萩の里自然公園に、ゴボウ(牛蒡)が現れた事は2015/08/27
ゴボウ(牛蒡)キク科 萩の里自然公園の野良ゴボウ ↓ に書いた。
https://blog.goo.ne.jp/shiroikumo_2004/e/e18c5a3029385eb5d579802be8e1e4e9
場所は№5炭窯跡の前。(皆伐更新実験にも二株)2015年は、同じ場所に4株だけであった。珍客だと思い紹介しただけで忘れていた。
ところが、ゴボウ大量繁殖…原始林 迫る外来植物(読売新聞 2016/06/12)
「札幌の円山公園でゴボウが大量に繁殖している。植生を乱す恐れがあるため、市民団体が駆除に追われている。畑で栽培されたものが拡散したとみられる。ゴボウは外来植物で、生命力が旺盛。根絶への道のりは険しく、隣接する国の天然記念物「円山原始林」への侵入も懸念されている。」というのだ。
萩の里では大勢のボランティアなど無理なので、一人でも何とかできないものかと、改めて、梅沢俊さんの「新北海道の花」で調べると「2年草」となっている。
もし「2年草」であれば、2年目に花を咲かせればその株は終りのはずだ。
ただ、花を咲かせると毛の付いた多量の種を作ってしまう。
根の養分を使い花の茎を上げて、開花しようとするタイミングで地上部を刈取れば、その根も枯れるし、新たな種も作らず駆除できるのではと考えた。
2017年秋、花を付ける為に茎を上げた3株と1年目と思われるゴボウが多く増殖していた。
早速2017年8月21日 開花寸前の3株を刈取った。
(1年目の株はそのまま残した)↑
翌年、2018年5月14日 標をしておいた所を確認すると、予想どおり3株すべて「枯死」していた。
ところが周囲には、今年発芽したと思われるゴボウが多数生えているではないか。
何故だろう?
さらに調べると、ゴボウは自家受粉で種子を作ることがわかった。
刈取った時期が開花寸前だった事、刈取ったものをその場に放置したことにより、茎の栄養を使い自家受粉で種子が出来てしまった事が考えられる。
今年2018年は少し早く7月27日 昨年同様に茎を上げた10株を刈取り、刈取った茎や枝から全ての「蕾」を取りポリ袋の中で腐らせてから処分した。
(ゴボウは手前で奥の方はアキタブキ)↑
1年目のゴボウもたくさんあったので、来年も同じ作業を行う必要があるのは間違いないが、結果はどうだろう。
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