白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

登別・白老(虎杖浜)地域マリンビジョン計画とは何だろう?

2008-08-26 22:44:50 | 団塊ジジイの寝言
登別漁港の東の端に、アフンルパロ(あの世への入口)とういアイヌ民族にとって
大変大切な場所があります。

アフンルパロとは  高田寅雄氏について



写真にあるロープから手前(西側)では、現在防波堤の拡張と、昨年まで海浜植物
豊富にあった砂丘部分に砂利を敷き、何かの用地にするような工事が行なわれています。

この工事自体は今年度で終わると工事の標識に書いてありますが、
「このままでは、平成22年には、アフンルパロに近づくことが出来なくなってしまう」とも聞いております。
何がどのようになるのか私にはわかりません。
白老と登別の境界は漁港に流入する小さなフシコベツ川で、「アフンルパロ」がある所は白老です。

少し調べてみました。

国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部HP

室蘭民報記事

登別・白老(虎杖浜)地域マリンビジョン計画(登別市のHP)


この計画のコンセプトは
“ 「環境(資源・衛生)を基盤とした「観光(景観・温泉)」との熱い連携
そして 深い「感動(食・交流)」を ” だそうです。

そうだとすると理解に苦しみます。「文化」の文字が無いのもいかがなものでしょう。

これからは、「知ることを楽しむ」人々も多くなるのではないかと思っています。
 NHK教育TV番組 知るを楽しむ

なぜ白老町のホームページに何も書いてないのでしょう。
議会記事録にそれらしき記載があるだけです。

「アフンルパロ洞穴を守って」と白老町広報「げんき」に書いてあるのに??

余談ですが、このへんがンターネットのいいところはこんなところです。

思い出しました。「げんき」は、町内会連合会が編集しているのです。

協働だとか住民参加を標榜してきた白老、イオル誘致した白老、
財政的にも厳しい白老、今こそ、その真価が問われていると思います。
情報共有なくして協働はありえないはずです。

私も自分の住む町のためにと思ってやっているわけなのですが。(余計なお世話かもしれませんがネ)
チョット怒りがこみ上げてきましたが、少し冷静になり、
先ずは、計画の具体的内容を調べつつ成行きに注意したいと思います。
行政が一度決めたことを覆すのは難しいのは色々な例からわかるので
のんびりとはしてはいられないとも思いますが。

私もこのビジョンにつて少し考えてみたいと思います。
考えるための材料はとりあえず、

我が国における資源管理の現状と課題(水産庁 平成20年4月24日)

第六次産業

北海道の6次産業化会議

「自主・自立」でここまでやってきたと思うのです。
お客の私の立場では、バスはもちろん、乗用車でも停められる公共の駐車場ないことが不便ですが。

虎杖浜グルメコース


あとは、スケソウの本体があまりに安価に売られていることや、白老登別地域の育てる漁業の状況など。
こんなことやこんなことこれも あります。応援できたらいいと思うのですが。

※何かと試行錯誤しましたが、これが一番でしょう。
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~アヨロ海岸散策~ 終了しました

2008-08-26 20:23:45 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
        ~アヨロ鼻灯台やアヨロ海岸を散策~ 終了しました。

20名を超える多数のご参加ありがとうございます。
あいにくの強風で波が高く、海岸を歩き景観を楽しんでいただくことが出来ず残念でした。

アヨロ鼻灯台(カムイエカシチャシ)では場所が狭く行き届かない面があったと思います。反省点です。

ここのクズ(葛は)、ほとんど花を終わらせていました。道産子の私はここでクズを始めてみました。

菱形に近い形でたくさん見えるのがクズの葉です。
北アメリカでは、侵略的外来種に指定されているが駆除ははかどっていないそうです。



黄色いのは、オオアワダチソウ(大泡立ち草)の花です。
これは、逆に北アメリカ原産の帰化植物です。
本州では、同属のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が問題になっているようですが、
白老では空地や道端など、オオアワダチソウが席巻しそうな勢いです。
ここでは、日本のクズとオオアワダチソウが戦っている感じです。


登別漁港の付近にある「アフンルパロ」(あの世への入口)では、アイヌ文化に詳しい協力会員の
お話に、拍手をいただきました。今までになかったことです。

ここの海岸は砂浜が広く、少し散策できました。
帽子が飛ばないよう押さえています。



強風のおかげで小さいですが”波の華”を見ることができました。
自然は、天候が悪くてもそれなりに予期せぬプレゼントをしてくれるのもなのですね。


※ 昨年から5回ほどこの地域を訪れて思ったこと。

この付近には、擦文(縄文)文化遺跡(国道30号線トンネルオープンカット工事のため一部発掘)
がいくつもあるようです。
アイヌの人々も住んでいた(コタンがあった)。
その後、新潟県から移住され方が住んでいたこと、などを考えると
この付近は、近代のような土木工事の技術がない時代には、住みよい場所であったのだろうということです。
アイヌの人たちにとって大変重要な地域であること。
景観もすばらしく、アイヌの人達が利用した植物なども豊富で、
白老の住民として、いつまでも大事にしたい地域であると思いました。



※アイヌの歴史や文化について知りたい方の入口

アイヌ民族博物館

  ○アイヌ文化入門

  ○アイヌの物語や絵本が貴重な音声、文書で見ることが出来ます。

知里森舎

平取町立二風谷アイヌ民族博物館

アイヌ文化振興・研究機構

  ○擦文文化からアイヌ文化

  ○アイヌの歴史

北海道大学 アイヌ・先住民研究センター これから充実する?
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