食してみました。
オオアワダチソウを何とかできないか?に書きましたが、早速試す機会が訪れました。
萩の里自然公園久しぶりに歩いたところ、炭窯の前の草が刈られており、
オオアワダチソウの若くて軟らかそうなのが出てきていました。
早速先の方を採取し、胡麻和えと天ぷらにしてみました。
1分半ほど茹で、30分ほど水でさらしました。
炒めた人参とあわせ、白胡麻で和えてみました。ごま油を少々たらし麺つゆで味を付けました。
独特の香りがあり、結構いける味でした。(但し、私は何でも美味しくいただく方ですので…)
天ぷらです。香りは減りました。少し苦味を感じます。(色良くないのは油のせい)
試してみようと思われる方は、『毒と薬はさじ加減』をお忘れなく!
みんなで食べれば怖くない…???
ヨコスト原生花園に侵入したオオアワダチソウ 今後が心配です。
オニハマダイコンを食べてしまおう! に少し書きましたが、
オオアワダチソウの利用法に関する情報はほとんど見つかりません。
オオアワダチソウ(大泡立草)キク科 アキノキリンソウ属について
北大植物園ニュース フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セイタカアワダチソウのように大群落をつくらないと書いてありますが、
白老辺りでは、オオアワダチソウが席巻しつつありますが、セイタカアワダチソウも見られます。
セイタカアワダチソウにつてはこちらに詳しく書かれています。
いずれ自分の毒で消えるといいますが、競争に負けて失われる植物のことなどを
考えると…
オオアワダチソウの利用法は探せませんでしたが、
同属のセイタカアワダチソウについては幾つかを発見しました。
①セイタカアワダチソウを方の食べ方 時期的にはやはり軟らかい初夏が適しているようです。
②セイタカアワダチソウの入浴剤に関する情報(1) (2) (3)乾燥肌に良いようです。
”蕾から花が開く寸前後のものを用います。花部(てっぺん)から30センチほどを切り取り、
水洗いをして5~7日乾燥する。
乾燥後、花部を切り取り、小さなメッシュの袋に入れて煮出す。これを浴槽に混ぜ入れる。”
これなら出来そうですが、残り湯を洗濯に使えるかは??
③セイタカアワダチソウの薬草茶 美味しいかどうかは不明です。
お茶や入浴剤に興味がある方は、今が採取に最適な時期ですよ。
④草木染めの染めの材料にもなるようです。
食べるにせよお茶にせよ、味見程度からがよいでしょう。毒と薬はさじ加減だと思います。オオアワダチソウは私も試していません。
子供の頃、ラジオでどこかの大学の「なべの会」の話を聞いたことがありました。
ずーっと、北海道大学だと思い込んでいましたが、早稲田大学でした。
早稲田大学なべの会 OB会
オニハマダイコンを食べてしまおう!!
今日、めむの会の観察会「アヨロ海岸散策」の下見で登別漁港の海岸へ行きましたが、
ここにもオニハマダイコンがありました。
ヨコスト原生花園の観察会で、オニハマダイコンを観察しましたが、
昨年よりは増えているように見えます。白老港 東の海岸にもあります。
オニハマダイコン(鬼浜大根) アブラナ科
オニハマダイコンについてはこちらが詳しく書いてあります。
このオニハマダイコン、危険な帰化植物なのか調べてみました。
北海道ブルーリストに載っていますが、環境省の要注意外来生物リストには見当たりません。
こちらには、欧米では葉を食用にすると書いてあります。
京丹後のおやじのうんちく日記 には
『詳しくは分かりませんが、新芽は食べられます。(^^)』と書いてあり
それでは食べてみようと採取、さっそく試食してみました。
採取したもの(枝の先の軟らかい部分を採取、筋っぽくなく意外に軟らかい)
さっと茹でたもの
京丹後のおやじさんのお奨めにしたがい茹でて和え物(酢味噌和え)にしてみました。
やや、ほろ苦さがありますが、まずまずの味です。
同じアブラナ科のナノハナ(菜の花)の苦味よりやや強い程度です。
残りを、たまたま冷蔵庫に残っていたコンニャクと、油でさっと炒めて醤油で食べてみました。
ほろ苦さはほとんど変わりませんが、なかなか美味でした。
お酒の肴に良いかもしれません。ただし、たくさん食べるとこの「苦味」が体に良くない場合
が多いので、食べてみたい方は少し味見をしてみるほうがよいでしょう。
菜の花の方は、苦味成分が分解して出来る辛味成分のイソチオシアネートの一種に
抗腫瘍性を有することが報告されているそうです。
「苦味の実体…成分」にいて、何時かわかればお知らせいます。
野菜と山菜の間の「越えられない川」は、この辺りにあるのではないでしょうか?
山菜が野菜になる条件は他に、栽培技術(その植物の生育に適した環境をつくることができること)、
栽培が経済的に成り立つことなどではないでしょうか?
近頃、「山野草の危機」を感じます。食べられる植物はなおさらです。
近年の山菜ブーム?や、最近の食料危機(現時点ではややオーバー?)、エゾシカの増加。
萩の里自然公園では、オオウバユリがエゾシカにより危機を迎えています。
団塊世代の大量退職で、乏しい生活費、かといって適当な仕事も無い、
暇を持て余す人の増加も影響しているようにも思えます。(私もその一人か?(笑い)
今は昔と違い、地域に人口が多いし、車はあるし、札幌からでも採りに来るし、
白老から日高方面まで採りに行くetc。山菜が置かれる状況もちがます。
「根こそぎ採らなければ大丈夫」これも間違いです。
春に芽吹いた山菜の若芽(地上部)を採る。一人ではなく多くの人が次からやってきて。
その植物は来年また芽をだすエネルギーをどうして得ればいいのでしょう。
光合成は葉がないと出来ませんよね。(昔中学校でならったとおもう)
種で子孫を残すものは実を結ばないとどうなりますか?
ほんの一握りで季節を楽しむ、その程度にしたいものです。
(両手にレジ袋、冷凍保存などとんでもないと思いませんか)
また、ラン(蘭)マニア?の増加や、ガーデニングブームで「山野草ガーデン」も
広がる気配を見せています。
さらに、繁殖力旺盛な帰化植物、白老では特にオオアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属)が
どんどん勢力を増大させています。同属のセイタカアワダチソウも見られますが、
オオアワダチソウが圧倒的に多いです。
セイタカアワダチソウを方の食べ方を発見しました。同属なので、今度試してみたいと思います。
○一度行ってみたい、石狩市 石狩浜海浜植物保護センター