エゾエンゴサク(蝦夷延胡索) 撮影 2007/04/26 ポロト自然休養林
■ケシ科 キケマン属 多年草 スプリング・エフェメラル(春植物・春の妖精)
■分布: 北海道・本(北部・中部)
■開花時期:4月下旬~5月
■林縁や明るい林内に生え、大きな群落になる場合もある。
■和名の由来:地下の塊茎を乾燥したのが漢方薬の「延胡索」。この中国名がそのまま使われている。
■繁 殖:花粉を媒介してくれるマルハナバチの活動が鈍い早春に花を咲かせる植物だけに,
長いものでは1ヶ月間も次々に花を咲かせ続けるのは、ハチの訪れを待っているのだそうですが、
すでにセイヨウオオマルハナバチによる影響を受けているようです。(株アレフ)
花の長い筒状の部分の奥に蜜を分泌して、マルハナバチにもぐり込ませて確実に受粉をしてもらう戦略のようです。
横から直接ブスッと穴を明けて蜜を吸うセイヨウオオマルハナバチでは受粉をしてもらえないわけです。
フクジュソウと同じように、種子運搬をアリ(蟻)に依存し、発芽してから花をつけるには
3年はかかるという。環境の変化に対応して移動する事はできないでしょう。
■花の色は青、紫、赤紫、白、葉の形など変化が多い。
花が白いタイプ 撮影 2007/04/29 白老町クッタラ湖畔
葉が細いタイプ 撮影 2007/06/17 白老町ブウベツ川流域 エゾエンゴサクの変種?
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