白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

~アヨロ海岸散策~ 終了しました

2008-08-26 20:23:45 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
        ~アヨロ鼻灯台やアヨロ海岸を散策~ 終了しました。

20名を超える多数のご参加ありがとうございます。
あいにくの強風で波が高く、海岸を歩き景観を楽しんでいただくことが出来ず残念でした。

アヨロ鼻灯台(カムイエカシチャシ)では場所が狭く行き届かない面があったと思います。反省点です。

ここのクズ(葛は)、ほとんど花を終わらせていました。道産子の私はここでクズを始めてみました。

菱形に近い形でたくさん見えるのがクズの葉です。
北アメリカでは、侵略的外来種に指定されているが駆除ははかどっていないそうです。



黄色いのは、オオアワダチソウ(大泡立ち草)の花です。
これは、逆に北アメリカ原産の帰化植物です。
本州では、同属のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が問題になっているようですが、
白老では空地や道端など、オオアワダチソウが席巻しそうな勢いです。
ここでは、日本のクズとオオアワダチソウが戦っている感じです。


登別漁港の付近にある「アフンルパロ」(あの世への入口)では、アイヌ文化に詳しい協力会員の
お話に、拍手をいただきました。今までになかったことです。

ここの海岸は砂浜が広く、少し散策できました。
帽子が飛ばないよう押さえています。



強風のおかげで小さいですが”波の華”を見ることができました。
自然は、天候が悪くてもそれなりに予期せぬプレゼントをしてくれるのもなのですね。


※ 昨年から5回ほどこの地域を訪れて思ったこと。

この付近には、擦文(縄文)文化遺跡(国道30号線トンネルオープンカット工事のため一部発掘)
がいくつもあるようです。
アイヌの人々も住んでいた(コタンがあった)。
その後、新潟県から移住され方が住んでいたこと、などを考えると
この付近は、近代のような土木工事の技術がない時代には、住みよい場所であったのだろうということです。
アイヌの人たちにとって大変重要な地域であること。
景観もすばらしく、アイヌの人達が利用した植物なども豊富で、
白老の住民として、いつまでも大事にしたい地域であると思いました。



※アイヌの歴史や文化について知りたい方の入口

アイヌ民族博物館

  ○アイヌ文化入門

  ○アイヌの物語や絵本が貴重な音声、文書で見ることが出来ます。

知里森舎

平取町立二風谷アイヌ民族博物館

アイヌ文化振興・研究機構

  ○擦文文化からアイヌ文化

  ○アイヌの歴史

北海道大学 アイヌ・先住民研究センター これから充実する?
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