萩の里自然公園でエゾシカに出会った。立派なオスだ。
体や角は黒々とし精悍な顔つきをしている。首の下の背中には黒いたてがみがあるように見える。
窓辺の小太郎によると、エゾシカの角と年齢には関係があるという。4才くらいに見える。
エゾシカの繁殖期は10月がピークで、オスは自分の尿を泥とともに体中に浴びる。
体や角を木にこすりつける。その体を地面や木にこすりつけては匂いをつけなわばりを主張する。
また、盛んに角こすりをするという。少し違うようだ。彼はいったい何をしているのだろうか?
角に泥を付けて黒々と如何にも強そうに磨き上げているように見える。他の雄との戦いの練習かもしれない。
見ている私にも自分の強さを誇示しているようだ。一仕事終えたように堂々と笹薮に消えていった。
「エゾシカの道」が目立ち始めた。何頭くらいのエゾシカがこの公園と周辺で冬を過ごすのだろう。