白老の自然情報

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冬のウヨロ川 静寂の川にサケの稚魚 

2017-01-07 12:08:57 | サケの観察

久しぶりにウヨロ川へ。

新ウヨロ橋の袂で車から降りると、クワックワッと一声かん高く聞こえてきた。

「今年も来たのにどうしてアンタは来なかったのか!」と言っているようだった。

2羽のオジロワシのシルエットが遠くに見えた。

川は実に静かだった。

 

キタキツネも食べ物を探しには来ているらしいが、河原の雪原には、ホッチャレの姿は無かった。

サケのその後」のような光景は見られなかった。

 

食べ物を求めてさまようキツネの姿が目に浮かびます。

河原から離れた雪原の方が足跡が多くあるので、河畔林でネズミを探しているのかもしれません。

オジロワシもネズミ、或いはキツネを狙っているのかもしれません。

下流域には10年ほど毎年来ていたオオワシの姿は無かったが、近くにオジロが1羽と飛翔するオジロが1羽見られた。

 

 

昨年は9月にまとまった雨が一度あっただけで、それ以降の川への遡上は極めて少なかった。

期待はしなかったが、この時期に稚魚の姿を何度か見た、湧き水だけによる小さな川を覗いてみた。

今年も稚魚が浮上していました。

 

 

この場所は、2010年10月9日に産卵しようとするサケの姿を撮影した場所の3mほどしか離れていません。

2010年10月9日撮影の動画

今泳いでいる稚魚達は、このカップルの子孫かもしれません。

 

良く見るとウヨロ川本流でも稚魚の姿を確認できました。少し安心しました。

ウヨロ川本流のサケの稚魚

 

昨年ウヨロ川へのサケの遡上が少なかったのは、河口近くに設置されたウライを乗り越えるような増水は、9月の一回だけだった事が主たる要因だろうと思います。

海での漁獲も1昨年の半分ほどしかなかったそうなので、回帰したサケそのものが少なかった事もあるでしょう。

もう一つの要因はウライではないかと思います。

2011年のウライ(少ない増水でも枯草や小枝が流れてくると、柵が下がりサケが遡上できる)

 

 

昨年のウライ(最近雨の降り方の変化に対応したものと思われます。)

 

 

敷生川でのウライの設置を取り止めた事もあり、その分の孵化事業の卵の数を確保する必要もあるようです。

 

天気が良かったので楽しくウォーキングできました。

 

 

河原のヨシ

 

 

雲のベールをかぶったホロホロ山とオロフレ山

 

 

オニグルミとその愉快な冬芽 

 

 

大きくなって写すのが難しくなってきた、イレスナイ川のふちのキハダの冬芽

 

 

カツラの雌木の冬芽、去年の果苞が目立ちます。

 

 春はしばらく先ですね。

 

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