白老の自然情報

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萩の里自然公園 オオアワダチソウ引抜き日記5

2012-07-14 16:13:26 | 萩の里自然公園

萩の里自然公園 オオアワダチソウ引抜き日記 7月8日の続きです。

 7月10日

私は植物の観察等をする場合、基本的には散策路で行います。今回オオアワダチソウを引抜くために、散策路からどんどん中へ入っていく事になり、かなりひどい事になっていることがわかりました。オオアワダチソウが分布を広げている他にも、ハンゴンソウ、オニシモツケ、アザミの仲間の3種が大きなかたまりをつくりながら分布を拡大して、この付近を埋め尽くしてしまったと言って良いと思います。これら大型の植物の下にはほとんど何も生えていません。

 

他の植物が地上に現れる前に咲くスミレの仲間などわずかです。周囲も日当りが悪く、生えている植物まともな姿ではありません。

 

 

林の縁で咲くツルニンジン(ジイソブ)は、花を見る事ができるかもしれない。開花時期は8月末頃。

ここ数年、何故かこれら大型の植物だけを残し他を刈り払っているように見えました。「うっそうとした草原」という言い方があるならぴったり当てはまります。

もう一つは、オオアワダチソウは日当たりを好む事。草原状のエリアの最も下部の送電線付近には殆んど分布していないことが分かりました。ハンゴンソウ、アザミの仲間も同様です。オニシモツケは、林の縁や明るい林にも見られる。これらの勢力を弱めるために、オオアワダチソウを引抜き(或いは刈取り)、ハンゴンソウ、オニシモツケ、アザミの仲間を刈取ると、殆どなにも残らなくなると言っても過言ではない状態です。

オオアワダチソウ引抜き+小型の植物の発掘作業しているようなものです。しかも小型の植物のほとんどは、太陽光不足により、今年花を咲かせるものは殆んど期待できないようだ。 発掘されたトモエソウ(中央)

 

数年前まで散策路であったところは、これら4種が少なく、クルマバナ、イヌゴマ、オトギリソウ、キンミズヒキ、ヤクシソウ、アキノキリンソウ、ヒメシロネなどシロネの仲間、そしてトモエソウなどが見られ、来年はかなり期待できそうな様子でした。そこにそれと無く小道(写真中央)を復活しようと周囲の4種を除去しました。

 

 

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